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製品の競争力を高め、”技術の強み”を最大化する統合経営管理システム--徳島発、スピンドル製造企業の事例

ZDNet Japan Ad Special

2012-09-28 13:00

[PR]企業規模が小さくても、技術力・製品力で世界と渡り合う”日本のモノづくり企業”。だがグローバル競争の激化に応じるため、より筋肉質な事業構造が求められている。本記事は基幹システムにFileMakerを採用した参考事例だ。

システムによる業務の標準化を目指し、経営管理システムを導入

 阿波スピンドル株式会社は、徳島県吉野川市を本拠にスピンドルと呼ばれる繊維機械などに使用される精機部品の製造を行なう繊維機械部品メーカーだ。一貫してスピンドルを手がけてきた生産技術と品質の高さで、製品によっては9割以上の国内シェアを誇り、アジア地域にも進出している。


明治元年創業の阿波スピンドル株式会社を率いる木村雅彦 代表取締役

 「我々のような中小企業は、会社のすべてのリソースをムダ取りし、筋肉質な組織に改善する必要があります。特に、海外の競合企業と戦う製造業の場合、組織の全体最適が欠かせません」と語るのは、木村雅彦 代表取締役だ。阿波スピンドルは、2009年より、組織の全体最適を行なうための取り組みを行ってきた。WBS(ワーク・ブレークダウンストラクチャ)の実施や、ISO9001、ISO14001、OHSMS18001といった品質や環境のマネジメントシステムの経営への取り入れを強化するため、業務プロセスの改善と組織の見える化を約2年間かけて推進。業務の全体最適化を実現した上で、システムによる業務の標準化を目指し、2012年1月より総合経営管理システム「アプロス」の導入を行なった。

FileMakerで業務のあるべき姿をシンプルに提案

 総合経営管理システムでは、阿波スピンドルの3200にも上る業務プロセスのすべてをモデリングして情報を管理、発生するデータをすべて大福帳データベースに集約することで経営に必要な情報をタイムリーに取り出せる仕組みが構築されている。こうした阿波スピンドルの総合経営管理システムの開発、導入を担当したのは、「他のベンダーに比べて圧倒的な短納期で、当社の理想に適うシステムを提案していただいた」(木村代表)という株式会社高知システムズである。同社はRAD(高速アプリケーション開発)ツールとしてFileMaker Proを利用することで、阿波スピンドルの要件に対して迅速なシステム開発を実現した。当時、高知システムズで「アプロス」の開発、導入を担当した浜田準一氏(現・株式会社アクワネクス代表取締役)は、「最適化された業務には、余分な画面は必要ありません。業務のあるべき姿をシンプルに提案する上で、FileMakerは理想的なプラットフォームでした」と振り返る。

FileMakerによるシンプルなテーブルで生産効率の向上を実現


「アプロス」の開発、導入を担当した浜田準一氏(現・株式会社アクワネクス代表取締役)

 従来の基幹業務システムでは、引き合いや見積もり、受注ごとにテーブルを作ることが一般的だ。しかし、全体最適化されたシンプルな業務プロセスでは、データベースの構造もシンプルにするのが最適であると浜田氏は考えた。そこで、FileMakerを使い業務のプロセスを一つのテーブルに収めることで、生産効率の向上を実現した。
「たとえば、営業であれば、販売計画から提案、引き合い、見積もり、受注と続く業務の流れを、一つのテーブルの中で表現しました。そうすることで、余計な画面を見たり、別のテーブルに入力する手間を省き、シンプルに作業ができるようになります。ここまでやることで、テーブルと画面とがシームレスに連携できるFileMakerの本当の強みが活きてくるのです」(浜田氏)


営業から調達、経理などの業務を一つのテーブルで表現した総合経営管理システム「アプロス」

大福帳データベースに情報を蓄積し、経営に活用

 業務プロセスの全体最適を進めながら、経営を支援する情報システムとして「会社全体の見える化」を図るために、ビジネスの流れに沿った一気通貫の大福帳データベースをFileMakerによって構築した阿波スピンドル。総合経営管理システム「アプロス」は今年稼働したばかりだが、システムによる業務の標準化がもたらしたメリットは大きい。
「業務効率を向上させるために、生産から事務に至るまで、日常業務の入力作業を削減し、5人分の作業時間を削減することが当初のシステム導入の目標でした。現状、まだそこまでは至っていませんが、業務効率が向上したという声が、特に間接部門のスタッフから上がっています。また、先行指標に基づいた活動状況を瞬時に把握し、即座に販売戦略を立てることができなければ、海外の企業と対等に渡り合っていくことができません。今回、構築した大福帳データベースに情報を蓄積していくことで、今後の経営指標に役立てたいと考えています」(木村代表)


超高速で回転するものや、モーターを内蔵した製品など、高い技術力に裏付けられた製品が阿波スピンドルの強み

 総合経営管理システム「アプロス」の導入によって、生産量、販売・仕入れ、利益といった月次での決算やKPIが、以前より素早く取り出せるようになったという阿波スピンドル。基幹系システムにFileMakerを用いて、迅速なシステム開発と高いROIを実現した同社の先進的な取り組みは、様々な企業にとってシステム開発の大きなヒントとなるに違いない。

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