CD-ROM

用語の解説

CD-ROMとは

(シーディーロム,CDロム,)
CD-ROMとは、CDの規格の一種で、コンピュータ上で扱われるデータが記録できる、読み取り専用メディアの規格のことである。
通常の、いわゆるCDの規格(CD-DA)は、音声データの記録用メディアとして開発された。 CD-ROMでは、CD-DAの技術を応用し、プログラムや画像ファイルなどのようなデジタルデータを記録できるようにしている。 CD-ROMの材質や外見はCD-DAと同じ、ポリカーボネート製、厚さ1.2mmのディスク型メディアである。 また、データは読み取り専用であり、追記や書き換えはできない。 CD-DAとは異なりデータの欠損が許容されないので、誤り訂正などがより厳密に規定されている。 CD-ROMのフォーマットは、1988年にISO 9660によって標準化された。 1989年には、富士通の「FM TOWNS」が国産のPCとしては初めてCD-ROMドライブを標準搭載した。 CD-ROMに記録可能なデータ容量は、当初は540MB、後に700MB程度であり、この記録容量は1990年代前半のPCに標準的に搭載されていたHDDの記録容量よりも大きかった。 それまでは、データサイズの大きなプログラムをインストールする場合などでは、十数枚のフロッピーディスクを入れ替えてデータを読み取らせていたが、CD-ROMの登場後まもなく、CD-ROMによるソフトウェアの流通が一般的になった。 CD-ROMの読み出し速度は、当初はCDと同じ1倍速で、後に24倍速や48倍速、それ以上の速度で読み出すドライブも実現されている。 後に、CDのメディア規格としては、データの追記が可能であるCD-Rや、データの消去と書き換えが可能なCD-RWも登場している。 2008年現在では、市場で流通しているCD-ROMドライブの大多数は、読み出しだけでなく追記や書き換えにも対応している。 PCに搭載される光ディスクドライブは、CD-ROMの読み取りにも対応してる、DVD-ROMドライブ、DVD-RAMドライブなどであることが多くなっている。

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