デザイン

用語の解説

デザインとは

(design)
デザインとは、製品や作品の構成、外見、使い勝手に影響を与える計画や具体的な工夫、および、その結果として表れる様式や特性のことである。
設計、意匠など、文脈によってさまざまな訳語が充てられる。 工業製品、工芸品、美術品などを見てみると、制作された作品には、一定の様式が現れる。 このような様式は、制作者が持つ制作意図や、制作の方法、構成のやり方、様々な工夫などが、結果として表面に現れてくるものである。 狭義にはこの、表面に結果としてあらわれてくるものを指す。 広義には、その結果が現れる元になった工夫の内容や、結果を得るための方法と過程や、その根底に位置する思考様式や、文化様式を含めてデザインと呼ぶことがある。 一般に、何かを作る場合、実際に作る前に、一定の制作目標、構成の仕方、結果に至るまでの作業過程や段取りを想定することが多い。 デザインは、このような、構成の仕方に関わる様々な部分を含むものである。 工業分野では、デザインとは、いわゆる設計のことを指す。 ITの分野においては、建築分野からの影響で、ソフトウェアのような、本来目に見えないはずの論理的な対象に対して、一種の構造をとらえるという、デザインパターン(ソフトウェアパターン)と呼ばれる観点も登場している。 これにより、デザインの概念は、目に見えないものの世界にも適用されるようになっている。 また、物作りの考え方について、より広い人々への「使いやすさ」という面から、ユニバーサルデザインやアクセシビリティという考え方が生まれている。 これらは、製品や作品を、老人や子供、障害者といった立場の弱い人でも容易に使える、容易に楽しめるものにしようという意図で作り上げようという考え方に基づいている。 なお、ITの分野で「デザイナー」と呼ぶ場合は、WebページやDTPに関するレイアウトや、素材の制作を担当する、アート系の職種を指す場合が多い。 ITは、デザインに関しては他の産業の分野と比べて特に複雑な側面を持っているといえる。 システムの物理的な構成方法にはじまり、システムレベルのアーキテクチャ構成、通信方式(プロトコル)、データベースの論理的な構造と物理的な構造、オペレーティングシステム(OS)とアプリケーションの分離と連携、アプリケーションの機能分割とモジュール分割、などといった多用な構成要素について、それぞれ更に多様な設計方式が提案されている。

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