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提供:Coltテクノロジーサービス株式会社

西日本へカバレッジ拡大! 日本品質のサービスと欧州最大級のコネクティビティを軸に、グローバル・ワンストップサービスを提供--Coltテクノロジーサービス 大江代表に聞く成長戦略

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2025-01-21 11:00

 Colt Technology Services(以下、Colt社)の日本法人であるColtテクノロジーサービスは、日本のエンタープライズ企業に対するネットワークビジネスを強化する。まず自社が保有する東名阪の高速ネットワーク回線を西日本に拡張して国内でのサービス網を拡充し、国内の主要システムインテグレーター(SIer)のデータセンターと直接接続させて各社との連携を強化していく。その上で国内企業のシステム構築を担うSIerを通じて、その顧客であるエンタープライズ企業や公共団体に対し、自社の高速ネットワーク回線や高速接続サービスに加え、欧州標準のデータセキュリティやESG(環境・社会・企業統制)対応を含めた多面的な価値を訴求していく。グローバルビジネスで培ってきた同社の強みとこれからの日本での事業戦略について、Coltテクノロジーサービス 代表取締役 大江克哉氏に聞いた。

Coltテクノロジーサービス 代表取締役 大江克哉氏
Coltテクノロジーサービス 代表取締役 大江克哉氏

欧州最大級の法人向けネットワーク事業者

 同社は英国に本社を置く欧州最大級の法人向けネットワークサービスプロバイダーだ。現在約40カ国超230以上の都市を高速の光ファイバー網でつなぎ、グローバルで事業を展開している。その際に注目すべきポイントは、単に各地に接続点を置いてネットワークをつなげるのではなく、各都市部で主要な商業ビルやデータセンターにも直接回線をつなぐメッシュ型の“メトロエリアネットワーク(MAN)”を構築していることにある。これにより、都市部に拠点を置く主要企業に対して、高いクオリティかつフレキシブルなネットワークサービスの提供が可能となっている。

 同社がこれまでに事業を拡大してきた流れを振り返ると、1992年に創業した英国Colt(‘City of London Telecommunications'の名を踏襲)が欧州で事業を行う中で、2014年に日本で事業を展開していた外資系通信サービス会社のKVHを買収してアジア地区に進出、グローバル展開に合わせて社名も現在の形に変更した。その後2023年11月に、米国のLumen Technologiesの欧州・中東・アフリカ地域(EMEA)事業を買収し、同地域のネットワーク資産に加えて大西洋を横断する海底光ファイバーケーブルを傘下に収め、北米への直接回線を獲得。さらに2024年には東南アジア6カ国(フィリピン、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア)でのパートナーシップに基づく事業拡大と、オーストラリア・シドニーにおけるMANの拡張を発表し、着実にグローバルでの接続性を強化している。

Colt社のグローバル・ネットワーク
Colt社のグローバル・ネットワーク

東名阪に高速自社回線網を保有し、世界にもつながる

 日本法人に関しては、1999年から自社で東京・大阪間に高速回線を敷設し、主に金融業界向けにネットワークサービスを行っていたKVHの資産を継承、2015年から社名をColtテクノロジーサービスに変更し、アジア太平洋地域(APAC)の中核として事業を展開している。国内では現在東京、名古屋、京都、大阪、神戸にMANを構築し、全国100以上のデータセンターと2400以上のビルを光ファイバー網でつないで、専用線やイーサネット、パブリッククラウド接続、インターネット接続、セキュリティなどの企業向けネットワークサービスを展開している。

 Coltテクノロジーサービスは、日本で事業を営む外資系企業として唯一、自社でネットワーク回線を保有している。通信インフラ領域では日本に限らず、ナショナルキャリアでないと自国内に回線を敷設することは難しいが、同社はインターネット普及期に事業を開始したKVH時代に事業免許を取得しており、日本でも自前のネットワークを広げていくことができる。そして同様に日本の通信会社が米国や欧州に自前のファイバー網を持つことは難しい中で、Coltテクノロジーサービスでは日本と欧州、さらに米国にもLumenとのパートナーシップによって、自前に近い形でネットワークを利用できる。このグローバルで拡張性のあるワンストップサービス提供体制が、同社の強みとなっていると大江氏はいう。

 「通信業界は規制が厳しく、IT業界と違ってグローバルでの事業展開が難しい。そのため企業が国際間のネットワーク接続をする際には、自国のキャリアを起点に各国のキャリアがお互いに回線を仕入れ合って調達したサービスを利用する形になっているが、その結果通信コストも高くなり、ネットワーク変更の際などの柔軟性も損なわれている。そうした中で当社は、北米、EMEA、アジアの3大陸に自前のネットワークに近い形でワンストップな国際間接続サービスを提供できる唯一の通信会社であり、1社で低コストかつフレキシブルな通信サービスを提供できる」(大江氏)

西日本に基幹通信網を拡張し国内基盤を強化する理由

 そのような事業概況のもと、Coltテクノロジーサービスが現在注力しているのがアジア市場である。その中核である日本で基幹通信網の拡充を図っており、西日本のカバレッジ強化に着手している。具体的には、大阪・兵庫エリアから福岡までの山陽道に新たなファイバー網を整備し、岡山を皮切りにユーザーのニーズに応じて広島や福岡といった間の都市に、今後1年半の間にMANを整備していく。それにより東名阪から九州まで高速網をつなげ、国内でのビジネスを拡大させていく。

 「国内でのカバレッジを広げて幅広いビジネスエリアをカバーすることにより、まず日本のお客さまに対しては、通信事業者を選択する際にファーストチョイスで名前が上がるようにする。海外から日本進出を図るグローバル企業に対しても、従来からグローバルキャリアから最初に声がかかっている中で、提供できるサービスを増やしてより広いニーズに応えられるようにする」(大江氏)

