シーメンスPLMソフトウェア、米国防総省内の全製品の互換性を 保証する新しいソフトウェア・モジュールを発表

~国防総省傘下のすべての部局と請負業者に向け、製品開発プロセスの 早期段階でのDoDAF準拠を可能にするTeamcenterソフトウェア・モジュール~

シーメンスPLMソフトウェア

2009-04-24 13:00

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、 製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて 世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは 本日、米国防総省(DoD)のすべての部局に納入されるあらゆる製品の 互換性の保証を可能にするTeamcenter(R)ソフトウェア・モジュールを 発表しました。この新しいソフトウェア・モジュールは、 シーメンスPLMソフトウェアの認定代理店である Siemens Government Services(SGS)との共同開発によるものであり、 DoDに納入されるすべての製品には製品開発プロセスの一環として 実施される成果物評価のために共通アーキテクチャの記述を 含めなければならないとするDoD Architecuture Framework(DoDAF)を サポートします。
「本日発表した新しいソフトウェア・モジュールによって、米国防総省と
その請負業者は製品開発プロセスの早期段階でDoD規定の
共通アーキテクチャをそれぞれの製品に効率良く組み込むことが
できるようになります。Teamcenterのインテリジェントな製図環境により、
エレメント間の接続を認識するモデリング・ツールが用意されています。
その結果、製品開発プロセスを通して共通の製品アーキテクチャが
効率的に組み込まれ、かつ記述されるため、全部局にわたって製品の
互換性が担保されます」と、シーメンスPLMソフトウェアの
Teamcenterアプリケーション担当バイスプレジデントのSteve Bashadaは
述べています。

製品設計に「インテリジェントなリンク」を確立
米国防総省の各部局間で製品の相互運用性にさまざまな問題が
発生していたことを受けて、議会は製品アーキテクチャを防衛関連の
調達の要求事項に加えて審査対象とすることを規定した
クリンガー・コーエン法を通過させました。これによってDoDAFが
定義され、業務面、製品のシステムおよびデータアーキテクチャを
記述した多くの標準成果物が規定されました。

当初、この記述要求はさまざまな2D製図ツールを使用して
ビジュアル的に優れた画像を作成すればよく、製品設計への
「インテリジェントなリンク」は必要ありませんでした。しかし、
最新の製図環境とインテリジェントなデータベースを統合した
TeamcenterのDoDAFテンプレートを使用すれば、DoDAF情報だけでなく、
各エレメントのインテリジェントな関係の取得とその提示も
サポートすることができます。

Teamcenterのこの新しいソフトウェア・モジュールはすぐに
利用できます。昨年、アメリカ統合戦力軍(USJFCOM)が
DoD Enterprise Architecture Achievement Government Organization
Awardを受賞しましたが、この受賞に重要な一躍を担ったのが
この新しいソフトウェア・モジュールでした。

USJFCOM広報部の4月18日付け発表で述べられているように(1)、
受賞理由は、利用可能なさまざまな指揮統制(C2)機能を綿密に配置し、
統合軍本部(JTF HQ)がこれらの機能を活用して統合軍とその
ネットワークを支援できるようにしたJoint Command and Control
Architectures and Capability Assessment Enterprise(JACAE:統合
指揮統制アーキテクチャ/機能アセスメント・エンタープライズ)が
高く評価された結果です。

アメリカ統合戦力軍にとってこの賞は、2005年受賞のエンタープライズ・
アーキテクチャ優秀賞に続く2度目の受賞となります。
アメリカ統合戦力軍は、2005年、JACAEの前身である
Joint Battle Management Command and Control Joint Capability
Mapping Environmentを開発してこの賞を受賞しました。
2005年のこの受賞に関するプレスリリースおよびTeamcenterの
詳細については下記サイトをご覧ください。

プレスリリース(英文):
(リンク »)
Teamcenter:
(リンク »)

(1) (リンク »)

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。
これまで世界5万6,000社のお客さまにサービスを提供し、
590万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。
米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、
豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを
提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに
関する詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する
シーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、
オートメーション・システム、低圧制御機器、産業用ソフトウェアの
分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、
自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、
全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐に
わたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指の
ソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、
各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を
最適化します。シーメンス産業オートメーション事業部は全世界で
約42,900人の従業員を擁し、2008年度の総売上高は87億ユーロ
(予備的数値で未監査)を達成しています。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。
Teamcenterは、米国およびその他の国における
Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.または
その子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、
サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]