Tokyo, Oct 2, 2013 - ( JCN Newswire ) - OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:浅井 裕、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、このたび、電子回路に用いる基板材料において、国際的業界標準のIPC-TM-650 2.3規格※1に準拠した各種試験の受託サービスを開始しました。業界で初めて、ワンストップで需要性の多い30項目について試験実施を可能にし、基板の開発・製造・部品実装を行うお客様のサポートを強化していきます。
近年、電子回路に用いる基板の開発・製造・部品実装などに関わる業者間において、基板材料の品質と信頼性を共通の基準で評価するため、国際的業界標準であるIPC-TM-650 2.3規格に準拠した試験データを使用するケースが増えつつあります。しかし、当規格には化学的分析や材料試験など多岐にわたった多くの試験項目が含まれているほか、各種の分析装置が高価であり、かつ高い専門性をもつ技術者が必要なため、基板メーカーも含め、1つの機関で全ての試験設備とヒューマンリソースを整えることは極めて困難です。
OEGはこれまで、当規格中の基板清浄度測定(IPC-TM-650 2.3.28)などいくつかの試験項目を実施していましたが、このたび、お客様のご要望を受けて、長年にわたって解析分野で蓄積したノウハウと設備を活用し、耐薬品性試験や汚染物質測定など需要性の多い30項目の試験をワンストップで受託することにしました。お客様は、案件毎に必要な試験項目を選択してそのデータを取得することが可能です。また、本サービスを利用することにより、試験に関する自社での設備・人的投資は一切不要となります。
今後、電子回路のますますの多様化に伴い、基板材料に関する試験項目の増加が予測されます。OEGは、さらに環境を整え、より多くの試験項目に対応し、お客様の基板材料の開発・製造・部品実装を幅広く支援していきます。
【サービスの特長】
- IPC-TM-650 2.3規格に準拠した各種試験をワンストップでサービス提供
- 当規格の試験・分析は単一項目から受託可能
- 当規格のほか、電気的特性試験および信頼性評価試験も一括受託可能
【リリース関連リンク】
「PC-TM-650 2.3準拠受託試験サービス」紹介サイト
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【用語解説】
※1. IPC-TM-650 2.3規格
米国電子回路協会(IPC)が制定した電子回路基板材料の性能に関する規格。
概要:沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 (リンク »)
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