テクトロニクス、DPO70000SXシリーズATIパフォーマンス・オシロスコープの ラインアップ拡充を発表

テクトロニクス

From: Digital PR Platform

2015-09-30 10:46


報道発表資料
2015年9月30日

テクトロニクス(代表取締役 米山不器)は、本日、DPO70000SXシリーズATIパフォーマンス・オシロスコープのラインアップに、50GHzモデルと23GHzモデルを追加したことを発表します。新製品の50GHzモデルは、最上位機種の70GHz帯域は必要ないものの、28GBaud PAM4やKバンド周波数帯域のテストなど、テクトロニクス特許技術の非同期タイム・インターリーブ(ATI)アーキテクチャによる超低ノイズが必要なエンジニアや研究者に最適です。また、ATI未搭載ながらコンパクトなパッケージ、UltraSync同期技術によるスケーラビリティを実現した23GHzモデルも追加されています。

DPO70000SXシリーズATIパフォーマンス・オシロスコープは、今日の超広帯域リアルタイム・オシロスコープとして、世界最高クラスの低ノイズと信号忠実度を実現しています。信号が高速になり、振幅が小さくなると、システム・ノイズによって重要な信号細部が見えなくなってしまうため、システム・ノイズは大きな問題になります。テクトロニクスの50GHz、70GHz ATIパフォーマンス・オシロスコープは、他のオシロスコープ・メーカが採用している周波数インターリーブ手法に比べ、最大30%も低いシステム・ノイズで高周波信号をより正確に取込み、測定することが可能です。

テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・ライク(Brian Reich)は、次のように述べています。「DPO70000SXシリーズは、性能に関する“新基準”を確立しています。当社は、お客様の要求に対する直接の対応として、素早く製品ラインアップを拡充しています。最上位機種については、他社の同クラス製品に比べて周波数帯域で10%以上、サンプル・レートで25%、低ノイズにおいては30%も高性能を実現しています。今回の製品ラインアップの拡充は、シグナル・インテグリティに取り組んでいる、より広いエリアのエンジニア、研究者の要求にこたえるものです」

<対称型の信号経路による低ノイズ性能>
従来、超広帯域信号のデジタイジングを可能にする手法として用いられていた周波数インターリーブでは、信号のエネルギーを2つのデジタイジング経路に分割し、再度DSPを使用して入力信号を再構築していました。テクトロニクス独自のATIアーキテクチャは従来の手法と異なり、対称構造の技術を使用しており、すべての入力エネルギーが2つのデジタイジング経路に伝送されます。この結果、信号の信号再構築時に自然にノイズ低減という効果を得ることになります。50GHzモデルのATIチャンネルのサンプル・レートは200GS/sであり、サンプルあたり5psの分解能を実現しています。また、2つの標準(非ATI)の33GHzチャンネルでは、サンプル・レート100GS/s、サンプルあたり10psの分解能を持ちます。

信号忠実度をさらに高めるため、DPO70000SXシリーズ・オシロスコープの高さはわずか13.3cmに抑えられています。このためオシロスコープをDUT(被測定デバイス)の直近に置くことができ、最短のケーブル長、クリアな信号を実現します。高さが低いため3Uのラックマウントに収納できるほか、2台を重ねても標準のベンチタイプ・オシロスコープと同じ高さになります。

長距離のファイバ・システム(DP-QPSKコヒーレント変調)や短距離(PAM4)のデータ・センター・ネットワークで使用される、高速ネットワーク技術の検証などのテスト・アプリケーションでは、複数機器間の正確なタイミング同期が欠かせません。DPO70000SXシリーズ・オシロスコープは、当社特許のUltraSyncアーキテクチャにより、正確なデータ同期と複数台システムの容易な操作が可能です。UltraSyncは、12.5GHzのサンプル・クロック・リファレンスと協調したトリガを使用しており、1台の計測器におけるチャンネル間スキューよりも優れたチャンネル間スキュー安定度を実現しています。

<DPO70000SXシリーズによるPAM4解析サポート>
PAM4と呼ばれる技術を使用して最長10kmを伝送する、次世代の56GBaudデータコム規格として、マルチレベル・シグナリングの採用が予定されています。設計エンジニアにとって、マルチレベル・シグナリングの測定には特有の難しさがあります。この技術のテストに関しては、DPO70000SXシリーズによるPAM4解析サポートのプレス・リリースをご参照ください。DPO70000SXシリーズの50GHz、70GHzモデルが持つ、業界トップクラスの低ノイズ・アクイジション・システムとこの最新の解析ツールセットにより、PAM4シグナリンリグの非常に正確な特性評価が可能になります。

DPO70000SXシリーズには、コンパクト・パッケージの特長を活かし、UltraSyncをサポートする23GHzモデルも追加されました。非ATIチャンネルでは4チャンネルで23GHzの周波数帯域、チャンネルあたり50GS/sのサンプル・レート、サンプルあたり20psの分解能を実現しています。

<DPO70000SXシリーズの特設サイト>
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