シン・プロビジョニングについて、米調査会社ガートナー社のリサーチ担当バイスプレジデントであるスタン・ザフォス氏は、次のように述べています。「とどまることを知らないストレージの増大、そしてスタッフの不足と予算の制約といった状況を背景に、シン・プロビジョニングは極めて重要な機能となっているものの、それを提供できるのは一握りのベンダーに限られています。シン・プロビジョニングの大きな利点として、スタッフの生産性、エンドユーザーの満足度、ストレージ利用率、正確な容量予測などを向上するほか、環境への負荷を削減し、これらすべてはコスト削減につながります。以上の理由から、ガートナーでは、シン・プロビジョニングを提供するストレージシステムを最低でも1種類は検討するべきと推奨しています。」(※1)
シン・プロビジョニング機能の主な特長
イコールロジックが提供するシン・プロビジョニングの主な特長は、下記の通りです。
追加費用が不要
イコールロジックは、シン・プロビジョニングを標準搭載機能として提供します。このため、追加料金やライセンスは発生しません。
高い柔軟性
イコールロジックのシン・プロビジョニングは、高い柔軟性を提供しています。例えば、どのボリュームについても必要に応じてシン・プロビジョニングのオンとオフを切り替えることが可能で(※2) 、これによりシン・プロビジョニングに最適なアプリケーションとボリュームを手軽にテストできます。オンラインで「通常の」プロビジョニングにボリュームを簡単に戻すことができるために、このような機能が実現しました。
自動管理で使いやすい
PSシリーズの管理能力の高さによって、シン・プロビジョニング機能が容易に管理できます。例えば、PSシリーズの自動スペース割り当て機能には、ユーザー定義による事前予防型の限界値警告およびコントロール機能が搭載されており、シン・プロビジョニングされたSANの容量を超過するようなストレージ運用の可能性を最小限に抑えます。
今回のポートフォリオ拡張について、イコールロジック米国本社 マーケティング担当副社長 ジョン・ジョセフは、「シン・プロビジョニングのような機能を標準搭載することは、お客様すべてのストレージ管理改善につながり、少しずつ出費を強いる競合他社の超えるべき基準を引き上げることになります。今回のリリースは、エンタープライズクラスSANに必要な戦略的ストレージ管理機能を提供し続けるというイコールロジックの確約をあらたに実現したものです。イコールロジックの製品をご利用いただければ、レプリケーション、スナップショット、階層化の実施にソフトウェアが必要な時、あるいはシン・プロビジョニングのボリューム容量が一杯になり、さらにライセンス購入が必要な時などに、お客様は新たな出費をする必要がありません。」と説明しています。
今回イコールロジックは、柔軟性とコントロールを高めるその他の機能として、下記を発表いたしました。
新たな管理機能
特定のストレージプールへのアクセスとビューのカスタマイズの実施を、権限を与えられた管理者にのみ可能にするロールベースの管理。例えば、アーカイビングやデータベースの担当者が、自身で必要なデータのストレージ管理ができるようになります。権限のないデータへの閲覧や影響を与えることはありません。これは、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)とASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)のホストサービスに有効です。
IOPSとレイテンシー(遅延時間)の計測など、パフォーマンス履歴の傾向分析
イコールロジック自動レプリケーション機能の向上
ディザスタリカバリのテスト、およびディザスタリカバリ・ロケーション間での迅速なサービス移動におけるフェールバックの最適化
有限帯域幅のサイト間において、迅速なリカバリを可能にする、手動による初期レプリケーション
<リリース日> 2007年6月29日
<費用> 無償 (但し、サポート契約を頂いているお客様に限ります)
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