アズジェント、ディープラーニングによりエンドポイントのマルウェアをリアルタイムで防御する次世代エンドポイント対策製品Deep Instinct取扱い開始

既存のアンチウイルス及びMicrosoft Azureの管理ソリューションOMSとも連携

株式会社アズジェント

2017-09-13 00:00

アズジェントは、ディープ インスティンクト 社と販売契約を締結し、次世代エンドポイントマルウェア対策製品「Deep Instinct」の販売を開始する。
セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)は、DEEP INSTINCT, Ltd.(ディープ インスティンクト 所在地:イスラエル CEO:Guy Caspi 以下、DEEP INSTINCT社)と販売契約を締結し、同社の次世代エンドポイントマルウェア対策製品「Deep Instinct」の販売を開始いたします。

【背景】
新種のマルウェアが日々大量発生している今日、発見されたマルウェアの情報を基に対策をおこなう従来型のシグネチャ方式だけでは防御できなくなっていることは周知の事実です。また、仮想環境で動作させ、その挙動からマルウェアかどうか判定するサンドボックスにおいても、サンドボックス環境を認識する高度なマルウェアの登場により、サンドボックスのみでの対策にも限界がきています。
このような環境下、新しいテクノロジーとして注目を浴びているのがAI(人工知能)を利用した検知、防御システムです。特にディープラーニング(深層学習)は、人間の手でデータの特徴点(目の付け所)を抽出しなければいけなかった従来の機械学習に対し、ビックデータをもとに特徴点を自動的に見つけ、繰り返し学習します。このため、データが増えれば増えるほど、精度をあげることができます。

【世界初のディープラーニング型エンドポイント】
Deep Instinctは、セキュリティで世界初、ニューラルネットワークを用いたディープラーニングにより、被害が発生する前に脅威を検知、防御するNGEPP(次世代エンドポイントプロテクション)製品です。何百万ものマルウェアをディープラーニングによって繰り返し学習しているため、既知・未知にかかわらずマルウェアがエンドポイントで実行される前にリアルタイムで検知し、ブロックします。Windows Defenderをはじめとする主要なアンチウイルス製品と協調稼働させることで、非常に高い検知率を実現できます。また、Deep Instinctの管理モジュールを使った単独利用に加えて、マイクロソフトのクラウドプラットフォームMicrosoft Azureの管理ソリューションOperations Management Suite(OMS)とDeep Instinctの管理モジュールが連携をとることにより、各エンドポイント上のDeep Instinctと他のMicrosoft Azure上のセキュリティや運用のログを収集、一元管理することができます。


【エンドースメント】
日本での販売開始に際し、日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 クラウド&エンタープライズビジネス本部長 浅野 智氏は以下のとおり、コメントしています。
「株式会社アズジェント様によるMicrosoft Azure上で稼働するD-Applianceなどで構成されるDeep Instinctによってディープラーニングを活用したお客様のエンドポイント保護が実現することを心より歓迎いたします。これにより管理者は、ネットワークのみならずエンドポイントのセキュリティ情報を一元管理でき、セキュリティ対策に役立てることができます。また、多くの組織において、ハードウェアの資産をもつことなく、低コストでディープラーニングを用いた高精度のマルウェア検知が可能となることで、さらに強固なセキュリティを手に入れることが期待できると考えています。」

【概要】
Deep Instinctは、D-Brain(リサーチラボ)、D-Appliance(管理モジュール)、D-Client(クライアントエージェント)から構成されており、それぞれの役割、特徴は以下のとおりです。

D-Brain:DEEP INSTINCT社のリサーチラボ。
・ディープラーニングを用いて何百万ものマルウェアを繰り返し学習することにより、高い検知率を実現します。
・学習によって得られた結果を3か月毎に予測モジュールに反映します。

D-Appliance:管理モジュール。D-Brainの作成した予測モジュールを各端末に配布し管理。
・Microsoft Azureをはじめとするクラウドとオンプレミスの双方で動作可能です。クラウドを使用する場合、ネットワーク構成を変更することなく、低コストで導入が可能です。
・Microsoft AzureのOMSと連携することにより、D-Clientのログの一元管理ができます。

D-Client:クライアントエージェント。ゼロデイ、標的型攻撃をはじめとする脅威から端末を保護。
・一般的なアンチウイルス製品が頻繁にアップデートを行うのに対し、予測モジュールは3か月毎に配信されるため、オンライン、オフラインに関わらず長時間使用することができます。
・メモリ使用率が非常に低いため、インストール後も端末のパフォーマンス低下を感じることはありません。
・主要なアンチウイルス製品との協調稼働が可能です。

慶應義塾大学において実施した日本でのリリース前バージョンの検証テストにおいて、既知のマルウェア検体に対し 平均98.7%以上、ランサムウェアにおいては、99.2%の検知率という結果を得ています。また、同大学にて作成した未知に相当するマルウェア検体に対し、平均80%の検知率を得ています。検証テストを実施した慶應義塾大学 環境情報学部政策・メディア研究科 中村修教授、小林和真特任教授の両名は、以下の通りコメントしています。
「Deep Instinctの検知率を検証するにあたり、約1万2000の既知マルウェア検体、既知の約1万2000の検体をもとに改変したマルウェア検体(未知のマルウェア検体に相当)を用いました。AIエンジン搭載エンドポイント製品の初期の結果としては、十分な検知率を得ています。今後、さらなるディープラーニングにより、検知率が向上することに期待が出来る製品です。」
尚、引き続き慶應義塾大学の協力のもと、日本で11月に正式リリースするバージョンのテストを行い、結果を公開する予定です。

【受賞】
DEEP INSTINCT社のテクノロジーは海外でも高く評価されており、Frost & Sullivan社「2017 Technology Innovation Awards」、ディープラーニング用のプロセッサとして著名なnVIDIA社のGPU Technology Conference「NVIDIA 2017 Inception Awards」、Cyber Defense Magazine「Infosec Awards Winners 2017 – Hot Company – Anti-Malware」など、様々な賞を受賞しています。


【販売に関して】
アズジェントでは、D-Clientが日本語化されたDeep Instinct(Microsoft Azure対応版含)を2017年11月より販売開始し、初年度7億円の販売を目指します。

販売価格(税別):
1端末あたり ¥8,500/年(100端末の場合)~

【Deep Instinctの主な特徴と仕様】
主な特徴:
・ディープラーニングにより未知、既知に関わらずマルウェアを検知し、防御
・オンライン、オフラインに関わらずマルウェアを検知
・マクロが埋め込まれたファイルを識別し、安全性を判断
・実行ファイル、PDF、Officeファイル、圧縮ファイル、スクリプト等、様々なファイルに対応
・既知のアンチウイルス製品との協調稼働が可能(多層化防御)
・ハッシュ値、証明書に基づいたホワイトリスト、ブラックリスト化が可能
・マイクロソフトのOMSと連携させることにより、D-Clientログの一元管理を実現
・軽量かつ高速なスキャンを実現

サポート対象アンチウイルス製品:
Microsoft Windows Defender、Trend Micro Maximum Security 、F-Secure Anti-Virus、Kaspersky Anti-Virus、McAfee Endpoint Security、Sophos、Symantec Endpoint Protection等、主要アンチウイルス製品

D-Client対応OS:
Windows 7 SP1、8、8.1、10、10.1
Windows Server 2008 R2、2012、2012 R2、2016
iOS 8.0以上
Android 4.4 以上


【アズジェント】
株式会社アズジェント
〒104-0044 東京都中央区明石町6-4
TEL:03-6853-7402 E-mail:info@asgent.co.jp URL: (リンク »)

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