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新たな地平へと踏み出す「Notes/Domino」--キーワードは「イベントドリブンアーキテクチャ」

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2020-03-02 11:00

[PR]HCL テクノロジーズは、2019年12月東京で開催した「Factory Tour」で、Notes/Domino、Connections、Sametimeの最新版のローンチを発表した。これら3製品は、HCLがIBMから買収した製品で、今回の最新版は買収後初めてHCLが手掛けたバージョンとなる。

HCL テクノロジーズは、2019年12月東京で開催した「Factory Tour」で、Notes/Domino、Connections、Sametimeの最新版のローンチを発表した。これら3製品は、HCLがIBMから買収した製品で、今回の最新版は買収後初めてHCLが手掛けたバージョンとなる。「Factory Tour」は、開発と製品リリースの責任者が直接、最新情報と今後の戦略をユーザーに紹介するイベントで、今回アジアで初めての開催となる。この3つの製品が今後、どのような方向で進化を遂げていこうとしているのかが明らかにされた。

 HCLテクノロジーズは、2018年12月、IBMからNotes/Domino、Connections、Sametimeなどのソフトウェア製品およびサービスの買収を発表(買収の完了は2019年7月)。その直前の10月にはNotes/Dominoの5年ぶりのメジャー・バージョンとなる「Version 10」(V10)をリリースしている。

 今回、アジア初となる「Factory Tour」を東京で開催し、Notes/Dominoのバージョン11(V11)、企業内ソーシャル・ネットワーキング環境を提供するConnectionsのバージョン6.5、在席情報、企業内インスタントメッセージ、Web会議機能などを持つプラットフォーム製品Sametimeのバージョン11のローンチを発表した。

 Notes/Dominoおよびそのファミリー製品は、1989年の発売以来、多くのユーザーを獲得してきた。特に日本では人気が高く、現在でもNotes/Dominoで開発された業務アプリケーションが、いわゆる「Notes資産」として多くの企業で稼働している。

 Notes/Dominoが多くのユーザーから支持される理由はさまざまあるが、その代表的なものが、データベースやアプリケーションを作りやすい、という点だった。部署内で利用する簡単な業務システムであれば、それほど高い専門性を持たなくとも簡単に構築できるというところが、ユーザーの心をつかんだのである。

 その後、一時期の人気は影を潜めたものの、Notes/Dominoは根強いユーザーによって支えられてきた。そして、IBMが手放した今、HCL テクノロジーズがこれらの製品をどう変えていくのかが注目されていた。

HCLソフトウェア  カントリーマネージャーの出羽 啓祐氏
HCLソフトウェア カントリーマネージャーの出羽 啓祐氏

他社製品との連携機能強化に活路

 開発と製品リリースの責任者が、最新情報と今後の戦略を直接、ユーザーに紹介する「Factory Tour」。その冒頭、HCLソフトウェア(日本) カントリーマネージャーの出羽 啓祐氏は次のように述べた。

 「HCLは、まだ日本では知名度が低い。しかし売上高は2012年以降毎年20%以上上昇し、株価も350%成長しているグローバルでも注目されている企業だ。今回初めてNotes/Dominoおよびそのファミリー製品の今後についてわれわれから話をすることになるが、30周年を迎えるNotes/Dominoの新しい戦略について、日本で最初に話ができることはとても喜ばしい。なぜなら、ここまでNotes/Dominoを成長させてくれたのは、日本のユーザー様だからだ」

 そして続いて登壇した、HCL Software Digital Solutions 製品群 開発総責任者のRichard Jefts氏は、開口一番、「われわれは、今後もNotes/Domino、Connections、Sametimeを重要なデジタル戦略製品として位置付け、開発エンジニアの多くをこの製品群の強化に振り向け、多様なパートナーエコシステムの中心にすえていく」と語った。

HCL Software Digital Solutions 製品群 開発総責任者のRichard Jefts氏
HCL Software Digital Solutions 製品群 開発総責任者のRichard Jefts氏

 また、Jefts氏は、顧客は次第にNotes/Dominoに戻り始めており、有償のサポートを受ける数も増加傾向にあるとした。その背景には、クラウド対応と他社のサービスとの連携が挙げられるという。

 「われわれは、Notes/Dominoファミリーについて、マルチクラウド対応ができるようにした。顧客自身が構築したクラウドでも、他のプロバイダーのクラウドでも、あるいはHCLのクラウドサービスでも、どの環境でも自由に利用できるよう機能強化をした。また、Notes/Dominoが持っている機能を、他社のサービスに利用できるようにし、他社サービスを強化できるような仕組みを作り上げた。これにより、多くのユーザーがNotes/Dominoに戻ってきてくれており、さらに新規ユーザーもこれに加わるようになってきている」

 例えば、外部連携ができない他社のコラボレーションサービスを、Notes/Dominoの機能と連携させることで、外部接続を容易にし、サイロ化を防ぐようにすることが可能になるという。

バージョンアップの頻度を高め、ユーザーの期待に応える

 他社との連携について、Jefts氏は、Microsoft、Google、Salesforce、SAP、Ciscoなどの名前を挙げ、シームレスな機能連携を進めるために社内のエンジニアを増強していると話す。

