システム障害の予兆を検知し、ダウンタイムを最小化するCLUSTERPRO X 3.1

ZDNET Japan Ad Special

2011-09-16 16:05

[PR]3.11以降、BCPやディザスタリカバリの観点から、ITシステムの可用性向上を真剣に検討する企業が増えてきている。

 3.11以降、BCPやディザスタリカバリの観点から、ITシステムの可用性向上を真剣に検討する企業が増えてきている。あの大震災を経験した企業であれば、24時間/365日止まらないシステムを構築するということがいかに難しく、そしていかに重要か、身にしみて理解したのではないだろうか。そう、システムダウンは「いつか必ず起こるもの」なのだ。その"いつか"に備えて、すみやかな復旧を実現する可用性の高いシステムを構築することはもはや企業の社会的責任と言ってもいい。

 高可用性への関心が高まるにしたがい、現在、多くの企業で導入が進んでいる仮想化や仮想化をベースにしたプライベートクラウドの耐障害性が問われる機会が多くなってきた。ITリソースを集約することでシステムの全体最適化やコスト削減を可能にするとされる仮想化だが、一方でハードウェアに障害が発生した場合、そのハードウェア上で動作する全ての仮想マシンが停止してしまうため、その被害はより深刻となる。物理環境/仮想環境を問わず、可用性を担保できるソリューションが今の時代には必須だ。


日本電気株式会社
第一ITソフトウェア事業部
勝山 智代 氏

 そんな製品の代表格がNECの高可用性クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」だ。この分野では国内No.1*のシェアを誇るソフトウェアで、金融や通信、官庁をはじめとする幅広い業界での導入実績をもつ。そのCLUSTERPRO Xが9月13日より最新版であるCLUSTERPRO X 3.1の販売を開始する。この新バージョンでは、従来の障害を契機とした切替えだけでなく、予兆検知に基づく切替えを可能とする「スマートHAクラスタ」をコンセプトに、数々の機能強化が図られている。今回、NEC 第一 ITソフトウェア事業部の勝山智代氏にCLUSTERPRO X 3.1の新機能についてお話を伺う機会を得たので、これを紹介したい。

*出典:IDC Japan、2011年6月「国内システムソフトウェア市場 2010年の分析と 2011年~2015年の予測:東日本大震災による影響を考慮」(J11310103)

予兆検知によるスマートフェイルオーバ

 CLUSTERPRO Xの特長は、物理環境であっても仮想環境であっても、自動的に障害を検知し、別の健全なサーバに切り替えて業務を継続させることで、システムの停止時間、及びその間に発生し得るリスクを最小限に抑えることだ(クラスタ用語ではこの切替えのことをフェイルオーバという)。それに加え、このCLUSTERPRO X 3.1からは更にシステムリソースの統計情報を元にシステム障害の予兆を検知し、最適なサーバへ切り替えるスマートフェイルオーバを実現している。

 メモリ不足や過負荷などのシステム障害は、起こる前に何らかの兆候が必ず現れる。だが、人間の目でリソースの監視を続けるには限界がある。そこでCLUSTERPRO X 3.1では新しい監視エージェントとしてCPUやメモリなどのシステムリソースの利用状況を分析・予測する機能を搭載した「System Resource Agent」を追加した。この機能を用いることで、トラブルの原因となるプロセスを事前に特定/検出し、自動で業務を切り替えることを可能にしている。

 「システムの負荷状況を監視し、事前に障害の予兆をキャッチすることで、システム停止によるダメージを最小限に抑えることができます。また、切り替えた後の安定稼働を担保できるよう、最適なフェイルオーバ先をCLUSTERPRO X の方で自動的に選択できるので、すみやかな業務継続が実現します」と勝山氏。もはやシステムがダウンしてから復旧を図るようでは遅いのだ。病気と同様に早期発見こそが復旧の最大の近道となる。障害が起こる前に自動で"スマート"に解決する - これからのフェイルオーバは"予兆検知"がキーワードとなりそうだ。

予兆検知による自動業務切替を実現する、CLUSTERPRO X 3.1
予兆検知による自動業務切替を実現する、CLUSTERPRO X 3.1

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]