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軽視されがちな企業の“超重要システム” 新世代CMSの導入でデジタル時代に備えを

ZDNET Japan Ad Special

2025-03-31 10:00

CMSの活用が企業のコミュニケーションにおける中心に
(変わる時代に向けて)

 企業や組織の情報発信やデジタルコミュニケーションにおけるWebサイトの重要性は増すばかり。Webサイト運用に不可欠なコンテンツ管理システム(CMS)は、すでに導入している企業では長期活用している場合が多く、運用を担当する広報・IR部門やマーケティング部門などCMSのエンドユーザーのニーズに対応することが難しくなっている。情報管理やコンプライアンスが厳しくなる昨今、運用過程でのエラーや人的ミス、承認フローや情報管理のずさんさがWebサイトを運営していること自体が情報管理上のリスクになっていることもあると思われる。もちろん、情報システム部門が管理していないCMSやWEBサイトがあれば、サイバー攻撃によるWebサイトの改ざんや情報漏えいなどのリスクも高まっている。

 そこで、CMSの歴史を振り返りながらCMSの重要性を再確認してみたい。今回はPowerCMSを開発提供してきたアルファサード社の創業者でもあり、現在は技術担当取締役として製品とサービスの開発に従事している野田純生氏とサービスや顧客の責任者として長らく事業に携わっている正木愉美氏にお話を伺った。アルファサード社は、官公庁や大手組織など、多くの導入実績があると同時に、会社としてアクセシビリティの課題解決を具体的に示している「伝えるウェブ」の啓もうや、企業や組織へのCMS導入にも取り組んでおり、CMS製品を提供するだけでなく、作る、伝えるという経験も豊富な企業の中心である二人に、歴史から製品のコンセプト、ユースケースをベースにした活用事例などを伺っていく。

第1章「歴史で振り返るCMSの意義と役割の変化」
インターネットが社会インフラになった背景

インターネットが社会インフラになった背景

通信環境の進化は著しく

 われわれの生活やビジネスに欠かせないインターネットは、米国国防省の研究に端を発したネットワーク技術。その後、インターネットは商用化され、1995年の「Windows 95」の登場によってPCとともに一般に認知される。その当時国内では「ネットサーフィン」という言葉がブームとなり、企業や新しいもの好きな個人が続々と自身の趣味や伝えたいことをインターネット上に表現する「ホームページ」を立ち上げ、1990年代後半には一気に一般の人たちにもネット空間が利用される時代に。

 2000年代は、ブロードバンドの普及によりインターネットはよりたくさんの情報を提供できるようになり、さまざまサービスやコンテンツを提供できる社会インフラへと進化を遂げた。ADSLのような次世代回線の登場によって、一気に通信速度が高速化し、情報発信やサービス提供のインターネットシフトが加速することになった。ネット上のコンテンツも、従来のシンプルなテキストや画像中心から、リッチな表現が可能な動画の利用も増え、Webサイトやページの数も爆発的に増加した。

コンテンツもユーザーも爆発的に増加

 併せて市場では、2000年代中頃から「Web2.0」と言われるムーブメントが世界中で流行し、インターネットの消費者であるユーザーがコンテンツを提供する新しいサービスが続々とスタート。その結果、ユーザーが生成するブログやSNS、クチコミサイトといった消費者発信型メディア(CGM)が進化し、社会で提供されるサービスや製品の情報をより詳細に正しく提供する必要性が高まった。その結果、ビジネスユースでも耐えられる、さまざまなサービスやユースケースが確立され、企業側のWebサイトは単なる会社情報や自社製品を紹介するページを並べるだけ、より自社を理解してもらうためのコミュニケーションの場に変化していく時代が訪れたのである。

アルファサード社 技術担当取締役 野田純生氏
アルファサード社 技術担当取締役 野田純生氏

ー CMSはいつ頃から、どういう形で出現したのでしょうか?

