Automotive SPICE(R)の自己診断ツールがサイバーセキュリティに対応、迅速に規格準拠を支援

株式会社日立ソリューションズ

From: PR TIMES

2024-01-17 13:17

SDVに向けてAutomotive SPICE(R)と国際規格ISO/SAE 21434への対応状況を可視化

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、車載開発のサイバーセキュリティ法規対応をはじめ、品質管理システムや開発プロセス構築の状況を自己診断し、規格準拠を支援する「自動車関連規格準拠支援ソリューション」の最新版を2月1日から販売開始します。



 自動車業界ではSDV*1に向けて、車載システムの開発プロセスの最適化やデータ連携が必要となり、セキュリティリスク対応が重要な課題です。自動車基準調和世界フォーラムWP.29で車載サイバーセキュリティ法規UN-R155が制定され、国際規格ISO/SAE 21434への準拠が実質的に必須となり、Automotive SPICE(R) for Cybersecurityも発行され、自動車メーカーやサプライヤーでは、早急な対応が求められています。
 最新版では、Automotive SPICE(R) for CybersecurityやISO/SAE 21434への準拠状況や必要な対策を迅速に把握できる自己診断ツールを提供します。本ツールは、日立ソリューションズの資格保有コンサルタント*2が自動車業界で品質管理システムや開発プロセスの最適化、セキュリティ対策を支援してきた豊富なノウハウを反映したものです。これにより、企業は、開発現場の車載開発の規格準拠に不足している項目を把握し、改善傾向分析や複数のプロジェクトの遵守状況を比較することで、スムーズなアセスメントや監査につなげることが可能となるため、コストを抑えて早期に規格準拠を実現できます。
 日立ソリューションズは、安全、安心なモビリティ社会の実現を支援することで、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に貢献していきます。
*1 Software Defined Vehicle:ソフトウェアによって自動車の機能が更新されることを前提に設計、開発された
  車のこと
*2 Automotive SPICE(R)のアセッサー資格最上位のプリンシパルアセッサーを含む、開発経験豊富なコンサルタ
  ント
[画像: (リンク ») ]


■背景
 自動車のデジタル化やネットワーク接続、EV化が拡大し、車載開発は自動運転、車両通信など多岐にわたる機能を提供しています。急速に広がるSDVに向けて、車載システムは大規模化や複雑化が加速し、セキュリティリスクが増大しており、自動車メーカーやサプライヤーは広範囲のサイバーセキュリティ対応が必要不可欠です。
 国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)が自動車へのサイバーセキュリティ法規「UN-R155」を策定し、車両のサイバーセキュリティおよびサイバーセキュリティ管理システム(CSMS*3)の認定に関する規定を定めました。CSMS認定には、実質、国際規格「ISO/SAE 21434」対応が必須となっており、サイバーセキュリティ対策を義務づける動きが加速しています。日本においては、新型車は2022年7月から、継続生産モデルも2024年7月から、2026年5月からはすべての車両で本法規の適用が求められており、自動車メーカーやサプライヤーはサイバーセキュリティに対応した組織体制、プロセスに適応しなければなりません。
 企業がサイバーセキュリティ要件を満たす組織体制を確立しプロセスを構築するためには、専門知識やスキルが不可欠です。しかしながら、車載開発のサイバーセキュリティ対策に必要な知識やスキルを持った人財の確保は容易でなく、外部のコンサルティングを受けるには、規格準拠に向けて長期間の対応やコストが課題となっていました。
 日立ソリューションズは、これまで、Automotive SPICE(R)や機能安全規格準拠に向けて、資格保有コンサルタントなどが開発現場の現状に即した効率的な規格準拠支援を行ってきた豊富な実績があります。さらに、自動車をはじめ幅広い製造業でのセキュリティ対策を支援してきました。それらで培ったノウハウを生かし、このたび、本法規への対応に向け、開発に必要なプロセス構築の状況を自己診断し、規格準拠を支援するツールを提供します。
*3 Cyber Security Management Systems

■「自動車関連規格準拠支援ソリューション」最新版の特長
1.サイバーセキュリティに対応した自己診断ツールを提供し、迅速な規格準拠を支援
 自己診断ツールにより、従来コンサルタントによるアセスメントが必要な開発現場の実態把握において、短期間かつ低コストでサイバーセキュリティ(Automotive SPICE(R) for Cybersecurity、ISO/SEA 21434)規格準拠に必要な活動がどこまで実施されているか確認することができます。現場の課題を把握することで、効果の高い改善施策を効率的に開発現場に適用することが可能となり、より迅速な規格準拠を支援します。
2.SDVに向けたAutomotive SPICE(R)およびサイバーセキュリティ規格に準拠した開発プロセスの最適化を支援
 SDVに向けた品質管理システムの構築、および開発プロセスの最適化を支援します。具体的には、Automotive SPICE(R)およびサイバーセキュリティ規格準拠における現状把握から体制構築、教育、トレーニング、アセスメントの実施や監査の対応まで、開発現場に即したさまざまな規格準拠支援サービスをトータルで提供します。ツール活用による規格準拠状況の効率的な把握、プロセス改善へのフィードバックにより、上流からの品質確保を推進するとともに、規格準拠の定着を組織横断的に支援します。

■販売開始日  2024年2月1日

■価格  個別見積

■「自動車関連規格準拠支援ソリューション」最新版について
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■出展情報
 展示会名:「オートモーティブワールド2024」 第1回 SDV EXPO 車載ソフトウェア開発展
 会期:2024年1月24日(水)~26日(金)
 会場:東京ビッグサイト(東ホール展示棟 E47-37)
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■商品・サービスに関するお問い合わせ先
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