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コンテナ環境をすぐに構築できる「Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA)」とは

ZDNet Japan Ad Special

2021-06-21 12:00

[PR]アプリケーション開発には、業務効率や安定性のみならず、ニーズに応じて迅速にデリバリーできることが求められるようになってきた。そこで注目されるのが、高い頻度でアプリケーションを開発、リリースしていけるコンテナ技術である。

 アプリケーション開発には、業務効率や安定性のみならず、ニーズに応じて迅速にデリバリーできることが求められるようになってきた。そこで注目されるのが、高い頻度でアプリケーションを開発、リリースしていけるコンテナ技術である。オープンソース・エンタープライズITソリューションを提供するRed Hatでは、Kubernetesベースのコンテナ環境を構築できる「OpenShift」を提供しているが、2021年3月には、アマゾン ウェブ サービス (AWS) と連携したフルマネージドサービス「Red Hat OpenShift Service on AWS(ROSA)」の一般提供を開始した。コンテナ環境が求められている背景、OpenShiftやROSAの特徴・メリットを紹介する。

コンテナ技術を統合したRed HatのOpenShift

 コンテナ技術(コンテナ)は、OS上にアプリケーションに必要なファイルをまとめて、仮想マシンの構築はせずに、コンテナエンジン上で動作する技術。コンテナを使ったアプリケーションのデプロイや管理を行うオーケストレーションツールにKubernetesがあり、近年利用が進んでいる。IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社が2021年2月に国内企業420社に対して行ったアンケートによると、40.2%の企業がコンテナ導入を進めていることがわかった。

 コンテナ利用が進む背景には、企業が顧客視点を柔軟に取り入れるシステムの構築を目指すようになったことが挙げられる。経営者がコンテナに対して寄せる期待は、迅速なアプリケーションのリリースによるデジタル変革の促進だ。アプリケーションの開発者は、デプロイの自動化などによって生産性を高め、開発に注力できる環境を得ることができ、インフラの運用者には、効率化とセキュアな環境提供による運用の自律化が目的となる。開発スピードと運用の安定性を両立させながら、実行環境を選ばない可搬性があることもメリットだ。

コンテナは、ビジネス、開発、運用から期待を集める コンテナは、ビジネス、開発、運用から期待を集める
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 コンテナには、OSを含める仮想化技術とは異なり、アプリケーションを隔離するだけの仕組みによる軽量なリソース消費という特徴から生じる、開発環境の提供や本番環境へのデプロイの容易性向上といったメリットがある。しかしながら、大規模なシステムでコンテナを利用する場合、異常のチェックや復旧のためには属人的なオペレーションが必要で、運用者の負担は大きくなりがちだった。そこで、インフラの抽象化や自己回復性、自動スケーリングなどの機能を備えた、コンテナ管理を容易にするツールであるKubernetesが注目され利用が進んでいる。

 オープンソース・エンタープライズITソリューションを提供するRed Hatでも、Kubernetesを活用できる製品「OpenShift」を提供している。Red Hat自体は、100万を超えるオープンソースプロジェクトの技術開発にコミットし、オープンなコミュニティプラットフォームを育成し、検証・認定を通じてエンタープライズでの利用に耐えうるソフトウェア製品として商品化を行っている。OpenShiftは、物理・仮想マシン、プライベートクラウド、パブリッククラウドなど、さまざまな環境で動作するRed Hat Enterprise Linux CoreOS上にKubernetesを展開し、どんな環境でも自動化された運用プロセスを実現できる、コンテナのサービス化プラットフォームだ。

環境を選ばずKubernetes環境を展開できるOpenShift 環境を選ばずKubernetes環境を展開できるOpenShift
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 2020年までにOpenShiftを利用した企業はグローバルで2,800社あり、ウォルマート、エアバス、フォード、 WHO(世界保健機構)、ユニセフ(国連児童基金)などが採用し、日本では日本生活協同組合連合会 、株式会社三井住友フィナンシャルグループ、三菱電機株式会社、株式会社三菱UFJ銀行なども採用している。各社がOpenShiftを採用する背景は、ビジネスのイノベーションにある。コンテナプラットフォームをより管理しやすくし、素早くクラウドネイティブなアプリケーションをビルド・リリースできる。さらに、オンプレミスやパブリッククラウドなどハイブリット環境でも活用できることから、デジタル変革(DX)推進の強い原動力となる。

OpenShiftを使う開発者のメリット

 OpenShiftの価値は、堅牢性と自律運用、開発に集中できる環境の提供にある。Red Hat自身が20年以上にわたりビジネス向けアプリケーションのOSを提供してきた経験を、コンテナ基盤にも応用している。また、Kubernetesによるコンテナ運用の自律化は、OpenShiftのメインの機能でもあるため、難易度の高いとされるプラットフォームの提供と運用を容易にできる。

