システム障害の予兆を検知し、ダウンタイムを最小化するCLUSTERPRO X 3.1 - (page 2)

ZDNET Japan Ad Special

2011-09-16 16:05

[PR]3.11以降、BCPやディザスタリカバリの観点から、ITシステムの可用性向上を真剣に検討する企業が増えてきている。

アプリケーションサーバ監視機能の強化

 CLUSTERPRO X 3.1では監視エージェントとして新たにもうひとつ「Java Resource Agent」が追加されている。これはJava VMのリソースを監視し、障害を引き起こすきっかけとなりそうなJavaリソースの異常を早期に特定することでアプリケーションサーバの安定稼働を実現するものだ。

 アプリケーションサーバの安定稼働のためには、Java VMのメモリ管理は欠かせない。Java Resource Agentはメモリプールの容量やGC(ガベージコレクション)の回数、スレッドの稼働状況など、Javaリソースの負荷状況を恒常的に監視し、あらかじめ設定されたしきい値を超えた場合は管理者に通知、障害の要因となり得る問題を早期に特定する。ロードバランサーと連携して異常を検出したノードを負荷分散対象から切り離すことも可能だ。また、Javaリソースの監視情報のログからボトルネックを分析/特定するなど、パフォーマンスチューニングに活用することもできる。

 「NEC WebOTX Application Server」だけでなく、「Oracle WebLogic Server」「JBoss Application Server」「Apache Tomcat」など、他社製品やOSSのアプリケーションサーバにも広く対応している点も特長のひとつだ。

スマートフォン / タブレット対応

 従来からのリモート通知機能に加え、CLUSTERPRO X 3.1ではさらにスマートフォンやタブレット対応が実現している。管理端末をわざわざ常設する必要はなく、管理者はどこにいても異常の検知を受け取ったりシステムリソースのチェックを行うことが可能だ。

 NECのAndroidタブレット「LifeTouch」やスマートフォン「MEDIAS」はもちろん、一般的なAndroid搭載端末で動作する(iOSの対応は今冬予定)。トレンドを受けてか、モバイル対応は市場からのニーズが非常に大きく、ぜひとも実現したかった機能のひとつだったという。

 また、Twitterとの連携機能も追加されており、障害が発生した場合はシステムからの自動ツイートを受け取ることが可能になっている。ソーシャルネットワークとモバイルの潮流は障害対策の分野にも現れてきたといえる。

"攻めの監視"で積極的な障害対策を

 CLUSTERPRO X は昨年の6月以降、仮想マシンどうしのクラスタリング専用ライセンスのリリースや、仮想化ソフトのライブマイグレーション機能との連携など、仮想化環境への対応を大幅に強化した。背景には、ITコスト削減のニーズに押された仮想化市場の拡大がある。

 そして3.11を経て無停止システムへの要求がいちだんと高まる中、CLUSTERPRO X 3.1は監視機能の強化を図り「コトが起きてから対応する」だけではなく「コトが起こる前に対応する」という進化を遂げた。勝山氏はCLUSTERPRO X 3.1の特長を「事前の予兆検知による"攻めの監視"」と表現する。肥大化/複雑化するITシステムにおいては、システムダウンの要因となるリスクはそこかしこに存在し、それを人力で発見することはもはや不可能だ。新しくなったCLUSTERPRO X 3.1の"攻めの監視"機能が、未然に防ぐことのできるシステムダウンを回避し、すみやかな業務継続を約束する。早期発見こそが最良の安全対策であることは、人間の身体もITシステムも変わらない。「想定外」という言葉で逃げることはもう許されない。どんなトラブルでも起こり得ることを念頭に、障害発生の「前」と「後」の対策を万全にしておきたい。

予兆検知による自動業務切替を実現する、CLUSTERPRO X 3.1
予兆検知による自動業務切替を実現する、CLUSTERPRO X 3.1

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