プレスリリース
2014年2月13日
オーティコン株式会社
www.oticon.co.jp
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オーティコン、先進チップ「イニウム」搭載補聴器のラインアップをさらに拡充、
スタンダードクラス「オーティコン・リア」登場
~更に、全クラスの耳あな型に超小型「IIC」とパワータイプ「耳あな型100」を
追加し、ユーザーからの声に360度展開で応えます~
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100余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木下 聡、以下オーティコン)は、オーティコンの超高速・省電力チップ“イニウム”を搭載したスタンダードクラスの補聴器シリーズ「オーティコン・リア」(以下、リア)を、2014年2月21日(金)より全国のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店にて発売いたします。
当社は2013年1月、イニウムチップを搭載し脳で音を感じる、人間の脳の持つ本来の力を最大に生かし、一人ひとりの聞こえの好みを「個別化」で実現するプレミアム補聴器「アルタ」を発売。発売以来、疲れにくくより自然な聞こえを実現する補聴器としてユーザーから高い支持を得ています。そして同年10月に発売したミドルクラス「ネラ」に続き、今回さらにお求めやすい価格帯のスタンダードクラス「リア」の登場でイニウム搭載補聴器のフルラインアップが揃い、ユーザー一人ひとりのニーズによりきめ細かくお応えすることが可能になりました。
リアシリーズは、従来スタンダードクラスでの実現が難しかった両耳での澄んだ歪みのない聞こえを実現する「リアプロ」、クリアな音を再現して一日中快適に過ごすこができる「リア」の2つのラインアップで、スタンダードの概念にとらわれない新たな聞こえの潮流を生み出していきます。
リアには上位器種同様、オーティコンが製品開発において掲げる3つのオーディオロジーの目標「騒がしい場所でも聞き取りやすい」、「一日中つけていても疲れにくい」、そして「ユーザー一人ひとりに合った聞こえを提供する」を踏襲しており、これまでスタンダードクラスでは難しいとされていた細やかでクリアな音声を再現し続け、より自然な聞こえを実現します。また、リアプロ、リア共にワイヤレス通信機能に対応。より多くのユーザーにワイヤレス機能を活用頂くことが可能になりました。さらに、RITEおよび耳かけ型タイプにおいては、防塵・防水性能 の国際保護等級「IP57(※2)」を取得しており、シーンを選ぶことなく一日を通して使用することができます。
■イニウム搭載補聴器全クラスの耳あな型に新スタイルを投入、360度からのアプローチを実現、3月3日より受注開始!
「極めて見えにくい」をコンセプトとして、2012年にグッドデザイン賞を受賞した当社デザイン補聴器インティガ耳あな型補聴器のDNAを引き継ぎ、イニウムチップによるよりクリアな音質と自然な装用感を併せ持った新スタイル「IIC (※1)」が「アルタ」、「ネラ」、及び今回発売する「リア」の3クラスにてそれぞれ登場。IICは2014年3月3日(月)より受注を開始いたします。併せて、国内外のユーザーからの熱望に応え、高・重度難聴に対応するパワータイプの耳あな型補聴器「耳あな型100」もこれらの3クラスにおいて同日発売いたします。耳あな型100は、高い操作性で使いやすい「ハーフ」及び安定感に優れた「フル」スタイルを揃えます。3クラスすべてにワイヤレス機能を搭載し、音の方向性の捉えやすさ、騒音下など難しい環境での自然な聞こえなどを積極的にサポートします。プレミアムクラス「アルタ」の登場時に刷新された当社の耳あな型補聴器にこれらの2スタイルが加わったことで、ユーザー一人ひとりのニーズに360度展開で応えていきます。
当社はイニウム搭載補聴器の集大成としてリアを市場へ投入することにより、プレミアムからミドル、そしてスタンダードクラスまで同一のチップとオーディオロジーを組み込んだ高性能な製品ラインアップを構成し、幅広いユーザーへ「より自然な聞こえ」を届け、聞こえに悩みを抱える方々が自分らしく生きることができるように力づけてまいります。
◆「オーティコン・リア」の主な特長◆
■オーティコンの新世代ワイヤレスプラットフォーム「イニウム」搭載
クアッドコア・プロセッサー搭載の先進プラットフォーム イニウムは、チップの小型化と音声の高速処理を実現しながら、消費電力を大幅に低減しました。また、両耳の補聴器間の絶え間ない情報交換により、自然でありのままの音環境を再現する両耳通信機能を備えています。イニウムプラットフォームは、ネラに搭載された全ての機能を可能にするエンジンとして働き、“より自然な聞こえ”を実現します。
■不快なピーピー音を強力に抑制する「ハウリングシールド」
補聴器によってはピーピー音の除去を優先するあまり、人工音の増加や音質の低下を招くものもあります。リアには上位器種で好評を得ている高性能なハウリング(不快なピーピー音)除去機能が搭載されているため、ハウリングを抑えるだけでなく、音質と可聴性を高いレベルで実現します。会話や音楽など聞きたい音に対して快適性を保ちます。
■もっと会話が楽しくなる「フリーフォーカス・ベーシック」
人の耳は前方から来る音を集めやすいようにできています。リアは、人間の自然な耳の働きをサポートすべく横や後ろの音を抑え、前方からの音を聞き取りやすくする機能が備わっています。これにより、聞きたい音の可聴性を高め、騒音下での言葉の聞き取りが快適になります。
