Autodesk、製造業向けクラウド「Fusion」の機能を拡張

オートデスク株式会社

From: Digital PR Platform

2023-11-16 10:00


米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/代表取締役社長兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト)は本日、製造業向けクラウド Autodesk Fusion(TM) において、AI を活用した機能を拡張しました。

Autodesk Fusion(以下、Fusion)は、チーム間の情報流通を妨げる分断されたツールによって引き起こされる障壁を取り除くことで、設計・製造のあり方を変革します。Fusion は、CAD、CAM、CAE、PCB の設計機能を統合し、PLM、PDM、MES のソリューションを接続する製造業向けとしては初のクラウド製品であり、製品の開発・製造のライフサイクル全体においてプロセスを合理化します。

従来、製造業では製品開発のさまざまなフェーズで複数のツールに依存しなければならず、チーム間においてデータの引き継ぎが複数回必要でしたが、Fusion はこれらすべてを 1 つにまとめることが可能になります。1 つのワークフローで変更があった場合、自動ですぐにユーザ全体に反映されるため、共同作業者の内、誰かが古いモデルのまま作業を続けるということがありません。このような厄介な問題が解消され、ユーザ全員の時間を節約することができます。

これを可能にするのが、Fusion の心臓部ともいえる Autodesk のデータ モデルです。
クラウドベースのデータ モデルを利用して、お客様のワークフローを自動化・合理化することができます。さらに、今年の Autodesk University(AU)で発表した Autodesk AI は同じクラウド データを利用することで、反復作業を不要にします。これにより、従業員がより高価値でクリエイティブな作業に専念できるようになります。

Autodesk AI: (リンク »)

現在、Inventor と Autodeskの設計用ソフトウェア(Revit、Fusion、AutoCAD)の間でスムーズにデータのやり取りができるようになっています。また、Autodesk のデータ モデル API を使用すれば、パートナーやサードパーティの開発者も Fusion 用のモデルを構築できます。

設計から製造まで、すべての段階で AI を活用
Fusion は、製品開発ライフサイクルのあらゆる段階で、お客様のために絶えず AI を活用しています。Fusionにジェネレーティブ デザインを最初に取り入れたのは 6 年以上前のことでした。今では、AIを利用することでありとあらゆる機会を切り開き、反復的なプロセスを自動化し、製造現場の作業の分析を行ない、創造性を強化しています。


(リンク »)

インダストリアル デザイナーの作業を補強するジェネレーティブ AI テクノロジーが、
オートデスクの自動車デザイン スタジオ ツールに登場します。



●生成 AI を使ったコンセプチュアル デザイン
Autodesk は先ごろ、Blank.AI を買収しました。これにより、業界をリードする生成 AI 技術がもたらされ、工業デザイナーの仕事を拡張して、3D コンセプトをわずか数ミリ秒で作成できるようになりました。同技術は、最初に Autodesk の自動車デザイン スタジオ ツールで採用されました。過去の仕事を集めた企業のライブラリからデータを引き出し、既存のデザイン スタイルとガイドラインに基づいた新しいコンセプトを迅速に生成します。

Blank.AIについて: (リンク »)


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Fusion では、ボタンをクリックするだけで、3Dモデルから完全な寸法の2D図面を作成する機能を提供します。


●自動図面作成機能
製品設計において最も時間のかかる作業の 1 つに、2D 図面作成があります。
3D 設計を行っても成果物としては2D図面の提出を求められることが、まだまだ多くあります。そしてこの 2D 図面作図に時間を取られることが、作業工数削減の大きな障壁となっています。この作図の手間を大きく削減できる機能が登場します。ボタンをクリックするだけで 3D モデルを完全な 2D 図面に変換できる自動図面作成(Automated Drawings)機能の提供が間もなく Fusion で開始されます。




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Fusion の CloudNC CAM Assist Automation アドインを使用して 3D モデルを数秒で 3 軸による加工パスを作成できます。


●ツールパスの自動化
Fusion は、業界をリードするパートナー企業との協業により、テクノロジーのシームレスな連携を可能にします。その一例が、AI を活用した CNC ツールパス自動化のためのCloudNC アドインです。CloudNC の利用により、ツールのプログラミングにかかる時間が最大で 80 % 短縮されます。

提携と買収による機能の拡張

Fusion の価値を高め、設計・製造のワークフローを改善する主な機能拡張:

●Cadence: (リンク »)
Autodesk は、集積回路からプリント基板までの広範な分野において、電子システム設計ツールのリーディング カンパニーである Cadence と協力しています。Cadence は Autodesk プラットフォーム エコシステムの一部として統合されています。これにより、同社の PCB 設計機能が Fusion と直接接続され、データの双方向のやりとりが可能になります。

●FlexSimの買収: (リンク »)
Autodesk は、FlexSim を買収する契約を正式に締結しました。FlexSim は、工場や物流センターのオペレーターの生産プロセスの最適化を可能にする、離散イベント シミュレーション技術を取り扱うプロバイダーです。工場の設計データと運用データをつなぐ重要なリンクを提供し、デジタル工場の企画・設計から建設・運営までを全面的に支援します。この買収により、工場運営、建築設計、および建設のソリューションの強みを 1 か所にまとめることができます。




(リンク »)


Fusion のコンフィギュレーション機能では、1 つのモデルから複数の設計バリエーションを作成・管理することが可能であり、
設計・製造のワークフローにかつてないほどの柔軟性がもたらされます。


●コンフィギュレーション: (リンク »)
コンフィギュレーションは Fusion の強力な新機能です。1 つのファイルから複数の類似製品モデルを作成できるもので、個別に作成したファイルを管理する手間がなくなります。構成ごとに、異なるファイルを新たに作る必要がなく、設計変更も容易に行えます。すべての情報が 1 つのファイルに格納されているので、読み込み時間が短くてすみ、閲覧・管理が容易に行えます。

テクノロジー活用による、競争優位性の向上
このような新しい仕事の仕方により、Rivian をはじめとする複数の企業がすでに競争力を高めています。


(リンク »)


最新鋭のクルマを生み出すために、Rivian は新たな手法で設計と製造に取り組みました。Rivian は、ラピッド プロトタイピングに Fusion を、スマート ファクトリーの設計に Autodesk Revit をそれぞれ使用しています。加えて、Autodesk Alias の設計ツールと Autodesk VRED のバーチャル リアリティを組み合わせることで、分散した複数のチームに単一の没入型のデザイン レビュー体験をもたらしています。
クラウドを利用することで、設計・製造組織全体でデータ接続が難なく行えます。これにより、業務効率が向上し、アジリティ(俊敏性)、イノベーション、創造性が促進されます。

力強さを増す Fusion の機能と価値
Fusion は、これまで以上に高い機能と価値を提供するようになっています。

Autodesk では、拡張機能とのバランスを考え、Fusion の追加機能と、提供される価値に関するお客様のフィードバックを反映したものになるよう、価格を設定しています。これらの変更の詳細については、Fusion Blog をご覧ください。

Fusion Blog:
(リンク »)

今年の AU では、Fusion に関する全容をジェネラルセッションやシアタートーク、セッションでも紹介しますので、 無料のデジタルパスを取得の上 AU にご参加ください。

AU 2023 デジタルパス(無料): (リンク »)

Autodesk/オートデスクについて
世界のイノベーターやデザイナー、エンジニア、ビルダー、クリエイターが、より良い世界のデザインと創造をサポートするオートデスクに信頼を置いています。生活や仕事を行うビル、運転する車とそれで渡る橋から、使用する製品、刺激的な映画やゲームまで。オートデスクのデザインと創造 (Design & Make) のプラットフォームが、この世界の創造をサポートするテクノロジーと、ビジネスや地球へより優れた成果をもたらすために不可欠なインサイトとデータを提供します。詳細については、 (リンク ») をご覧になるか、オートデスクのソーシャルメディアをフォローしてください。

セーフハーバー条項
本プレスリリースには、Autodesk AI とオートデスクのデザインと創造(Design & Make)のプラットフォームの将来の見通しに関する記述が含まれます。これらの記述は、製品、サービス、機能が将来利用可能になることを約束もしくは保証するものではなく、現在分かっている事実に基づき、現在の計画を示しているに過ぎません。オートデスクの財務結果に影響を与える可能性のある潜在的な要因については、米国証券取引委員会に提出する Form 10-K 年次業績報告書と Form 10-Q 四半期業績報告書に詳しく記載しています。
オートデスクは、将来の見通しに関するこれらの記述について、作成日以降に発生した事象や状況の変化を反映して記述を更新する義務を負うものではありません。

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