オールインワンIP-PBX「AquaVocal」と FOMA(R)/無線LANデュアル端末「N900iL」、 無線LANアクセスポイント等をセットにした 中小規模オフィス向けソリューションパッケージの販売を開始

-AquaVocalと「N900iL」との動作連携を確認-

日立電線株式会社

2006-06-06 15:30

 日立電線株式会社は、当社のオールインワンIP-PBX「AquaVocal」*1 と、NTTドコモのFOMA(R)*2 /無線LANデュアル端末「N900iL」(以下、「N900iL」といいます。)及び無線LANアクセスポイントやイーサネットスイッチ*3 等FOMA(R)/無線LANデュアル端末を導入するために必要な機器類をセットにした、中小規模オフィス向けソリューションパッケージを開発し、2006年6月7日より販売を開始いたします。
 近年、データ通信網の低価格化と高機能化が進む中、IP電話が急速に普及しつつあります。そのなかで、社外では携帯電話として、社内では無線LANを利用したワイヤレスIP電話機として使用できるデュアル端末へのニーズが高まっております。しかし、デュアル端末に対応する従来のIP-PBXは500~1,000ユーザー以上を収容する大規模オフィス向けの製品が多く、中小規模のオフィスでデュアル端末を採用する場合、導入コストや償却負担が課題となっておりました。
 当社では、200ユーザー以内の中小規模のオフィスや、大企業の支店、営業所向けにAquaVocalを開発し販売しております。AquaVocalは、IP-PBX機能のほか、IPキャリアゲートウェイやPSTNゲートウェイ、構内のアナログ電話を収容するためのゲートウェイといった各種ゲートウェイ機能*4 、PPPoE機能*5 、停電時でもアナログ電話機から公衆網へ発着信が可能なサバイバル機能等のオフィスでIP電話を導入するための各種機能を一台に搭載したオールインワンIP-PBXです。このため設備投資額を抑えて内外線の電話をIP化することが可能となります。
 当社は、このAquaVocalと、「N900iL」との動作連携を確認するとともに、AquaVocalを活用した中小規模オフィス向けソリューションパッケージを開発し、販売を開始いたします。
中小規模オフィス向けソリューションパッケージは、20、50、100名といったユーザーの人数に応じてパッケージ化されております。パッケージに含まれるのは、AquaVocal、ユーザー数に応じたライセンス、イーサネットスイッチApresia*6 、アルバワイヤレスネットワークス株式会社の無線LANアクセスポイント、それに電話機として利用者の勤務形態に合わせて「N900iL」のほか、当社製ワイヤレスIP電話機「WirelessIP5000」、サクサ株式会社の固定IP電話機が選択可能となっています。これにより、お客様は機器の費用の見積から導入までスムーズに行うことが可能となります。
 なお、電話機の組み合わせやアクセスポイントの数により価格は変動しますが、「N900iL」を30台、WirelessIP5000を30台、固定電話機を40台、無線LANアクセスポイントを4台とした場合の100ユーザー向けパッケージの標準価格は4,000,000円となります。*7
 この、中小規模オフィス向けソリューションパッケージは、日立インフォネット株式会社、株式会社日立モバイルを通じて販売を行います。当社では今後もAquaVocalとIP電話機やIP電話関連アプリケーションとの連携を進めることで、中小規模オフィス向けIP-PBX市場におけるシェア拡大を図ってまいります。

用語解説

*1 PBX(Private Branch Exchange)は、構内交換機のことです。IP-PBXはIP電話用構内交換機のことです。
AquaVocalは、日立電線株式会社の登録商標です。
*2 「FOMA/フォーマ」は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
*3 イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*4 ゲートウェイとは、通信サービス事業者、IP電話網、一般電話網、構内電話網等の間を相互接続するためのプロトコル変換機のことです。なお、機種によって搭載するゲートウェイの種類は異なります。IPキャリアゲートウェイは構内電話網と通信サービス事業者のIP電話網とつなぐための、またLAN(Public Switched Telephone Networks)ゲートウェイは構内電話網と通信サービス事業者のアナログ公衆電話網をつなぐためのものです。
*5 PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)は、電話回線を使用してコンピュータをネットワークに接続する際に使用されるプロトコルをイーサネット上で使用できるようにしたものです。
*6 Apresiaは、日立電線株式会社の登録商標です。
*7 価格は予定価格です。価格には、設置費用、工事費用、保守費用、回線費用、消費税は含まれておりません。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

日立電線株式会社の関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]