大日本印刷株式会社(DNP)は、注文住宅の商談等に使う住宅用プレゼンテーションソフトのデータを最短15秒*1で高精細なVR(Virtual Reality:仮想現実)データに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」*2を提供しています。今回、このソフトウェアの「メタバース版」を開発し*3、住宅プランのVRデータを、PC・タブレット端末・スマートフォン等のWebブラウザで、複数名が同時に閲覧できるサブスクリプション(定期払い)サービスとして2023年5月より提供開始します。
「メタバース版」によって、ハウスメーカーや工務店等の住宅事業者と施主がショールーム等のリアルな場に集まらなくても、VR空間内で自由にウォークスルー(移動)しながら、住宅プランを検討することができます。「VRプレゼンゲートウェイ」同様、施主の理解を深めて購買への意思決定を促し、打ち合わせの時間や回数を縮減するという提供価値に加え、場所や機材の制約に縛られない利便性を実現するなど、住宅事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)にもつなげていきます。
*1 当社環境における試験による実測値
*2 「VRプレゼンゲートウェイ」についてはこちら → (リンク »)
*3 「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」についてはこちら → (リンク »)
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【「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」開発の背景】
住宅事業者と施主の商談において、PC等で完成イメージをシミュレーションして表示する住宅用プレゼンテーションソフトの利用が広がっています。DNPは、これらのソフトで作成した3Dデータを“速く、かんたん、キレイに”VRデータに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」を提供しています。近年は、時間や場所の制約が少なく、簡単に実施できるオンライン商談のニーズも増えており、今回、インターネット上の仮想空間・メタバースで住宅事業者と施主が住宅プランを共有・体験できる「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」を開発しました。「メタバース版」の導入によって、高精細VRデータを活用したバーチャル空間でのウォークスルーなどを容易に実現できます。
なお、「メタバース版」開発にあたっては、住宅用プレゼンテーションソフト「Walk in home(ウォークインホーム)」の開発元である株式会社DTS(本社:東京)と「VRプレゼンゲートウェイ」ユーザー企業および販売代理店各社から、住宅販売業界の発展に資するという志のもと、必要な機能やパフォーマンスに関する様々なご意見をいただきました。こうした声は「メタバース版」の今後の継続的なバージョンアップにも活かしていきます。
【「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」の特長】
1.“速く、かんたん、キレイに”に加え、“いつでも、どこでも”高精細VRの住宅プレゼンテーションが可能
「メタバース版」では、住宅事業者が住宅用プレゼンテーションデータをクラウド環境にアップロードしてVRデータに変換します。営業担当者や施主が異なる場所やデバイスで、VRデータに変換した住宅プランに同時にアクセスして商談できるため、時間と場所の制約を受けにくくなります。「VRプレゼンゲートウェイ」の“速い、かんたん、キレイ”という従来の提供価値はそのままに、“いつでも、どこでも”利用できる利便性を加えました。
現在は、株式会社DTSの住宅用プレゼンテーションソフト「Walk in home 2022」*4で作成したデータに対応しており、今後、対応ソフトを拡げていきます。
*4 Walk in homeのWebサイトURL → (リンク »)
2.専用機材が不要なため、施主の自宅でもVR体験が可能
「メタバース版」は、CG描画用に特化したPCを必要とせず、生活者が広く利用するPCやタブレット端末、スマートフォン等のWebブラウザで利用できます。専用のデバイスやアプリケーションが不要なため、“どこでも”VRデータを活用した住宅プレゼンテーションが行えます。
また、住宅事業者の担当が同席しなくても、施主は自宅等で好きな時間に、自由にウォークスルーなどを行いながらプランを確認できます。
3.サブスクリプションサービスとして提供
「メタバース版」のサービスは、サブスクリプション型で提供します。各企業の初期コストを下げることで、導入しやすくします。
【今後の展開】
DNPは、「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」をハウスメーカーや工務店、リフォーム会社など、住宅販売市場に提供していきます。この「メタバース版」は、2021年からDNPが推進しているXR(Extended Reality)コミュニケーション事業の一環と位置付けており、メタバース関連の多様なサービスとも連動を図り、機能拡張などを進めていきます。
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