 2000年代初頭には、すでに複数のCMSは存在していて、今でも製品は続いていますが「Drupal」や「Movable Type」、「WordPress」などはその代表格だと思います。

 背景として、インターネットの利用者が増えたことで、表現したいコンテンツが増えてきたこと、企業や組織も利用してコミュニケーションすることなどがCMSサービスが一気に出てきた理由だと思います。手作業だった開発更新作業を、あるルールにのっとってンテンツやデザインを効率的に管理し、作成・更新したいというニーズを満たすための進化だったと言えると思います。この時代、検索エンジン最適化(SEO)の対策にも有効に作用するという付加価値も備わっていたことも、CMSが一気に普及したことの理由かもしれませんね。

ー CMS以前とCMS後ではどう変わったのでしょうか?

 それまでは、各々がホームページ作成ソフトを使って個々のサイトの枠組みとページを作り、FTPソフトでサーバーにアップロードし、編集ソフトでページの更新をしていました。ようは、1枚の絵にするために毎回手作業で枠組みからサイズ、文字の大きさ、配信する時間も中身も、インターネット上に開示したい時間に物理的に人がアップロード作業をしていたわけです。

 しかしながら、導入後はCMSが多くの作業をまとめてそれを代替するようになるわけです。各ページのサイズやフォーマットはCMSに設定管理し、誰が作っても決まったサイズを表現で切るようになりましたし、エンジニアでなくともWebページを生成することが可能になりました。これはエンジニアがいない企業にとっては大きなメリットですよね。なので、多くの企業がまずはやってみようということでOSS製品(オープンソースソフトウェア)を活用して安価に導入したのもこの時期ですね。

ー 2000年代は、CMS製品環境はどういう動きだったのでしょう

 当時のCMS市場を振り返ると、前述の「Movable Type(ムーバブルタイプ)」、OSSでは「WordPress(ワードプレス)」や「Drupal(ドルーパル)」「Xoops(ズープス)」などがこの時期から活用されていました。また、大手IT企業も自社製品を提供していて、古くからある「Sitecore(サイトコア)」、国産ではアシストの「NOREN」などが活用されていたとおもいます。

 この時代は、メジャーな製品からフリーソフトまで続々と製品が登場した時代だと思いますし、現在では淘汰された製品も多いですが、今でも世界で数千種類のCMSが存在していると思います。それぐらい、国ごとの情報提供の環境や企業の方針やニーズによって違うのでしょうね。

ー 日本ではどこの製品がよく使われているのですか?

 その中で日本では、「WordPress」のオープンソースコミュニティーが盛り上がって、周辺のプラグインが充実していたことで導入の数が増えました。もう1つは、「Movable Type」の開発元であるシックス・アパートが、日本法人が早期に立ち上がったため、ベンダーとコミュニティーの連携がうまく機能したので、日本ではほぼ2強としてサービス提供していたのではないでしょうか。

 もちろん、その他にさまざまな組織環境や要望に応える形で、多くの企業が製品提供しているものがありますが、大きく「WordPress」と「MovableType」の2つが、2000年代には、多くのシェアを持っていたと思います。

CMS環境の変化

長く使われていることの問題、使い方の高度化に対応が必要に

 2000年代に多くの企業が導入したCMSでは、2010年頃から問題が起きています。CMSもシステムである以上、ITの基本構造が古くなって機能が足りなくなったり、設計そのものが古くなって改善にも困るということが起きます。通信環境はより早くなり、格納するコンテンツも増え1つの情報量も大きくなってくると昔の設計では追い付かないわけです。なので、つぎはぎで何とか機能も性能もやりくりしていくわけですね。

アルファサード社 正木愉美氏
アルファサード社 正木愉美氏

ー 設計や機能が古くなるというのはどういうことでしょう?

