アイログ、ILOG JRulesとHandySoftのBPMのシームレスな相互運用を実現

Webサービスの統合により、コーポレート・ポリシーを再利用可能なサービスとして展開、変更時もIT技術者の手を借りずに容易に実行可能に

アイログ株式会社

2005-10-27 11:00

東京発、2005年10月27日 - ソフトウェア・コンポーネントの世界的なリーディング・プロバイダであるアイログ株式会社 (本社:東京都千代田区 代表取締役社長:ブンタラ・イング 以下 アイログ)は、アイログのBRMS*(ビジネス・ルール管理ソフトウェア) 製品群の主要製品であるILOG JRules(TM)が、HandySoft Global Corporation(本社:米国バージニア州、以下HandySoft)のBPM (ビジネス・プロセス管理)プラットフォームであるBizFlow(R)との相互運用を実現したと発表しました。両製品はWebサービスを通じて統合され、BizFlowを利用する業務担当者はILOG JRulesの機能を活用して複雑な業務プロセスを管理するために必要なコーポレート・ポリシーを簡単に作成、編集できるようになります。これにより、ビジネス環境、競合相手、規制のめまぐるしい変化に対応できるようになり、アイログでは特に金融サービス業界や政府事業機関で力を発揮するものと期待しています。
*BRMS(Business Rule Management Systems ビジネス・ルール管理システム):ルール設定・変更・操作、管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム

今回の統合ソリューション導入した企業は、ILOG JRulesを活用して、コーポレート・ポリシーのみならずその基盤となるビジネス・ルール*の作成、編集も可能になります。ILOG JRulesはまた、これらのビジネス・ルールを複数のビジネス・プロセス内部で再利用可能なサービスとして展開するための手段も提供します。業務責任者は、BizFlowとのシームレスな統合により、まずプロセスを設計し、次にプロセスを自動化できるようになります。また、ILOG JRulesで作成した意思決定に係るルールを1つの「意思決定サービス」としてルールにアクセスできるため、統合プロジェクトの複雑さを緩和しコストの低減を図ることができると同時に、プロジェクトの戦略的な価値を高めます。ILOG JRulesとBizFlowのソリューションが相互運用性を実現したことで、柔軟なサービス指向アーキテクチャ (SOA) の構築が可能になり、顧客企業は既存のリソースを活用しながら、新規アプリケーションの導入コストを最小限におさえることができます。
*ビジネス・ルール:IF~THEN構文(もし~ならば、~する)。「もし顧客が20歳ならば、基本料金は1,000円とする」など、コーポレート・ポリシーにおけるチェック項目。業務プロセスはコーポレート・ポリシーの集合体。

BRMSは即応性が高く、カスタマイズを容易にすることから、BPMアプリケーションには欠かせません。BRMSを活用することで、ビジネス・ポリシーをアプリケーションから切り離して管理できるようになるため、BPMアプリケーションでポリシー変更をする際、従来のようにソフトウェアをコーディングする必要がなくなります。BRMSの提供するソリューションにより、ビジネス環境の変化に応じて業務プロセスを継続的に調整できるようになるとともに、業務担当者がアプリケーションの保守を行うことができるため、ITの管理コストの低減が可能となります。

現在、優良企業2000社のうち40社以上がBPMソリューションと併用してアイログのBRMS製品を利用しています。アイログは、HandySoftのようなBPM業界のリーダー企業を含めたBPMソフトウェア・ベンダとの包括的な技術統合にも取り組んでいます。

ILOG JRulesの市場での位置付けについて
アイログは、製品改革に対する企業姿勢を貫くことによりILOG JRulesを、業界をリードするビジネス・ルール・ソフトウェアとして確立しました。アイログは、市場調査会社米ガートナー社よりビジネス・ルール・エンジン分野のマジック・クアドラント*において、リーダー・クアドラントに位置付けられています。また、ITリサーチ会社IDCによりBRMS市場のリーダーとして2回その名前が挙げられました。ILOG JRulesは、CitiStreet、VSP、eBay、Zurich、MetLife、Sabreなど世界各国の優良企業2000社および政府機関に採用されています。
*「マジック・クアドラント」は、特定の時点や期間における市場の動向をグラフ表示したものです。ガートナー社が定める基準に従って、特定のベンダをその市場について中立な立場で評価しています。

HandySoft Global Corporationについて
HandySoftはカスタマイズ可能なソフトウェア・ソリューションの大手メーカーとして、ビジネス・プロセスの簡素化および自動化、ベスト・プラクティスの取り込みと実施、コスト削減ならびに生産性および品質の改善、情報技術製品の統合、従業員、顧客、パートナー企業の間での連携を促進するソフトウェアを提供しています。

HandySoftが提供する業界向けおよび事業用の各ソリューションは、ビジネス・プロセス管理、ワークフロー自動化、連携作業の分野におけるプラットフォームとして好評を博しているBizFlowを基盤としています。BizFlowはプロセスの設計と監視を行うツールをはじめとして、業務機能の提供と業務実行、既存ITシステムの統合、BizFlowプラットフォームの制御など、自動化されたビジネス・プロセスの構築と管理に必要なすべての機能を提供します。HandySoftは世界規模のソリューション・プロバイダとして本社を米国バージニア州ビエンナに置き、オーストラリアのシドニー、イギリスのロンドンにオフィスを展開しています。さらに戦略パートナーとしての代理店は世界中に広がっています。HandySoftはプロセス管理ソリューションを世界中数百のサイトに実装する実績を上げています。詳細については (リンク ») をご覧ください。

以上

アイログ社(ILOG(R))について
アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で2,000社を超える企業や 400 社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、最適化、視覚化の各コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。アイログはBRMSの市場リーダーです。アイログは1987年に設立され、全世界に600人以上の社員がいます。アイログ株式会社はその日本法人です。詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

HandySoft、HandySoft ロゴ、BizFlow、およびBizFlow Accelerator SuitesはHandySoft Global CorporationまたはHandySoft Corporationの商標です。ILOGはILOG社の登録商標です。ILOG JRulesはILOG社の商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。
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