EMCジャパンのストレージ・ソリューションをローソン「次世代ITシステム」に導入

~ お客様サービス向上を目的に、コンビニ経営の生命線であるITシステムの中核基盤を全体最適化 ~

EMCジャパン株式会社

2009-01-08 11:00

EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:諸星俊男、URL: (リンク ») )は、株式会社ローソン(略称:ローソン)が現在構築中の次世代ITシステムにおいて、中核となるITセンター基盤へEMCジャパンのストレージ・ソリューションを導入し、システムの全体最適化に取り組むことを発表しました。EMCのソリューションを導入したローソンの次世代ITシステムは、お客様へのサービス向上を目指し、2008年12月から順次導入されており、ポイント交換システムの切り替え、KIOSK端末「Loppi」やPOSレジの一新などを、2009年1月より段階的に行っていく予定です。

現在コンビニエンス・ストアは、商品販売だけでなく、公共料金の収納代行、宅配便の取次、興業やスポーツなどの観戦チケットの申し込み、CDやDVDの販売など、多様なサービスを提供しており、重要な社会インフラとなっています。EMCジャパンは、ローソンの次世代ITシステムにEMCのソリューションを導入し、中核となるシステム基盤の全体最適化を行うことで、停止しない社会インフラ・システムを構築し、安心かつ便利なサービスの提供に協力していきます。

ローソンは、全国に9,400店舗以上のコンビニエンス・ストア(「ローソンストア100」、「SHOP99」を含む)を展開しています。その中心業態となる「ローソン」(約8,500店舗)の合計では、1日平均800万人以上が来店し、平均3点から4点の商品を購入します。その結果、1日のデータ処理件数は約6,900万件に上っています。この大量のデータ処理に加え、ローソンのITシステムは、お客様をはじめ、加盟店オーナー、配送会社、委託ベンダー、本部スタッフなど多岐にわたり利用されます。そのため、それぞれのユーザー満足度と利便性を向上し、新たなサービスの追加にも柔軟に対応できるITシステムが求められていました。

このような背景から、堅牢で高い安全性を備え、システム利用者に使い勝手が良く、ビジネスに貢献する新しいシステム基盤の構築が、ローソンで検討されていました。EMCのストレージ・ソリューションは、接続性、安全性への耐久度、拡張性、連続稼働性、マルチベンダーに対応するオープン性、機能性、コスト、保守サポートにおける高い実績、そして短期で実現した導入サポートなどがローソンに評価され、今回の導入に至りました。

ローソンでは、分散化されているITシステムの統合にあたり、情報(データ)の重要度を分析し、最適なデータ配置をするためEMCジャパンの提唱する情報戦略「ILM(情報ライフサイクル管理)」の実践から取り組みが開始されました。ユーザーのデータ利用分析を実施した結果、「高速型のオンライン/トランザクション処理向け」「低速型のログ /ジャーナル蓄積処理向け」「データ・バックアップ処理向け」の3タイプのデータ配置が必要であることが明確化されました。

これらの3タイプの情報を最適なストレージに配置するため、情報インフラの中核基盤を全面的に見直し、システムの全体最適化に着手しました。具体的には、システム処理のIOPS(単位時間当たりのIO数)をもとに、ディスクの回転数容量を選択し、ストライピング(ディスクへの並列書き込みできる数)を選択することで、データ配置の際に発生するストレージ使用率の無駄を削減可能としました。2008年10月にストレージ基盤は稼動を開始し、今後、順次、システム刷新を進めていきます。

このたび、ローソンが導入を決定したEMCジャパンの製品群は以下の通りです。大企業向けエンタープライズ・ストレージ「EMC® Symmetrix™ DMX-4( (リンク ») )」、中堅中小企業向けストレージ「EMC CLARiX™ CX3( (リンク ») )」、運用管理ソフトウェア「ControlCenter™( (リンク ») )」、ローカル・ストレージのレプリケーション・ソフトウェア「TimeFinder™( (リンク ») )」、マルチパス・データ移行実現ソフトウェア「PowerPath™( (リンク ») )」、バックアップ・ソフトウェア「NetWorker™( (リンク ») )」など。

ローソンでは、今後、ドキュメント管理やセキュリティ強化、増え続けるデータ量に対応するための「分散仮想データセンター構想」などが求められています。 EMCジャパンでは、より高速なデータ対応、グリーンITへの取り組み、データ分散における統合管理ツールなどのソリューションにより、さらなる貢献ができるものと考えています。

本件に関するお問い合わせ窓口

■ EMCジャパン株式会社  マーケティング・コミュニケーション部

広報マネージャ 武村綾 Tel: 03-5308-8888 (代表)/ 03-5308-8867(直通)
E-mail: japanpr@emc.com

EMC、 Symmetrix、CLARiX、TimeFinder、ControlCenter、PowerPath、NetWorkerは、米国EMCコーポレーションの登録商標または商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。

このプレスリリースの付帯情報

ローソンITの統合ストレージ基盤

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