 「今後は、Notes/Dominoファミリーのメジャーバージョンアップは年に1度はできるようにし、ゆくゆくは四半期に1度のペースに持っていきたい。今は移行期だが、いずれはそれくらいの頻度でバージョンアップをすることで、ユーザーのニーズを素早く反映しパートナーにも満足してもらえるサービスへと成長させたい」

 Jefts氏は話の中で、今回のバージョンアップの次の段階、バージョン12(V12)の準備がすでに進んでいることを明かした。「われわれは約束したことは必ず守り、実行すべきことは必ず実行する」とJefts氏は強く語る。

 Jefts氏は、今回のメジャーバージョンアップからの戦略的展開として、Notes/Dominoファミリーは、よりクラウドネイティブな方向へと進化していくことになると話した。

 「それは、Notes/Dominoファミリーがクラウドサービスとして展開していくことだけを示すものではない。もちろん、そうした利用形態も可能だが、コンテナ技術とそのプラットフォーム、オーケストレーションの技術を活用し、Notes/Dominoファミリーそのものをマイクロサービスとして利用可能にしたり、他のマイクロサービスと自由に連携してユーザーに新しい価値を提供することを意味する」

新しい変化の波をキャッチして生まれ変わるNotes/Dominoファミリー

 こうしたJefts氏の解説を受ける形で、HCL Software Digital Solutions 製品群 開発統括のJason Gary氏が登壇し、Notes/Dominoファミリーの新たな方向性について解説した。

 Gary氏は、まず「この半年、1年というスパンでおこる大きな変化」としてイベントドリブンアーキテクチャ(Event Driven Architecture)について話した。

 「イベントドリブンアーキテクチャといっても、みなさんは、一体何のことだと思うだろう。しかし、これはとんでもない変化をもたらすテクノロジーだ」

 イベントドリブンアーキテクチャとは、サービスとサービスが疎結合し、イベントをその間にかませることで、必要な機能を自動的に稼動させる仕組みをいう。従来のシステムは、例えば、人が「受注システム」から「在庫システム」や「売上管理システム」にリクエストを出し、これらのシステムがリプライを返すことで、データの更新がされていた。しかし、そうしたシステムでは、新たに別のシステムと連携させるのに手間がかかったり、うまく整合性がとれないことがあった。イベントドリブンアーキテクチャでは、イベントをシステムが感知して他のシステムと連携を行うため、APIで簡単にどんなシステムとでもすぐに連携でき、ユーザーの自由度が大幅に高まる。

HCL Software Digital Solutions 製品群 開発統括のJason Gary氏
HCL Software Digital Solutions 製品群 開発統括のJason Gary氏

 Gary氏によれば、イベントドリブンアーキテクチャはユーザーの自由度を大きく高めるので、大手のクラウドベンダーや他のIT企業もこの仕組みを取り入れようと積極的に動いているという。

 「イベントドリブンアーキテクチャがNotes/Dominoファミリーと一体どういう関係があるのか、と思うかもしれない。Notes/Dominoファミリーは、HCLグループの中心的なアプリケーションとして、このイベントドリブンアーキテクチャとより親和性を高めていく。LotusScript(ロータス・スクリプト)で書かれたかつてのプログラムを、Project KeepというツールでJavaScriptに変換できるようにした。これにより、ソフトウェア資産を新しいアーキテクチャで簡単に活用できるようになる」

 今後、世の中のクラウドサービスは急速にマイクロサービス化し、さまざまなサービスとより柔軟に連携し、運用できるようになっていく。その典型例がイベントドリブンアーキテクチャなのである。そうしたなかで、もともとアプリケーションの作りやすさで定評のあったNotes/Domino製品が簡単に適用できるようになることは、同製品のユーザーにとって大きなアドバンテージになるだろう。

 Gary氏は、Notes/Domino製品のデザイン機能をより強化し、新しい時代に備えていると話す。

 30年の歴史を持つNotes/Dominoファミリーは、新たなテクノロジー企業に引き継がれた。しかし、ここまでの解説を読み解いてくると、HCLは歴史の重さだけからNotes/Dominoファミリーを引き継いだのではないのが分かる。新しいWebベースのITサービスの世界で中心的な役割を果たすソフトウェアとして、Notes/Dominoは変身を遂げた。まもなく、その全貌が明らかになるだろう。そして、この変身を後押ししたのは、古くからユーザーとともにNotes/Dominoの機能を強化してきた多くのベテランエンジニアだということを付け加えておきたい。世界の中で最も少子高齢化が進む日本の企業にとって、“技能と英知”というかけがえのない資産の継承は、まさに待ったなしの状況であり、その多くが「Notes/Domino」にも蓄積されている。それは、いずれ世界的な課題にもなるだろう。HCLが、次世代を担う人材とビジネスを支える新しいNotes/Dominoを日本からスタートさせるのは、まさに今、日本が世界で最も進んだ課題を抱えているのと同時に、その課題を克服して、新しい時代をリードしていく大いなる可能性を秘めているからだ。

新しいNotes/Domino、アジア初開催のHCLイベントで新たな活用法を披露

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