 開発に関するOpenShiftのメリットを詳しくみていこう。OpenShiftには、Webベースの IDE環境である「Red Hat CodeReady Workspaces」が統合されており、開発者はローカルに開発環境を構築する手間をかけることなく、迅速に開発を始められる。このIDEはVisual Studio Code(VS Code)のプラグインも利用でき、OpenShiftへのアプリケーションのデプロイやテストも実行できるようになっている。さらに、Java 、Node.js、 C++、.NET、PHP、Pythonなど、さまざまな開発環境のテンプレートも用意されている。テンプレートを選択すると、自動的にビルドツールやランタイム、サンプルアプリのソースコードが入った開発環境がコンテナアプリとして展開され、開発者はすぐにアクセスできる。

Webブラウザから操作可能な開発環境を利用可能 Webブラウザから操作可能な開発環境を利用可能
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 また、自分が利用するソースコードの参照先や開発コンポーネント(エディタやプラグイン、ランタイム、ユーザー定義コマンド)をYAML形式で記述したファイル(Devfile)にして、OpenShift上のコンテナアプリとして動作させることも可能だ。このWebベースのIDEを使わずに自分が作ったGitリポジトリのソースコードを利用して、 OpenShift環境にアプリをデプロイすることもできる。さらに、Knativeをベースとした、サーバレスアプリケーションの標準環境や、マイクロサービス間の通信制御や複雑な運用機能も提供される。

 さらにコンテナアプリの迅速なリリースに重要なCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)環境として、ソースコードを解析してビルド、テストを実施するサーバレスなアーキテクチャーのパイプラインが利用可能で、Gitリポジトリの状態を確認してデプロイ先との状態変化を検知して自動的にデプロイしなおす機能も統合されている。開発、ステージング、本番など、異なる環境での差異を持たせた自動デプロイも可能だ。

Red Hat とAWSが共同でサポートするOpenShiftフルマネージドサービス

 OpenShift環境をより手軽に導入できる手段として、Red HatとAWSが提供するフルマネージドサービスが「Red Hat OpenShift Service on AWS(ROSA)」だ。Red HatとAWSは、2008年に連携を開始し、2012年には「Red Hat Enterprise Linux 」の東京リージョンでの提供開始、2015年には「Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA 」がオンデマンドで利用可能になるなど、長期にわたる連携を行ってきた。

 OpenShiftは数年前からユーザーがAmazon EC2上に構築することで利用できたが、迅速な環境構築をサポートするべく、ROSAでは、AWSコンソールからOpenShift環境を作成できるようになった(2021年6月時点では予定となっている)。ほかのAWSサービス同様に従量課金での提供によって調達と支払いが容易になることや、統合されたサポート、AWSサービスとのインテグレーション強化などのメリットがある。

 OpenShiftをRed Hatと契約して利用する場合は、年単位のサブスクリプションが必要だが、ROSAなら年単位から時間単位までの従量課金で利用可能。調達の煩わしさがなく、クイックな環境構築が非常にやりやすくなっている。支払いもAWSに一本化されるのでシンプルだ。ROSAを利用する場合は、Red Hat とAWS双方のアカウントからサポートへの問い合わせが可能だが、一方に問い合わせした場合でもバックエンドで両者が協力する体制となっているため、問題解決はよりスムーズになるだろう。

 周知のとおりAWSは、クラウドコンピューティングのサービスのため、柔軟にITリソースを配備できる。これはROSAにおいてもあてはまる。アプリケーションの負荷が高まってきたらコンテナアプリを増やし、負荷が下がってきたら減らすような構成も構築できる。当然、オンプレミス環境で必要となる物理マシンの調達や設定・実装の手間は必要ない。急にビジネスが拡大してグローバル展開をしたい場合でも、世界中にデータセンターを持つAWSなら展開も容易だ。また、長年のRed Hat とAWSとの連携により、オンプレミスでRed Hat環境を利用しているユーザーのAWS環境への移行や、オンプレミスとAWSを併用するハイブリッド環境の構築のベストプラクティス応用も期待できる。

 オープンソース・エンタープライズに注力し、世界中の企業のIT環境をサポートするRed Hat。同社のOpenShiftは、数々のツールの統合により開発スピードと運用効率を高めながら、企業の価値創出を加速する。さらにAWSと連携したフルマネージドのROSAなら、さらなるビジネス効果を創出できるのではないだろうか。

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