COMET

用語の解説

COMETとは

(コメット)
COMETとは、情報処理技術者試験のアセンブラ言語の問題に使用するために設計された仮想的なコンピュータの名称である。
アセンブラ言語はハードウェアに依存するため、情報処理技術者試験の受験者に公平となるよう、実在しない計算機、いわゆる仮想計算機として、COMETが開発された。 COMETは1語16ビットで、5個の汎用レジスタ、プログラムカウンタ及びフラグレジスタを搭載しており、主記憶容量は65536語、逐次制御される2語長の命令語を持つ。 COMET用のアセンブラ言語をCASLと言い、情報処理技術者試験のアセンブラ言語部門では、プログラムはCASLにより記述されている。 COMETは仮想的な計算機ではあるがWindows OS上などで動作するシミュレータもいくつか作成されており、コンピュータの動作原理を理解するために役に立っている。 2007年現在では、COMETの後継であるCOMET II が試験では使用されている。 過去の試験ではCOMP-Xという仮想計算機が使用されていたこともあり、教育上の配慮などから、このように随時、仕様の見直しが実施されている。 なお、このような仮想計算機では、アルゴリズムに関する名著「The Art of Computer Programming」の著者Knuth氏が考案したMIXが有名である。

用語解説出典   powered by. Weblio

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