BASIC認証

用語の解説

BASIC認証とは

(ベーシックニンショウ,基本認証,)
BASIC認証とは、HTTPを用いた通信で扱うことのできるシンプルなユーザー認証方式のことである。
暗号化されない裸の文字列(クリアテキスト)を照合することによって認証が行われる。 BASIC認証が施されたWebディレクトリやWebページにアクセスすると、ダイアログボックスが表示される。 ユーザーは、ユーザー名をパスワードを入力することによって認証に応じる。 サーバーにはあらかじめ閲覧を許可するユーザーのリストが作成されている必要がある。 入力されたデータが、サーバーが持つ閲覧許可ユーザーのリストの中に見つかれば、Webページの閲覧が許可される。 ただしBASIC認証は、入力された情報に何の暗号化も施さずに平文(クリアテキスト)として送信するため、通信途上で第3者に盗聴されれば簡単にIDやパスワードが盗まれてしまう。 セキュリティ目的のユーザー認証にはBASIC認証が適しているとは言えない。 BASIC認証が機能するためには、クライアント(ユーザー側のWebブラウザ)がBASIC認証に対応している必要がある。 もっとも、BASIC認証はWebサーバーがブラウザとの通信に用いる最も基本的なプロトコルであるHTTP(HyperText Transfer Protocol)によってサポートされている機能であるため、ほとんど全てのブラウザがBASIC認証に対応している。 なお、「BASIC認証」という表記法は、トーマス・カーツやジョン・ケメニーの開発したプログラミング言語「BASIC」とは繋がりがない。

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