ビジネスの現場に確実に浸透しつつあるスマートデバイス
朝日インタラクティブは7月11日、セミナーイベント「ZDNet Japan スマートデバイスセミナー~実例で分かる! 導入・活用の成功ノウハウ~」を開催した。
「企業におけるスマートデバイス導入の問題点と解決方法 ~BYOD時代のリモートセキュアアクセスとスマートデバイスマネージメント~」の講演では、フォーティネットジャパンのコーポレートマーケティング部部長である余頃孔一氏、図研ネットウエイブの第一営業部部長である大木康一郎氏が、それぞれ登壇した。
まず最初に余頃氏が、スマートフォンにまつわるいくつかのデータを紹介。
フォーティネットジャパン
余頃孔一氏
ITに理解のある20代を対象にフォーティネットが実施したアンケートでは、日本の20代の60%が「一日未満であってもスマートデバイスを利用できないのは耐えられない」と答えており、90%が「私物のスマートデバイスを業務に利用したい」と考え、さらには約4割が「職場で禁止されても私物スマートデバイスを業務に利用する」と回答したという。これは企業にとって、非常に悩ましい結果といえよう。
さらに余頃氏は、企業内において端末の接点はゲートウェイであり、ワイヤレスの場合はアクセスポイントが企業との接点となる指摘。そこにはVPNによるアクセスやファイアウォールなどのセキュリティ対策が行われているが、それだけでは足りないのが現状と話す。そこで必要となるのがUTMというわけだ。
フォーティネットが提供するUTMは「FortiGateアプライアンス」だ。
「この製品は高速で多機能、安価という特徴がある。ハードウェア、ソフトウェア、サービスをすべて自社で開発しており、多くの機能を素早く搭載することができる。そして、ユーザー数無制限ライセンスによってコストを抑えることも可能だ」(余頃氏)
また余頃氏は「FortiGateアプライアンス」の新機能として、無線LANのコントローラ機能も紹介した。これは、フォーティネットの無線LANアクセスポイント「FortiAP」との連携によって、ネットワークの管理をすべて統合し安全なシステムを実現するもの。これにより有線LAN、無線LAN、リモートアクセス(VPN)を統合し、セキュアなネットワークを実現、管理性の向上やセキュリティの向上、TCOの削減も可能にする。