本連携により、複数の大規模な基幹システム(※1)を運用する企業は、「Magic xpi」を利用することで、簡単に「GMO電子契約Agree」と連携でき、自社内に電子契約をシームレスに実行できる環境を構築することが可能となります。
(※1)基幹システムとは、生産管理・販売管理・人事給与・会計・財務システムなど、ビジネスの根幹となる業務を支えるシステムのこと。
【サービス連携の背景】
GMOクラウドが提供する「GMO電子契約Agree」は、電子契約の締結から管理までをワンストップで行える、クラウド型の電子契約サービスです。
昨今、業務効率化やペーパーレス化の流れを背景に、電子契約のニーズが高まっており、大量の契約業務や受発注を処理するために、社内申請・承認ワークフローシステムや、ERP(SAP/Microsoft Dynamics/Oracle JD Edwards)(※2)、基幹システム、CRMなどのシステム間連携の必要性が増しています。これを受けて「GMO電子契約Agree」では、電子上の契約締結・管理業務をより効率化できるよう、企業が導入している基幹システムやワークフローシステム、CRM/SFAシステムとの連携が可能になるAPI(Agree API)(※3)を、2017年2月から提供しています。しかし、複数かつ規模の大きいシステムを運用している企業の場合、API連携に要する開発工数が複雑なため、開発にかかる時間やコストの負担が大きく、導入に踏み切れないという問題もありました。
一方、マジックソフトウェア・ジャパンが提供する「Magic xpi」は、企業内に分散している販売管理・財務会計・顧客管理システムなどがそれぞれ保有する異なるデータを、連携・同期・統合できるシステム連携(EAI)ソリューションです。
そこで、GMOクラウドとマジックソフトウェア・ジャパンは、複数かつ大規模なシステムを運用していても、コーディング不要でシステム間連携を実現でき、加えてシームレスな電子契約環境も構築できるよう、「GMO電子契約Agree」と「Magic xpi」をサービス連携させることといたしました。これにより、余計な開発時間・コストをかけず、電子契約をシームレスに実行できる環境を自社内に簡単に構築することが可能となります。
(※2)ERP(Enterprise Resource Planning)とは、SAPやMicrosoft Dynamics、Oracle JD、Edwardsなどに代表される、企業経営に必要となる情報を一元管理し、経営の効率化をはかるための製品。
(※3)API(Application Programming Interface)とは、サービスやアプリケーションなどソフトウェア同士をつなぐための仕組み。
■「GMO電子契約Agree」と「Magic xpi」のサービス連携概要
この度の連携により、「Magic xpi」上で「GMO電子契約Agree」と各種業務システムを簡単につなぎ合わせることができる専用テンプレートを用意しました。これにより企業は、自社で導入しているERPや基幹業務システムと「GMO電子契約Agree」とのシステム連携を、コーティング不要で簡単に行うことができます。
また、GMOクラウドが提供するクラウド基盤(IaaS)である「GMOクラウドALTUS」および「GMOクラウドPrivate」では、「Magic xpi」を稼動できる環境をご用意いたしました。従来「Magic xpi」を利用する場合は、オンプレミス(自社専用)のサーバーを自社で用意し、環境の構築・運用を行う必要がありましたが、新たに「Magic xpi」を導入されるお客様は、「GMOクラウドALTUS」もしくは「GMOクラウドPrivate」を利用すれば、お客様側で専用サーバー環境の構築・運用を行う必要なく「Magic xpi」を導入することが可能です。
なお、「Magic xpi」上で各種システムをつないでいるため、導入しているサーバー・クラウド上で大量のデータやファイルの処理が行われますが、「GMOクラウドALTUS」「GMOクラウドPrivate」などのクラウド環境であれば、柔軟にリソースを拡充することができるため、将来的なトランザクション増加も意識せず運用が可能となります。
<参考URL>
・「GMOクラウドALTUS」(URL: (リンク ») )
