CAV

用語の解説

CAVとは

(シーエーブイ,角速度一定,)
CAVとは、光ディスク型の記憶媒体を読み出す際の回転制御方式のうち、常にディスクの回転数を等しく保つ方式のことである。
CD-ROMドライブなどがCAV方式を採用している。 CLV(線速度一定)との対比で言及されることが多い。 ディスク状のメディアは記録するための溝が円周状に彫られている。 記録位置がディスクの中心に近づくほど、ディスク一周分の距離が短くなる。 同じ速度で回転していれば、中心に近い部分ほど読み取りヘッドなどを通過する速度は高速になる。 ディスクの回転速度を等しく保てば、十分な読み取りを行うために中心部分の記録密度を粗くしておく必要がある。 しかし一定速度で回転していれば、読み出しヘッドを不規則に移動させて様々な個所の記録を読み出すランダムアクセスは行いやすくなる。 プログラムや文書、画像データなどの場合、(音楽データの再生のように)データの読み出し速度を気にかける必要がなく、また不連続なランダムアクセスを行う場合も多いため、回転数が一定に制御されているCAV方式が適している。 他方、音楽CD(CD-DA)を再生する場合などは、データを安定して読み出す必要があるため、読み出し速度が一定に保たれている必要がある。 回転数を制御する方式はCLV(線速度一定)と呼ばれる。 CLVは高度な技術を要し、読み出し位置を移動するとシークタイムが長くかかる。 CLVは音質を重視する音楽CDの再生機器で用いられている。

用語解説出典   powered by. Weblio

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