Cloudianコミュニティ版の概要
Cloudianコミュニティ版は、主に以下の提供条件に基づき無償でCloudianを使用できるライセンスを許諾するものです。
■ データ量100TB(テラバイト)までのストレージ
■ 英語の公開フォーラムによる技術サポート
■ 英語ドキュメントによる情報提供
■ 個人、法人を問わず各1ライセンスの提供
ただし、100TBを超えて使用する場合、技術サポートが必要な場合には商用ライセンスを購入する必要があります。このCloudianコミュニティ版は、Cloudian Inc.のサイト( (リンク ») )から申し込みを受け付けています。
Cloudianコミュニティ版の日本における取り扱い
Cloudianコミュニティ版は、これからのクラウドの主流となる、Amazon S3のような高い拡張性と経済性を備えたオブジェクトストレージである「クラウドストレージ」を、世界中のより多くの皆様に実際に使用していただくことを目的に提供開始したものです。
日本においては、Cloudianパートナー企業を通じた販売と技術サポート体制が本格化していることから、Cloudianコミュニティ版に対する日本語フォーラム等の提供については、現時点では予定していません。しかしながら、この発表と同時に日本を含む世界中から数多くの申し込みと問合わせをいただきました。そのため、Cloudianコミュニティ版の提供条件を了承いただける場合には、日本においてもCloudianコミュニティ版を使用頂けることを、ここにお知らせいたします。
なお、引き続き、法人であれば30日間無料で使用できるCloudian評価版( (リンク ») )が提供されています。このCloudian評価版は、30日間に使用期間が限定されますが、(1)無制限のストレージ、(2)専用メーリングリストによる日本語サポート、(3)日本語ドキュメントの提供という点で、Cloudianコミュニティ版と提供条件が異なります。
また、Cloudianパートナー企業から提供されるCloudianの商用ライセンス版は、Cloudian評価版と同様の条件に加え、(1)専用サポートのためのWebサイト、(2)日本語サポート、(3)24時間365日を原則とする緊急サポートと暫定的な対応が提供されます。なお、詳細な個別サポート条件についてはCloudianパートナー企業により異なりますので、直接お問合わせください。
Cloudianパートナー企業について
Cloudianは、クラウディアン株式会社による認定資格をもつ技術者を有する以下のCloudianパートナー企業により販売と技術サポートが提供されます。
■ クリエーションライン株式会社
■ 日本テレマティーク株式会社
■ NTTソフトウェア株式会社
■ 株式会社クララオンライン
■ コアマイクロシステムズ株式会社
■ 株式会社科学情報システムズ
■ 株式会社TOUA
■ ソフトバンク・テクノロジー株式会社
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
Cloudianとは: Cloudian(クラウディアン)は、クラウドストレージの事実上の標準となっているAmazon S3のAPIに完全準拠し、高い拡張性と経済性を備えたオブジェクトストレージ。統計、課金、利用量管理機能等が実装されており国内外の商用クラウドストレージサービスに使用されているだけではなく、プライベートクラウドやエンタープライズにおいても使用できる。
オブジェクトストレージとは: ファイルシステムのような階層構造ではなくフラットな構造でテキスト、写真、動画のファイルといったオブジェクトを格納するストレージ。各オブジェクトの属性情報などのメタデータが付与されており個別の管理権限設定ができる。オブジェクトを特定するIDがインターネットで利用されるhttp://といったURLであり、広帯域ネットワーク経由でのデータ複製や移動に適している。詳細は、ホワイトペーパー「クラウドストレージの基礎知識」を参照。 (リンク »)
クラウドストレージとは: ビッグデータを扱うクラウド環境に適した高い拡張性と経済性が実現できるストレージの総称。広帯域ネットワークを経由した複数データセンターに対応できるオブジェクトストレージが利用されることが多い。
Amazon S3とは: AWS(Amazon Web Service)が提供するクラウドストレージサービス。2012年6月には1兆個のオブジェクトが格納されたと公表されている。そのAPIが広く公開されており、既にAmazon S3を利用するツール、アプリケーション等は数百種類ありS3エコシステムを形成している。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。