Windows、Linuxの混在環境でユーザー認証とICT資源の統合管理を実現 運用コストの大幅削減とコンプライアンス強化を可能にする新製品 「Linux Connector for Active Directory」発表、4月27日販売開始

TLホールディングス株式会社

2009-03-11 16:00

ターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一)は、WindowsとLinuxが混在する企業システムで相互のICT資源をシームレスに統合しActive Directoryで集中管理を行うことを可能にする新製品「Linux Connector for Active Directory(リナックスコネクター・フォー・アクティブディレクトリ)」を発表、4月27日より販売を開始いたします。

ビジネスに最適なシステムをより低いTCOで実現することが求められる現在の企業システムにおいて、機能やコスト面などの理由から複数のOSを適材適所に配置したプラットフォームの混在環境が一般化しています。ユーザー認証およびPCやサーバー、プリンタ、ネットワークなど企業のICT資源を一元管理するディレクトリ・サービスでは、企業内に多数存在するICT資源にアクセスする際のユーザー認証を、それぞれのOS環境ごとにユーザー人数分の設定・管理・運用を行う必要があり、システムの規模に比例して負荷が増大することから、OSの混在環境においてもディレクトリ・サービスを使用し1ユーザー当たり1つのユーザー認証(ID・パスワード)で集中的に管理を行うこと、またユーザーおよびグループ属性の管理方法など、相互のOSにある構造上の差異を吸収しシームレスに連携させることが強く求められてきました。

新製品は、マイクロソフト コーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド、以下マイクロソフト)との相互運用性の向上と知的財産の保証を含む包括的な協業契約に基づき、両社が持つ市場に対して新たな付加価値を創出することで真のユーザーベネフィットを提供することを目的に、オープン・イノベーションを推進し開発した企業向けミドルウェア製品です。WindowsとLinuxの混在環境でWindowsのディレクトリ・サービスActive Directoryに1つのユーザーID・パスワードで認証を行うシングル・サインオンを実現いたします。Linuxにインストールすることで、相互のOSやシステムを連携させるための構築作業なく、すぐにWindowsとシームレスに統合化された管理・運用をActive Directoryで実行することが可能です。混在環境における管理・運用の統合により作業負荷を大幅に軽減し運用コストを削減できるのみではなく、ユーザー側も1度認証を受けることで許可された全ての機能を利用できることからシステムの利用効率化にもつながります。また、統合化されたユーザー認証管理による内部統制・コンプライアンスの強化に有効であり、当社OS製品上においてはマイクロソフトが保有する特許の使用許諾を得た製品であることから、企業システムで求められるセキュアで安心して利用できる運用環境を提供いたします。

■ Linux Connector for Active Directory特長

□ WindowsとLinuxの混在環境をActive Directoryで一元管理、管理・運用コストの削減を実現
WindowsとLinuxが混在する企業システムで相互に存在するPCやメールサーバー、ファイルサーバー、プリンタ、ネットワークなど、さまざまなICT資源とそれらにアクセスする際のユーザー認証をActive Directoryで一元管理し、集中的かつ効率的な管理・運用を実現します。それぞれのOS環境ごとにかかる作業負荷を大幅に軽減し管理・運用にかかるコストの削減を実現いたします。

□ 相互運用性の高いシステムのスピード導入を実現
Linuxにインストールすることで相互のOSやシステムを連携させるための構築作業なく、すぐにWindowsとシームレスに統合化された管理・運用をActive Directoryで実行することが可能です。既存環境へのスピード導入を実現するほか、システムを拡張する際も適材適所にOSを配置し速やかに既存システムとの相互運用性の高い環境を実現します。

□ Linuxデストリビューションに依存しない汎用性の高いソリューションを実現
Turbolinux 11 Server / Turbolinux Client 2008のほか、Red Hat Enterprise Linuxのサーバー製品およびデスクトップ製品に対応し、ディストリビューションに依存しない汎用性の高いソリューションを実現しています。今後対応デストリビューションを拡充し、より多様なWindowsとLinuxの混在環境での企業システムの管理・運用の統合とユーザーの利便性向上を推進いたします。

