NECのオープン光400Gトランスポンダ製品が、通信機器のオープン化に取り組むグローバルなコミュニティ「Telecom Infra Project」(TIP、注1)が推進する、光伝送領域のオープン化に向けた「Phoenix(フェニックス)」プロジェクト、および「Mandatory Use Cases for SDN Transport (MUST)」プロジェクトより、その要求仕様を満たしていることを証明するBronze Badge認定を獲得しました。
Phoenixは、NTT、Telia、Telefonica、Vodafone、Deutsche Telekom、MTNが参加するTIPのOpen Optical and Packet Transport (OOPT、注2)グループが定義し、ネットワークオペレーターとしての要求仕様をまとめ、光IPネットワーク領域のオープン化を目指しています。またMUSTも同様に、前述のオペレーターに加え、Telecom Italia, Turkcell, Orange and China Mobileが参加するプロジェクトグループにより要求仕様を定義され、SDNベースのトランスポートネットワークを推進しています。
NECのオープン400Gトランスポンダは、ハードウェアとソフトウェアを分離したアーキテクチュアを採用しており、オープン市場に供給されるホワイトボックスのハードウェア上に、NECがオープンソースソフトウェアをベースに開発したNetwork Operating System(NOS)ソフトウェアを搭載しています。本製品には、OpenROADMやOIFなどで標準化された400GのCFP2-DCOを組み合わせることが可能で、NECはこれらを活用したシステム全体をインテグレーションする役割を担っています。
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NECのオープン光トランスポンダ製品
NECは、ネットワークから端末に至るすべての通信を光ベースの技術で構築する「オールオプティカルネットワーク」の市場創出を目指し、光伝送装置のオープン仕様に準拠したオープン光トランスポート装置「SpectralWave WXシリーズ」を10月より販売しており、今回Bronze Badge認定を獲得した製品はこのシリーズの一部に該当します。
本件に関するコメントは以下のとおりです。
Phoenixは光ネットワークにおける重要な取り組みであり、今回TIPの要求に準拠した初の製品が実現されました。このプロジェクトはネットワークオペレーターに、既存システムの容量を拡大するための柔軟なモデルを提供します。さらに多くの製品がTIP Exchangeのリストに掲載されることを期待します。
Meta Platforms Inc.、Connectivity Technologies & Ecosystems Manager、Hanson Tuang 氏
NECは、オープン光トランスポンダの製品化によりオープン化へのコミットメントをさらに強化しました。今後も引き続き、通信事業者が提供する多様なサービスの実現を支え、グローバル市場へのビジネス拡大に取り組んで参ります。
NECフォトニックシステム開発統括部 シニアディレクター 佐藤 壮
以上
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<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC
第一ネットワークソリューション事業部
E-Mail: openopt_inquiry@domestic.jp.nec.com
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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