2016年中堅・中小企業におけるスマートデバイス導入とIoT 活用やN/W基盤の関係

ノークリサーチは2016年の国内中堅・中小企業におけるスマートデバイス導入実態とIoT活用やN/W基盤などとの関係に関する調査を実施し、分析結果を発表した。

株式会社ノークリサーチ

2016-12-15 12:00

<試験的な導入が一巡し、今後は様々な商材/ソリューションとの並行提案が必要となる> ■端末形状別の導入状況では「7インチタブレット」と「タブレットPC」がやや苦戦している状況 ■業務システム改善は有望な契機だが難易度も高い、社内N/W基盤等との並行提案も重要 ■ IoT活用に積極的な企業はスマートデバイス関連ソリューションにとっても有望な訴求候補
PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2016年12月15日

2016年中堅・中小企業におけるスマートデバイス導入とIoT 活用やN/W基盤の関係

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)は2016年の国内中堅・中小企業におけるスマートデバイス導入実態とIoT活用やN/W基盤などとの関係に関する調査を実施し、分析結果を発表した。 本リリースは「2016年版スマートデバイス/PCから見たIoT活用の実態と展望レポート」のサンプルおよびダイジェストである。
下記のリリース内容は以下のURLにも掲載されております。
発行元URLをご案内いただく際は以下のURLの記載をお願い致します。
(リンク »)


<試験的な導入が一巡し、今後は様々な商材/ソリューションとの並行提案が必要となる>
■端末形状別の導入状況では「7インチタブレット」と「タブレットPC」がやや苦戦している状況
■業務システム改善は有望な契機だが難易度も高い、社内N/W基盤等との並行提案も重要
■ IoT活用に積極的な企業はスマートデバイス関連ソリューションにとっても有望な訴求候補


対象企業: 日本全国/全業種の500億円未満の中堅・中小企業
対象職責: 企業経営もしくはITの導入/選定/運用作業に関わる職責
調査実施時期: 2016年11月前半
有効回答件数: 700社(有効回答件数)
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照 (リンク »)


■端末形状別の導入状況では「7インチタブレット」と「タブレットPC」がやや苦戦している状況
本リリースの元となる調査レポートでは中堅・中小企業が導入しているスマートデバイスの形状(スマートフォン、7インチクラスタブレット、10インチクラスタブレット、大型タブレット、タブレットPCなど)ならびに端末OS(iOS、Android、WindowsMobile/Windows Phone、FireFox OS、Linuxなど)を尋ね、年商や業種などの企業属性別の集計/分析を行っている。
(調査項目の詳細については右記の調査レポート案内を参照 (リンク ») )
以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業全体に対し、「導入済みのスマートデバイス関連の端末形状」(複数回答可)を尋ねた結果を前回調査(2015年7月)と今回調査(2016年11月)で比較したものである。 「スマートデバイスを導入していない」が前回調査と比較して増えている一方で、いずれの端末形状についても回答割合が減少している点に注意する必要がある。その中でも、「タブレット(7インチクラス)」と「タブレットPC」の減少幅がやや大きい。前者では大型スマートフォンとの使い分け、後者では薄型ノートPCとの使い分けにおいて差別化が難しくなっていると推測される。
こうした状況を踏まえ、本リリースの元となる調査レポートでは中堅・中小企業におけるスマートデバイス活用を活性化し、関連するN/W基盤の商材などを提案/訴求していくためには何が必要か?に関する分析と提言を行っている。次頁以降においてはその一部をサンプル/ダイジェストとして紹介している。