 もともと、皆さんが活用している「Windows」製品やデータベース(DB)製品の「Oracle」など、企業で多く使われている代表的なソフトウェア製品は、企業が製品や開発をしっかりと管理しているので、マーケットの状況に併せて計画的にアップデートされていますよね。

 しかしながら、先ほどの二大勢力のである「WordPress」と「MovableType」はコミュニティーやベンダーがしっかりとしていて、新しい機能が必要になったり、不便が生じたりした時には「プラグイン」の開発という形で、誰かが便利な解決策や迂回策を提示してきたために問題が起きにくく、ながらく運用に耐えられる仕組みやサポート環境を確保できていたと考えています。

 しかしながら、そういった“誰かが作った「プラグイン」が増えたり、つぎはぎで補ってきた仕組みで何とか運用してきたことの限界が訪れるわけです。そうなると新しい設計のもとに機能提供とその性能が問われるわけですが、これはまだまだこれから起きることかもしれません。

 もう1つの課題は、企業が使ううえで問題が大きくなってきたセキュリティ対策だと言えるでしょう。

ー セキュリティ対策とはどういうことでしょうか?

 先ほどお話しした、開発したプラグインに脆弱性が発生した場合でも、コミュニティで開発したり、OSSとして提供されているプログラムは自己責任であるのが前提です。なので、「Windows」や「Oracle」のように責任をとってくれる企業や組織が存在していません。

 さらに困ったことに、ユーザー数を考えると変更時の影響度が大きいために、危ないと分かっていてもソフトウェアプログラムの抜本的な書き直しができない状況に陥っているのです。もちろん、その代替にかかるコストや時間も大きな問題となっているのが現状ですね。

 昔は名刺情報をインターネットに出すだけ、という感覚でしょうから値段など気にしていないでしょうが、今は情報発信の要であり中心になっているのにも関わらず、予算がなく改修、リニューアルは出来ないなんていう話は多くあります。

ー 製品ベンダー側にも課題はあるのでしょうか?

 はい、そもそも「WordPress」と「MovableType」などのOSS製品は、CMSが開発されて25年近く経っているため、最初のコードを書いた人がいないという製品も増えています。それによってどのようなリスクが起こり得るかと言うと、中身を隅々まで分かっているマスターエンジニアの不在という根本的な不安定さはもちろんのこと、不具合やセキュリティに問題があった際に、どこかで『自分のせいではない』と、当事者意識が薄い状況が生じてしまうと考えています。

CMSは情報発信の要であり中心だが、システムとしてどう考えられているか?
CMSを使う企業の側にも課題が

CMSは誰のものか?

 利用者である企業や組織側にも、CMSの立ち位置があいまいという問題が存在している。 すでに企業における情報発信の要であり中心となっているエンタープライズシステムになっているCMSは、多くの他のシステムと連携しているのが現状。

 しかしながら企業の中でのCMSは、会計や生産管理などのいわゆる基幹業務系システム、CRMやグループウェアなどの情報系システムのどちらでもなく、どっちつかずという扱いをしている企業が多いのが実情だ。多くの場合でCMSの運用は広報やマーケティング部門が管轄するが、システム自体は情報システム部なのか、それとも外部なのか?などという状態で、そもそもCMS活用の方向性を描いていくかという「システムオーナー」の部分が曖昧なまま、なんとなく運用されていることが多い。

目的とリスク、期待される成果を誰が問う?

 その結果、社内でのCMS活用の目的や意図、重要性とシステムとしての管理やリスクを本質的に理解している人間がいないという極めてまずい状況が生まれている。ようは誰のものでもないけど会社にあるシステムになっているのだ。当然、情報システム部がかかわっていれば、サーバー更新のタイミングなどでシステム更新だけはしている。しかしながら、製品理解が不十分のまま「前任の担当者が使っていたから同じものを引き続き使う」という流れでは、いずれ継続できなくなるのは自明なのだが、オーナーのいないシステムは放置されることが多い。もちろんそんなシステムは、エンタープライズシステム領域で普及しているクラウド化にも、なかなか踏み切れないでいるのが現状だ。

 歴史を紐解きながら、四半世紀にわたって起きたベンダー、ユーザーサイドの課題とニーズが見えてきた。次章では、現在の環境下をどう改善していくかについてお話を伺う。

提供      :株式会社ビジネス・アーキテクツ 企画/制作   :朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2025年6月30日

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