□ オープンイノベーションを推進、相互のOSをシームレスに連携
マイクロソフトとのWork Group Server Protocol Program評価ライセンス契約に則り同社から提供されたActive Directory関連情報を基に開発を行うことで、ユーザーおよびグループ属性の管理方法など、Windows/Linux間の構造上の差異を吸収したシームレスなシステム連携を実現しています。当社OS製品上においてはマイクロソフトが保有する知的財産の保証を得た製品であり、企業システムで求められるコンプライアンスに沿った運用環境を提供いたします。

□ 統合化されたユーザー認証管理による内部統制、コンプライアンス強化を実現
ディレクトリ・サービスで1ユーザー当たり1つのユーザー認証による集中管理を実現し、またユーザー側も複数のID/パスワードを管理せずにシングル・サインオンで許可された全ての機能を効率的に利用できることから、内部統制やコンプライアンス強化に有効なソリューションです。

□ セキュアで利便性の高いネットワーク利用環境を提供
ユーザー認証システムにKerberos5認証を採用しセキュリティの高い認証環境を実現しています。また、オフラインモード制御により最後に認証した情報をキャッシュするため、障害等でネットワークに接続されていない環境においても継続してシステムを利用することが可能です。

なお、本日よりパブリックベータ版を当社のWebサイトにおいて公開いたします。多くのユーザー環境におけるフィードバックを集め、より良い製品の開発に反映してまいります。

■ Linux Connector for Active Directory製品概要

発売日 : 2009年4月27日
製品ラインナップ/価格 :
1つのドメインに接続するLinux OS数により2つのラインナップで提供いたします。
Linux Connector for Active Directory (5 Linux OS、年間) 98,000円
Linux Connector for Active Directory Unlimited (インストール無制限、年間) 298,000円
商用パッケージ製品構成 :
インストールCD、ドキュメント(リリースノート、ご使用になる前に、サポートガイド)、製品サポート

■ Linux Connector for Active Directory動作環境

Turbolinux 11 Server、Turbolinux Client 2008、Red Hat Enterprise Linux
* 対応デストリビューション拡充予定

■ パートナー企業からの「Linux Connector for Active Directory」エンドースコメント
(五十音順)

□ 日本電気株式会社
ターボリナックス様においては、2000年より、逸早くLinux高可用ソリューションを掲げ、弊社のシェアNo1のHAクラスタソフト『CLUSTERPRO』をOEM販売して頂いております。
この度、「Linux Connector for Active Directory」とCLUSTERPROの連携が新たに加わり、Active Directoryを利用したWindows/Linux混在環境での、高可用ワンストップ認証システムの構築が実現可能となりました。
新たなLinux高可用ソリューションの展開に、益々、期待しております。

日本電気株式会社 第二コンピュータソフトウェア事業部 事業部長 井上 勝己

□ バックボーン・ソフトウエア株式会社
バックボーン・ソフトウエア株式会社は、「Linux Connector for Active Directory」の出荷開始を心から歓迎します。弊社の開発/提供するバックアップ/リストア・ソフトウェア「NetVault Backup」は、LinuxとWindows混在環境のデータ保護に長年の実績を持つデータ保護ソリューションです。弊社は「NetVault Backup」で、「Linux Connector for Active Directory」によりActive Directory環境下で相互のOSに対するシームレスな連携を導入された企業ユーザー様に、Linux/Windows向けの統合データ保護ソリューションやシステム全体のベアメタル・
リカバリ・ソリューションを提供することで、より利便性の高いLinux/Windows混在環境のシステム構築の普及に貢献できるものと確信しています。

バックボーン・ソフトウエア株式会社 代表取締役社長 大越 大造

※LinuxはLinus Torvalds氏の商標です。ターボリナックスおよびTurbolinuxは、ターボリナックス株式会社の商標または登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]