ファイアウォール

用語の解説

ファイアウォールとは

(ファイアウォール)

 組織内部のローカルなネットワーク(Intranet)と、その外部に広がるInternetとの間に、外部からの不正なアクセスを防ぐ目的で設置されるルータやホスト、またはその機能的役割のこと。

名前の由来は、火の手を防いで延焼を食い止める「防火壁(firewall)」に因んでいる。

 機能的には、組織内外からの通信要求をすべて捕捉し、恣意的に通過させたり禁止したりすることによって、必要なサービスだけをユーザーに提供しつつ、セキュリティを確保する。 ただし、ファイアウォールの構築方法には特に決まった形式があるわけではなく、その組織のセキュリティに対するポリシー(方針)によって大きく異なる。 一般的には、セキュリティを強化するとユーザーに提供できるサービスが限定されたり制限を受けたりする。 逆に、Internetのサービスを比較的自由に使えるようにすると、その分安全性は低下する。

 必要なサービスだけを恣意的に通過させる方法として、アプリケーションゲートウェイ(Proxy)、サーキットレベルゲートウェイ、パケットフィルタの3種類があるが、実際のシステムではこれらを柔軟に組み合わせて安全性の高いファイアウォールシステムを構築している。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

CNET Japan

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]