日本ユニシスは11月10日、同社が提供する「SaaSプラットフォーム・サービス(PaaS)」に、新たに「データ連携サービス」を加えて販売を開始した。
同社が2009年5月から提供しているSaaSプラットフォーム・サービス(PaaS)は、クラウドアプリケーションの開発、実行に必要なDMZ(DeMilitarized Zone)環境や管理機能を提供するPaaS(Platform as a Service)サービス。
従来、クラウド環境と社内システムとの連携を実現するためには、個別に連携の仕組み(連携サーバの構築や連携方式の設計および開発、連携サーバと接続するためのアプリケーション改造)を構築することが必要だったという。今回、販売を開始する「データ連携サービス」では、こうした連携サーバの構築、運用が不要になるとしている。合わせて、多様な連携方式をサポートするため、クラウドコンピューティングの利用にあたって初期コストの削減とリードタイムの短縮を可能にするという。
同サービスは、マジックソフトウェア・ジャパンのシステム連携ソリューション「Magic jBOLT」、日本ユニシスが提供しているICTホスティングサービス、SaaSプラットフォーム・サービスのネットワークセキュリティ機能をベースに連携基盤を構築し、提供を行うという。
データ連携サービスの利用価格は、月額利用料が3万9000円から、初期費用は13万5000円からとなる(価格はいずれも税別)。