・「GMOクラウドPrivate」(URL: (リンク ») )
<マジックソフトウェア・エンタープライゼスからのエンドースメント>
■ソフトウェアソリューションズディビジョンプレジデントウディ・アーテル様
この度「GMO電子契約Agree」と「Magic xpi」との連携による協業ビジネスに大きな期待をしています。様々なクラウドサービスや業務システムがAPIを通じて相互に接続されることで、新たなサービスやソリューションが生み出されています。コーディングなしでシステム間連携を実現する「Magic xpi」は、複数システムを横断する複雑な業務プロセスの効率化・自動化を支える、柔軟・ハイパフォーマンス・堅牢なプラットフォームです。
「GMO電子契約Agree」と、SAPやMicrosoftDynamicsのようなエンタープライズ・システムが連携することで、企業間の契約業務の効率化に寄与するものと確信しています。
【「GMO電子契約サービスAgree」について】
(URL: (リンク ») )
「GMO電子契約Agree」は、20年間に渡ってホスティング・クラウドサービスを提供してきたGMOクラウドのノウハウと、国内シェアNo.1(※4)の電子認証サービスブランドを展開するGMOグローバルサインの電子署名サービスを活かして共同開発した、クラウド型の電子契約サービスです。電子契約の締結から管理までをワンストップで行えるので、印紙税や郵送費の削減、契約締結にかかる手間の軽減や時間を大幅に短縮でき、契約業務や受発注業務などの署名業務の効率化が実現できます。
(※4)Netcraft社の「SSL Survey」より(2017年9月時点)
【「Magic xpi Integration Platform」について】
(URL: (リンク ») )
社内外に分散している様々なシステムやサービスが保有するそれぞれ異なるデータを、連携・同期・統合するシステム連携(EAI)ソリューションです。「Magic xpi」には、66種500機能以上(2018年5月時点)のアダプタ・コネクタ群が提供されているため、簡単で直感的なユーザーインターフェースからドラッグアンドドロップでシステム連携フローがデザインできます。また、インメモリ技術のミドルウェアを標準搭載し、実行サーバーのスケールアウト(サーバー増強)と冗長構成を容易に行えるため、24時間365日ノンストップかつハイパフォーマンスなシステム連携基盤を提供します。
【GMOクラウド株式会社とは】
1996年のサービス開始以来、ホスティング事業者として13万を超える法人のお客様のサーバー運用実績と国内およそ6,500社の販売代理店を有しています。2011年2月にクラウドソリューション「GMOクラウド」を立ち上げクラウドサービス事業に本格的に参入して以降、クラウド事業に主軸を置いて国内のみならず世界へ向けてサービスを展開し、グローバル企業を含む多くの企業に最適なITインフラを提供しております。また、2007年より「GlobalSign」の電子認証サービスを連結会社のGMOグローバルサイン株式会社を中心にベルギー、英国、米国、中国、シンガポール、フィリピン、インド、ロシア、ドバイに拠点を置き政府レベルのセキュリティをグローバルに展開しております。
さらに、2017年からはIoT事業を開始し、自動車向けIoTソリューションの開発や、無料コンサルティングでIoTビジネスの実現を支援する「IoTの窓口byGMO」を提供しています。
【マジックソフトウェア・ジャパン株式会社とは】
イスラエル本社を中心に、全世界50カ国以上のビジネスネットを持つマジックソフトウェア・エンタープライゼス(NASDAQ:MGIC)100%出資による日本法人です。超高速開発ツール「Magic xpa」と、システム連携プラットフォーム「Magic xpi」の開発・販売を核に、さまざまなソリューションとサービスの提供を行っています。現在、日本国内では東京(本社)、札幌、仙台、信越、名古屋、大阪、岡山、広島、福岡の全国主要9都市に拠点を構え、全国800社以上のパートナーを通じて製品を販売し、サポートおよびコンサルティング・サービスの提供を行っています。
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