オージス総研『オフィス宅ふぁいる便』に「ログイン時の多要素認証機能」と「ユーザー利用ログの出力機能」を追加。働く環境の変化に求められる高いセキュリティ耐性を実現。

　株式会社オージス総研（本社：大阪市西区、代表取締役社長：中沢正和、以下オージス総研）は、社外とのセキュアなファイル受け渡しを実現する法人向けファイル転送サービス「オフィス宅ふぁいる便」のセキュリティ機能を追加し、この度リリース致します。

◆セキュリティ機能強化の目的

　社会の情報化推進が求められている昨今、社員の働く場所や働き方が変わり、それに伴う社内ルールを変更する企業が増えています。また、なりすましや内部不正などの情報漏洩も増加傾向にあり、業務で利用するサービスにはこれまで以上に高いレベルのセキュリティが求められてきています。

　オフィス宅ふぁいる便は、ファイル受け渡しを安全に行えるサービスとして、誤送信防止や上長承認など、企業の資産である情報（ファイル）を安全に送受信できる機能をこれまでも提供してきましたが、世の中の環境変化に更に対応するため、オフィス宅ふぁいる便を使い始める際の（１）ログイン時の多要素認証機能と、（２）利用後のユーザー利用ログの出力機能を追加しました。

（１）ログイン時の多要素認証機能の追加で不正ログインの排除を可能に

　オフィス宅ふぁいる便は、ログイン認証を多要素化することで、第三者にサービスの認証情報を不正に入手され、なりすましでログイン後にアップロードされたファイルや受信したファイルを搾取されるなどのリスクをさらに低減します。

　これまでは、ログインID+パスワード認証、またはシングルサインオン認証でログインしていましたが、今回、スマートフォンなどで発行されたワンタイムパスワードをログインID＋パスワードの認証後に入力する多要素認証化で、さらにセキュリティを強化することができます。

（２）ユーザー利用ログの出力機能でより詳細な違反者の調査が可能に

　オフィス宅ふぁいる便のユーザーには利用者と管理者がいます。内部不正対策として、利用者が業務と関係のないアドレスに機密情報を送信していないか、あるいは管理者が不適切な利用者アカウントを作成していないかを確認するため、利用ログを定期的に監査することは企業にとって極めて重要です。また、利用ログがあれば万が一情報漏洩事故が発生した時に、いつ、誰に、どのような情報が漏洩したかを追跡することができます。

　これまでは、管理画面で利用者の送受信履歴を確認できましたが、ログファイル（csv形式）にエクスポートし、エクセル等の分析ツールを使って大量のデータでも詳細に調査ができるようになります。


◆今後もファイル受け渡しのリスク管理ができるサービスとして進化し続けます

　情報化社会が急速に進む中、誤送信・不正利用・内部犯行・ウイルス感染などの情報セキュリティ事故のリスクがこれまで以上に高まっています。PPAPの禁止など世の中の情勢が大きく変わる中で、オフィス宅ふぁいる便はファイル受け渡しのリスク管理ができるサービスを今後も目指し、お客様の声を聴きながらこれからも進化し続けます。


＜オフィス宅ふぁいる便の概要＞
　 (リンク »)
　オフィス宅ふぁいる便は"ファイル受け渡しのリスク管理ならオフィス宅ふぁいる便"をコンセプトに、オージス総研が提供する法人向けファイル転送サービスです。
　安全なファイル転送のため、IPアドレスやドメインを制限することで送信先を絞りこむ機能や上長承認による送信管理など情報漏洩を未然に防ぐ管理機能を備えています。
　また近年、話題になっている"PPAP"を回避するための1つの手段にもなります。

＜株式会社オージス総研について＞
本社：大阪市西区千代崎3丁目南2番37号
設立：1983年　
資本金：4.4億円（大阪ガス株式会社100%出資）
業務概要：オープンソースソフトウェアの活用・オブジェクト指向技術・クラウドサービス関連技術・アジャイル開発技術・データセンター運用やこれをベースにしたクラウドサービス・エンドポイントを中心としたセキュリティなど、大阪ガスの基幹システム開発から運用までを一貫して提供しており、他にも製造・金融・公益など全国で幅広い実績を有しています。近年ではデータ分析、IoTおよびルールモデリングを重視したルールベース開発（BRMS）に注力する他、デザイン思考やアジャイル開発のノウハウを活かしたDX支援コンサルティング、行動観察を活用した新価値創造コンサルティングを提供しています。