シーメンス、航空機の機体設計プロセスの時間を40%短縮させるSyncrofitの最新バージョンをリリース

~機体のファスナー締結部品の設計を最適化する多くの新機能を搭載~

シーメンスPLMソフトウェア

2013-04-22 11:00

シーメンスのSyncrofit(TM)最新リリースでは、ファスナー締結部品の
レイアウトと部品のサイズ展開機能が追加されたことにより、機体設計者は
締結部品のパターン作成、初期の部品寸法調整、設計の検証、そして
その後続く設計変更の作業に対し40%もの時間短縮が可能になりました。
新バージョンのSyncrofit 13によって、機体構造に使用される何十万点、
ときには何百万点にも及ぶファスナー締結部品がプランニング通りに
適切に締結されるか、また、アセンブリが設計要件を満たしているかを
手動で検証していた製造エンジニアの手間を省くことができます。さらに、
Syncrofit 13では、シーメンスのTeamcenter(R)ポートフォリオとの統合も
強化されました。複雑なアセンブリや大規模な機体構造の設計と製造に
適したSyncrofitは、シーメンスのビジネスユニットであるシーメンスPLM
ソフトウェアから提供されています。

機体のファスナー締結部品を製造プランニングに取り込む従来の方法は
きわめて面倒であり、製造段階でミスややり直しが発生し、コスト増の
原因になることが多々あります。Syncrofit 13では、製造現場で実証済み
のAirframe Manufacturing Environment(AME)モジュールとシーメンスの
CAD/CAM/CAE統合ソリューションであるNX(TM)との統合が図られ、
シーメンスの機体開発向け製品ポートフォリオがさらに拡充されたことに
なります。AMEモジュールは、CATIA(R) V5 CADシステムとも統合されており、
機体の組立状況に応じた部品の状態をデジタルで定義することができます。
これにより、開発コストの削減、製品品質の向上、厳しい納期目標の
達成に取り組む航空機機体メーカーの重要なニーズに応えます。

Syncrofit 13ではまた、世界で最も広く利用されているデジタル製品ライフ
サイクル管理ソフトウェアであるTeamcenterとの統合機能も強化されました。
これにより、自動化された製造組立プロセスに送るデータの関連付けと
管理を自動化して、時間がかかりミスが起こり易い手動プロセスを削減
することができます。さらに、やり直しや廃棄処分を招く恐れのある古い
製造データの使用を回避することもできます。

「Syncrofit 13では、CADソフトウェアとPLMソフトウェアとの統合強化、
ファスナー締結部品や穴の要件に適合した設計データの取り込み
などを通して、生産性を飛躍的に向上させる数多くの機能強化が
図られています。これらの機能は機体構造の効率的な開発や設計の
スマートな意思決定に欠かせないものばかりです。Syncrofit 13は
設計から製造までの完全なトレーサビリティを可能にし、より良い製品の
より迅速、かつより効率的な開発を支援します」と、シーメンスPLM
ソフトウェアの専門エンジニアリング・ソフトウェア担当シニア・バイス
プレジデントのSteve Lubyは述べています。

Syncrofitの詳細については、www.siemens.com/plm/syncrofit13をご覧ください。

シーメンス インダストリーセクターについて
シーメンス インダストリーセクター(ドイツ・エアランゲン)は、産業向けに
革新的で環境にやさしい技術とソリューションを提供している世界的な
サプライヤです。統合オートメーション技術と産業用ソフトウェア、
各産業に特化した豊富な専門知識、技術に基づく各種サービスを提供して、
お客様の生産性、効率性、柔軟性の向上に貢献しています。シーメンス
インダストリーセクターは、産業オートメーション事業部、ドライブテクノロジ
事業部、カスタマー・サービス事業部、金属テクノロジーのビネスユニット
からなり、全世界で100,000人を超える従業員を擁しています。
詳細はwww.siemens.com/industryをご覧ください。


シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する産業オートメーション事業部
(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション技術、工業用制御技術、
産業用ソフトウェアを相互に組み合わせた多岐にわたる取り扱い品目を
提供し、製品の設計から製造、サービスに至る製造企業のバリュー
チェーン全体を支援しています。産業オートメーション事業部が提供する
ソフトウェア・ソリューションを活用することにより、新製品の市場投入
期間を最大で約50%も短縮させることができます。産業オートメーション
事業部は、産業オートメーションシステム、制御機器とシステム
エンジニアリング、センサと通信、シーメンスPLMソフトウェア、
水処理技術の5つのビジネスユニットから構成されています。
詳細はwww.siemens.com/industryautomationをご覧ください。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。
NX、SyncrofitおよびTeamcenterは、米国およびその他の国における
Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.または
その子会社の商標または登録商標です。CATIAは、米国および
その他の国におけるDassault Systemesまたはその子会社の商標
または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークは
それぞれ各所有者に帰属します。
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