「AppJam 2016」レポート ―― デジタル変革を推進するのは「BizDevOps」

ワイヤ・アンド・ワイヤレス、U-NEXT、GDOによるパネルディスカッション

 パネルディカッションのセッションでは、アップダイナミクスの内田氏を司会に、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの中野氏、U-NEXT NEXT事業本部事業戦略室マネジャーの柿元崇利氏、ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 経営戦略本部 インフラマネジメント室シニアエンジニアの種村和豊氏の3氏で行われた。U-NEXTもGDOもAppDynamicsのユーザー企業である。

柿元 崇利氏
U-NEXT
NEXT事業本部事業戦略室マネジャー
柿元 崇利氏

 U-NEXTは、日本最大級のデジタルコンテンツ配信サービスを展開する企業で、総契約数は130万人超に達する。同社は、サービスのパフォーマンスをリアルタイムに可視化する必要性から、AppDynamicsを採用した。製品採用のきっかけは「他社とのアライアンスのなかで新サービスを開発する必要があり、プロジェクトの成功率を上げためには、しっかりとしたAPMが求められた」(柿元氏)ため。検討期間は2週間程度だったが、検証の結果の良さからすぐに導入を決めた。現在は、大画面のモニターに監視状況をリアルタイムに表示させ、アジャイル開発における情報共有のための1つの手段として活用している。

種村 和豊氏
ゴルフダイジェスト・オンライン
経営戦略本部 インフラマネジメント室
シニアエンジニア 種村 和豊氏

 一方、GDOはゴルフ場予約やゴルフ場運営支援、ECサイト、店舗でのレッスンサービス、メディアなどを展開する企業で、会員数は300万人を超える。同社は、性能低下につながるシステム上のボトルネックを早期に発見・解決することを主な目的にAppDynamicsを採用した。GDOでは、ECシステムやゴルフ場予約、メディア、会員サービスなど、それぞれのシステムごとに異なるOSやミドルウェアを利用している。そうした複雑な環境を統一的に監視できるツールであることを評価。現在は、顧客のフロントシステムなども含めて、パフォーマンスをリアルタイムで監視している。

 ディスカッションのテーマは「デジタルビジネスにBizDevOpsは有効か」。中野氏は「ビジネス部門からのニーズが増える中でDevOpsの必要性は高い」と指摘し、現在は、独立して存在していた運用部門を撤廃し、開発部門と一体化するなど、DevOpsの組織改革を進めていると明かした。「ビジネス部門との本格的な連携はこれからだが、共通言語を作ることは非常に重要」とした。

 また、柿元氏は、DevOpsについて、「完璧とは言えないが、開発担当者と運用担当者が連携して協力する状態にはなっている」とし、開発と運用が一体化させた組織で「UXデザイン」「UX開発」「UXアシュアランス」「インフラ基盤開発」「サービス基盤開発」「データサイエンス」に取り組んでいると説明した。UXデザイン開発から、インフラ・サービス基盤の開発までが一気通貫で見直せる仕組みになっていることで、エンドユーザーの体験を向上させるサービスが提供できるという。

 種村氏も、開発と運用を一体化させているとし、サービス品質が開発・運用のKPIとして管理されていることを明かした。特にコンシューマ向けサービスは、季節性、スパイクの上下動が激しい。トラフィックを俯瞰して見ることで、受注などへの対応にデータ的にも気持ち的にも備えやすくなるという。

 中野氏、柿元氏、種村氏の3人は、BizDevOpsに向けてそれぞれの担当者が理解できる「共通言語」や視覚的に把握できる「ダッシュボード」の必要性を訴えていた。会場からも積極的に質問が飛ぶなど、セミナーは盛況のうちに幕を閉じた。

インフォメーション
提供:アップダイナミクスジャパン合同会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2017年2月28日
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]