ストレージの負荷分散を気にすることなく切り出せる
インテージグループの新たなストレージでは、ピーク時にもパフォーマンスが低下することなく、当初の要件どおりに高速に稼動している。「以前のように、負荷の高いボリュームがあったとしてもボトルネックになることがなく、他のストレージやシステムに影響は出ていません」と話す属 氏は、負荷分散などに気を使いながら運用する必要がなくなったことを明かす。「高負荷のサーバや仮想ゲストのストレージの配置を考える必要がなく、運用が非常に楽で、必要な容量をすぐに切り出していけるのは助かっています。HDDやSSDの割り振りなどについても、我々が考える必要がなく、要件に応じたパフォーマンスが出せる設計をデル側で行ってくれました。パフォーマンスや細かなことを考えずに、使うことだけを考えればよいという提案をしてくれたのはデルだけですね」。
また、導入前にRead:Write比を調べて、書き込みの比率が高いと考えていたインテージ テクノスフィアにとっては、Compellentが書き込みに強いSLCと読み取りに強いMLCの2種類の組み合わせをサポートして、自動階層機能で冗長性の階層化とドライブの階層化を行えるのは他にはない機能で、パフォーマンスに貢献していると考えているという。「システムの品質や性能も重要ですが、コストも非常に重要です。たとえば、我々の扱うデータが10倍に増えても、データの価値がそのまま10倍になるわけではありません。品質や性能を保ちながら、システム全体のコストを下げていくことを考えれば、Compellentが採用している階層化などの新たな技術をうまく利用していく必要があります」と饗庭 氏は説明します。
IoTやビッグデータといったワードが注目される中、マーケティングリサーチを行うインテージグループは、今後も膨大なデータを収集し、分析・加工していく必要がある。インテージ グループのITを支える一方、SI事業者としての側面も持つインテージ テクノスフィアでは、今後もデータ活用の強みを活かしたサービスを提供していく。「今回はストレージ容量に余裕を持った導入が行えましたが、我々のビジネスで扱うデータは飛躍的に増大しており、すぐに現在のデータの50倍や100倍のデータを扱うようなビジネスになっていくことが考えられます。そのような中で、どのようなシステムを構築していくのかが課題で、Hadoopなどの技術をうまく使っていくことを検討しています。また、機械学習も含めたデータ活用のノウハウを武器に、今後も価値の高いSIを提供していきたいですね」と饗庭 氏は最後に話してくれた。
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効果的なソリューションを
Dell Compellent SC8000は、インテル® Xeon® プロセッサーを搭載している。
インテル® Xeon® プロセッサーは、さまざまな用途に、性能、電力効率、仮想化の面で大きなメリットを提供し、システム導入の費用対効果を高めている。
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