メタデータ、個人情報を自動で伏字にする「Mextractr個人情報フィルタ」を発売

~記念に30日間利用可能の試供版をSaaS形式で無償提供

メタデータ株式会社

2008-08-27 00:00

メタデータ株式会社(本社:東京都文京区、代表:野村直之)は、日本語テキスト中の個人情報を伏字化するサーバ・ソフトウェア「Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)」を2008年9月下旬より発売します。「Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)」は、メールやWebのフォームで受け付けた顧客からの情報や、営業報告など日々企業内を流れるテキストデータから、個人名、住所などの個人情報を自動的に抽出し、その全部または指定した一部分(例:姓名のうち姓だけ)を伏字化し、従来の手作業の負担を大幅に軽減します。マッシュアップにより様々な既存システムに容易に組み込めるのも大きな特徴です。発売を記念して、先着100社様に、30日間限定で全機能をご利用頂ける試供版をSaaS形式で無償提供いたします。
近年、様々な個人情報流出事故のニュースなどから、個人情報保護の重要性の認識は高まっています。このため、既にデータベース化された個人情報についてはレコード単位、フィールド単位にアクセス権を設定するなどの対処がなされるようになっています。しかし、Web 2.0の浸透とともに社内ブログ、社内SNSによる情報共有が進み、テキストデータの形で顧客事例を他部門へ紹介したり、メルマガへ転用するなど再利用するケースが増えてまいりました。この際、個人名や住所などの個人情報を多大な時間を費やして手作業で匿名化するか、あるいは、情報の活用自体を諦めることになりがちでした。
「Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)」はテキスト中の個人情報を自動で伏字化することにより社内情報共有を活性化します。特に、姓名の一部や、住所の町名・番地以下のみを伏字化する新機能により、個人の特定は避けつつ、臨場感、リアリティのある報告の共有が可能となります。
「Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)」のもととなった意味解析ソフトウェアMextractrは、サーバ上のファイル入力または、WebAPIを経由して受け取った日本語テキストの意味解析を行い、4W1H(「いつ」「だれが」「どこで」「なにを」「いくらで」)の記述を抽出し、様々に加工して出力することができます。抽出結果、伏字化の結果については、サーバ上のデータベースに原文をとともに保存し、アクセス権をもったユーザのみ、クライアントのWebブラウザから閲覧、照合することができます。

■ 「Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)」の特徴
・数百種類の意味属性の出現パタンをチェックすることにより個人情報を高精度に抽出、判別
・伏字化の対象を指定・制御可能(例:法人名や日付は標準では残すが伏字化も可能)
・一部分のみの伏字化が可能(例:姓だけ、名だけ、年は残して月日だけ隠す、住所の一部を隠す)
・サーバ・ソフトウェアのため、全社、部門で統一、一貫した伏字化、ならびにカスタマイズが可能
・WebAPIをもち、フィードの形式で出力するため、マッシュアップにより、多種多様なシステム、ソフトウェアと容易に接続可能

■ システム化による活用例
・社内ブログ、SNSへの記事投稿時の「確認」ボタンに連動して伏字化
・グループウェア、CMS、文書管理アプリケーションで、プライベート文書フォルダ、部門ローカル書庫から部門共有、全社共有のフォルダに移す際に自動で伏字化
・社外からのメールを共有文書フォルダに転送する際に自動で伏字化
・社外へのメールを配信する前に本人、関係者に警告

■ 「Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)」の価格
・最小構成(登録利用者数3名)のサーバ・ライセンス料:50万円から
 ※サーバ・ソフトウェアとして保守契約を伴います
・オプション辞書(会社コード、社員コード、商品コード、関連URL等):要見積
・オプション機能(施設名や金額表現等の伏字化等):要見積
・出力形式のカスタマイズ、クライアント・アプリケーションの制作:要見積
・SaaS版:応談

■ システム要件
OS:Windows XP以降,Windows 2003サーバ以降
CPU:Pentium4 2.8GHz相当以上必須,Pentium Dual Core 1.8GHz以上を推奨
メモリ:1GB必須,2GB以上推奨
HDD:20GB以上の空容量(システム用,データ保存用は別途)

 なお、"Mextractr個人情報フィルタ(プライバシ・フィルタ)"は、Sun x リクルート マッシュアップ・アワード "Mashup Award 4th"に協賛、提供しているメタデータ自動抽出WebAPIの固有表現抽出の能力を強化し、フィルタ機能、ユーザ画面を付加したものです。Mextractrは、マッシュアップの企画者、開発者とともに応用用途を開拓し、安価で高機能なエンタープライズ・マッシュアップ普及の一助となることを目指しています。



□ 賛同企業からのコメント
株式会社サイバーテックは、「Mextractrプライバシ・フィルタ」の発表を歓迎します。サイバーテックでは、XML専用データベースの「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」と「NeoCoreXMS」を主力製品と位置付けたプロダクト事業とフィリピン・セブ島のオフショア拠点を活用したSI事業を展開しています。「Mextractr」は、プレーンテキストから意味情報の"付箋" (XML) を取り出すことが可能であり、XMLDBを使ったアプリケーションに欠かせないしくみとして期待しています。

株式会社サイバーテック 取締役・マーケティング部部長 小野雅史


Mextractrサイト(SaaS形式試供版の申込はこちら):
(リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

プライバシ・フィルタの処理イメージ

用語解説

□ WebAPIについて
 地図素材に代表される、Web上で常時提供されているデータや計算のサービス。マッシュアップしてアプリケーションを構築する側から極めて低いコストで短期間に組み込むことができる。
                                                         
□ マッシュアップについて
 Web上の様々な素材サービス(WebAPI)の集まりからシステムを構築する手法。WebAPIを1つだけ用いたものから、30数本もの様々なWebAPIを束ねたものまで、規模も特徴もバラエティに富んでいる。構築手法もエンドユーザが視覚的に素材を組み合わせるだけである程度のものができる、「使い捨て」のようなものから、サーバ側で本格的なプロミングを行う大規模システム開発まである。企業情報システムのきめ細かい機能の品揃え、カスタマイズを、低いコストで短期間に実現可能。
                                                                 
□ 固有表現について
 様々な固有名詞に数量表現、型番、コードなどを加えたもの。Mextractrでは、300種類以上の固有表現を定義し、5W1Hに基づいて体系化、階層化した意味属性を用いて解析している。その結果は、フィードの一種AtomにGData、georss、UBL2.0、および、独自の拡張を加えた形で出力している。


                                                                 
■ 本件に関するお問い合わせ先
メタデータ株式会社
pressrel@metadata.co.jp
TEL:03-5608-8352 FAX:03-5608-8352

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