■一人ひとりに調和する「ユーマティック・ベーシック」
ユーザー一人ひとりの聞こえの好みやニーズに沿うように細やかな調整を行うことで、個々ユーザーに合わせた個別化された音を届けます。
■使うシーンを選ばない「防塵・防水性」
あらゆる天候や環境で、オーティコン補聴器は期待を裏切りません。何重にもシーリングを施すことで、水やほこり、耳垢などの補聴器内部への侵入を防ぐ設計となっています。さらに、補聴器を構成する主要な部品は、水や湿気をはじくナノコーティングが施されています。厳格な耐久検査を経て高い耐久性と防水性能が実証されているオーティコンの補聴器は、RITE(外耳道内レシーバー)を含むすべての耳かけ型補聴器において、防水・防塵を証明する国際保護等級IP57を取得しています(※2)。
■選べる多様なスタイル
【耳かけ型】小さく目立たないミニRITE (外耳道内レシーバ)をはじめ、RITE、
ミニ耳かけ型、耳かけ型の全4つのスタイルを展開し、全7色のカラーバリエーションを揃えています。
【耳あな型】耳あな型補聴器の課題であるサイズ感や耐久性が改良され、頑丈かつ薄いシェルでより優れた堅牢性と耐久性を実現しました。さらに、シェルの内部には湿気や異物が入り込みにくい保護策が施されています。この度、CIC、カナル、ハーフ、フルに加えて最も小型の「IIC(※1)」スタイルが登場、全5つのスタイルが揃っています。
■ワイヤレス通信「コネクトラインシステム」に対応
従来のスタンダードクラスではプロタイプだけがワイヤレス対応でしたが、リアシリーズでは、リアプロ、リア共にワイヤレス対応となりました。オーティコンのコネクトラインシステムを活用して、テレビ、固定電話や携帯電話、音楽プレーヤー、パソコンなど様々な機器の音声をワイヤレスで直接補聴器に届けるので、コミュニケーションの幅が広がります。
◆オーティコン・リア 製品概要◆
■本体価格(片耳)(※3)
リアプロ :170,000円~210,000円
リア:130,000円~170,000円
■適合範囲
軽度難聴~重度難聴(100 dB HLまで対応)
■スタイル
【耳かけ型】ミニRITE、RITE、ミニ耳かけ型、耳かけ型
【耳あな型】IIC、CIC、カナル、ハーフ、フル
■カラー全7色
ダイアモンド・ブラック、ダーク・グレー、ライト・グレー、シルバー、ベージュ、
テラコッタ・ブラウン、コッパー・ブラウン
■防塵・防水の国際保護等級「IP57(※2)」を取得
■発売日:2014年2月21日(金)
※IIC、耳あな型100は、3月3日(月)発売
◆耳あな型 新スタイル「IIC」(Invisible In the Canal)◆
従来の耳あな型スタイル「CIC」、「カナル」「ハーフ」、「フル」に加えて、超小型で極めて見えにくい新スタイル「IIC」がアルタプロ、ネラプロ、リアプロに登場しました。*「IIC」、「CIC」スタイルはワイヤレス通信非対応です。
■発売日:2014年3月3日(月)
◆パワータイプ「耳あな型100」◆
高・重度難聴者に対応する100スピーカー搭載モデルが「ハーフ」、「フル」に登場。電池タイプは「312」及び「13」の選択肢があります。
■発売日:2014年3月3日(月)
▼オーティコン補聴器取扱店について
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▼「オーティコン・リア」のプレスリリース
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▼「オーティコン・リア」の製品サイト
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▼オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル『0120-113321』 営業時間9:30~17:30(土、日、祝日を除く)
◆その他、詳細は当社ホームページ (www.oticon.co.jp) をご覧ください。
※1 IICは、アルタプロ、ネラプロ、リアプロにて展開いたします。アルタ、ネラ、リアにはIICのお取り扱いはありません。
※2 オーティコンデンマーク本社において、第三者検査機関による国際保護等級IP57をRITEおよび耳かけ型タイプにおいて取得。
※3 補聴器本体は非課税です。
■オーティコン社およびオーティコン株式会社について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより1904 年にデンマークに創設されました。オーティコン社は世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本支社がオーティコン株式会社(www.oticon.co.jp)です。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコン社は先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者と共に開拓してきました。またオーティコン社は1977年に先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所を設立し、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーとともに将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。
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