 西日本のカバレッジ拡充には、そういった従来のビジネスを強化する目的以外にも、新たな商流を作りビジネスを拡大させるという意味合いもある。同社のビジネスターゲットを大別すると、金融系を中心とする「直接顧客」と「海外キャリア経由の顧客」、そしてシステムを構築する「SIer」に分けられる。その中で今回高速網を九州まで延伸させる理由の一つが、SIerとの連携強化である。

 現在同社では、システム構築の外部依存率が高いという日本特有の市場環境に合わせる形で、SIer経由のビジネスを強化している。2023年にSIerを担当する営業とSEの専門組織を立ち上げ、2024年度は前年比で30%以上事業が成長しているという。そこで現在、「延伸する範囲内にある主要SIerのデータセンター・バックアップセンターとColtの回線をオンネット接続(直接連携)させ、サービス品質や品揃えもSIerの要求に合わせていくことで、SIerが顧客のシステム構築やリプレースを手掛ける際にColtを一緒に提案してもらいやすくする」(大江氏)という道筋を描いている。

日本国内におけるネットワーク・西日本のカバレッジ拡張
日本国内におけるネットワーク・西日本のカバレッジ拡張

守備範囲を広げたいSIerにとっても好都合

 実際にSIerにとっても、ビジネス領域におけるITと通信の利用環境と足元の事業環境の変化によって、Coltとの連携は好都合な状況になっている。まず利用環境においては、直近のコロナ禍を経てITプラットフォームや業務アプリケーションのインターネット・クラウドシフトが生じたため、企業では安定したネットワーク接続品質を必要とするようになった。その中でネットワークをフレキシブルに使うためにSD-WANの導入が進み、さらにハイブリッドワークの定着でサイバーセキュリティ領域でもSASE(Secure Access Service Edge)やクラウドセキュリティという新たな対策を講ずる必要が出てきている。

 そして事業環境の視点においても、IT基盤はハイパースケーラーのクラウドサービスに集約され、SIビジネスの在り方が変わりつつある。SIerはシステム構築をする際に今まで守備範囲ではなかった通信回線の部分も一括で請け負い、構築後も従来のシステム運用に加えてネットワークやセキュリティのマネージドサービスを行いたいというニーズが生じている。

 「今まで通信とITプラットフォームは、調達・構築ともに別のラインで行われていたが、インターネット・クラウド化の加速によって双方が一体化し始めた。そこでSIerがシステム構築にあたり通信回線もワンストップでデザインする際に、SIerのインテグレーションポイントに合わせて、最適なインターネット専用回線や高速クラウド接続などの通信プロダクトを提供していく。SIerと一緒にサービス提供ができるSASEやSD-WAN周辺のソリューションモデルも準備する」(大江氏)

Coltの欧州、アジア、中東のネットワークカバレッジがグローバル企業のビジネスを支える

 このSIer連携型の成長戦略は、さらなる展開にもつながっている。現在のColtテクノロジーサービスのビジネスは、日本で保有しているネットワークのカバレッジを日本市場で事業をする顧客に対して提供するというものだが、次のステップでは、欧州と東南アジアの回線を日本のエンタープライズに対して販売していくことを目指している。特に、欧州最大級の事業者であるColtのネットワーク資産の価値を日本の顧客に対して訴求する。

 「欧州はデータセキュリティやプライバシー、ESGに関して規制が厳しい。日本企業が海外に出ていく際に、欧州の市場で磨かれて評価団体からも最上級の評価を受けている当社のサービスをご利用いただくことで、世界標準に対応でき事業上の強みにもなってくる。その知見をエンドユーザーのみならず、SIerに対しても提供する」(大江氏)

 その際の営業戦略としては、「既存の日本の大手顧客企業は、EMEAに沢山の拠点を持っている。ただしわれわれが1社ずつにアプローチをすることはリソース的にも難しいため、エンタープライズ顧客との接点を持つSIerを通じて、各社にColtの価値を訴求し、彼らの海外展開をサポートしていく」(大江氏)という形となっている。

 また今後、同社では、グローバル・コネクティビティの環境をさらに強化し、パートナー企業とも密連携してグローバル通信回線のサービス化を進めていく計画だという。

 「現在オンデマンドサービスとして提供しているものを進化させて、パートナーを含めた世界網をオンデマンド型でプロビジョニングしながら、ネットワークをアズアサービスとして利用できるようにする。これにより日本のグローバル・エンタープライズやシステムを支えるSIerは、日本からよりフレキシブルにネットワークサービスを利用できるようになる」(大江氏)

Coltテクノロジーサービス 代表取締役 大江克哉氏

「世界につながる会社」であることに気付いてほしい

 このように、Coltテクノロジーサービスは、多くのストロングポイントを持つ。日本においては、カバレッジやソリューションの拡充と合わせて、会社としての“付き合いやすさ”や存在感のアピールも積極的に行っていく構えである。その中で、これまでの活動を通じてSIerからは、国内の通信事業者と比較した対応や提案の早さと契約してから導入までのリードタイムの短さが評価されつつあると大江氏は話す。

 「われわれは欧州最大級の通信事業者であり、アジアにも自前のネットワークを持つ。高速接続回線をグローバルでワンストップに近い形で提供でき、欧州をはじめとする海外標準の価値も提供できる。Coltが日本から世界につながる会社であるということを、もっと日本の企業とSIerに知っていただきたい。カバレッジやソリューションを増強するための投資もしっかりと続けている。われわれは、日本企業がグローバルに進出するにあたってのコネクティビティのアグリゲーターとして、共に成長していきたい」(大江氏)

提供      :Coltテクノロジーサービス株式会社 企画/制作   :朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2025年3月31日

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