■業務システム改善は有望な契機だが難易度も高い、社内N/W基盤等との並行提案も重要
前頁では中堅・中小企業において 「スマートデバイスを導入していない」という回答割合が前回調査と比べ若干増加している点について触れた。その要因を探るために、年商500億円未満の中堅・中小企業全体(スマートデイバイス導入済み)に対して「スマートデバイスを導入した理由や背景」(複数回答可)を尋ねた結果が以下のグラフである。
iPadに代表されるタブレットが登場した当初には「今後に向けた試験的な導入」に該当するケースも多く見られた。
また、スマートフォンを主体にキャリア系の販社/SIerなどでは、「従来型ビジネスホンからの移行」や「ネットワーク回線サービスとのセット販売」などの取り組みもあった。
現在ではこれらのニーズが一巡し、「業務システムの改善やバージョンアップ」がスマートデバイス導入の理由/背景として最も多く挙げられている。だが、業務システムと関連したスマートデバイス導入は他の理由/背景と比べ時間や費用を要する。
そのため、初期段階と比べて昨今のスマートデバイス普及のスピードはやや鈍化していると考えられる。また試験的な導入を行った企業では活用を中断するケースも出てくる。
そのため、中断による減少分を新規導入が即座に補う形とならず、前回の調査と比べスマートデバイスを導入している企業の割合が低下したものと考えられる。
本リリースの元となる調査レポートではスマートデバイスに加え、以下のようなN/W基盤や関連する各種サービスの導入状況についても集計/分析を行っている。
・無線LAN(WiFi)アクセスポイント: (※) 社内に設置し、無線によってPC/スマートデバイスを互いに接続できるようにする機器
・VPN(仮想プライベートネットワーク): 拠点間を繋ぐ専用のネットワーク回線を利用できるサービス
・複合機(MFP)(データ共有機能有): プリンタ、FAX、コピー、スキャナの機能を持ち、スキャンした紙文書をクラウドに保存するなどのデータ連携も可能な機器
・複合機(MFP)(データ共有機能無): プリンタ、FAX、コピー、スキャナの機能を持つが、ネットワークを介したデータ連携機能は備えていない機器
・オンラインストレージサービス: (※) クラウド上に文書データなどを保存し、PC/スマートデバイスから読み書きできるサービス
・ウエアラブル端末: 眼鏡/リストバンド/グローブなどのように身に着けることが可能な形状を持ち、スマートデバイスと同等の機能を持った端末
・ドローン: カメラを備え、遠隔操作や自律動作によって飛行する能力を持った機器
以下のグラフは上記のうちで (※)のついた項目に関する結果をスマートデバイスの導入状況を軸として集計したものだ。
スマートデバイス導入に伴って無線LANやオンラインストレージサービスの導入が進みやすいことを示したデータといえる。
業務システム改善に合わせてスマートデバイス導入を訴求/提案することは一般的には難易度が高い。そのため、新規でのスマートデバイス導入提案では周辺の社内N/W基盤や各種サービスとのクロスセルなども織り交ぜていくことも重要となる。


■ IoT活用に積極的な企業はスマートデバイス関連ソリューションにとっても有望な訴求候補
本リリースの元となる調査レポートではPCを始めとする様々な端末に関する事柄と合わせて、「製造業」「卸売業/小売業/サービス業」「建設業」といった業種カテゴリ毎に設定されたIoT活用シーンへの投資意向/投資金額に関する調査も行っている。例えば、製造業を中心としたIoT活用シーンは以下の通りである。
活用シーンPS1:
複数の企業を跨いだ稼動状況の共有
活用シーンPS2:
製造装置の予防保守や稼働率の向上
活用シーンPS3:
在庫や輸送に関する管理/効率の改善
活用シーンPS4:
製造物のネット接続による付加サービス
IoT活用に関する詳しい内容は右記のリリースを参照
(リンク »)
本リリースの元となる調査レポートでは、上記のような様々なIoT活用シーンを集約し、「いずれかのIoT活用シーンに対して自社単独 / 同業他社と共同 / 他業種と共同のいずれかの形態での投資予定があるかどうか?」という観点で調査対象企業をグループ分けし、そのグループ毎にスマートデバイス活用と関連する様々な項目を尋ねている。以下のグラフはその中で、スマートデバイス活用に伴うデスクトップ仮想化導入に関連した項目の結果をプロットしたものだ。(他にどのような調査項目があるか?については右記の調査レポート案内を参照 (リンク ») )
スマートデバイス活用において端末にデータを残さない方法として、デスクトップ仮想化は有効な選択肢の一つだ。またIoT活用では様々なデータを企業を跨いで共有/活用するケースも考えられる。そのため、以下のグラフが示すようにIoT活用に積極的な企業においてはスマートデバイス活用に伴うデスクトップ仮想化の導入意向も比較的高くなるものと考えられる。
このように、IoT活用に積極的な企業はスマートデバイスやそれらと関連するITソリューションの有望な訴求先となる可能性がある。


本リリースの元となる調査レポートのご案内

2016年版スマートデバイス/PCから見たIoT活用の実態と展望レポート
【価格】180,000円(税別)
【媒体】CD-ROM (分析サマリ: PDF形式、集計データ: Microsoft Excel形式)
【発刊日】 2016年12月12日 下記より調査レポートの詳しいご案内(サンプル属性、設問項目、試読版など)をご覧いただけます
(リンク »)
お申込み方法: ホームページ( (リンク ») )から、またはinform@norkresearch.co.jp宛にメールにてご連絡ください


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株式会社 ノークリサーチ 担当:岩上 由高
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