データ・アプリケーションとユーザックシステムがEDI分野で提携

イオン、ダイエーなど流通業の次世代標準EDIに対応した「EOS名人」を発売

株式会社データ・アプリケーション

2007-05-17 14:00

ユーザックシステム株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 宮原 克昭、以下 ユーザックシステム)は、株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、代表取締役社長 橋本 慶太、JASDAQ 3848、以下 DAL)のパッケージソフトであるACMS Liteと連携し、流通業の次世代標準EDIに対応した「EOS名人 V5.0」を開発し、6月末に発売いたします。
「EOS名人」は、量販店など大手小売チェーンとの取引の際に必要となる、JCA手順によるオンラインパッケージソフトです。発注データ受信、データ変換、伝票発行、ピッキングリスト、データ訂正機能など豊富なアプリケーションを備えており、300社以上の大手小売チェーンなどとのオンライン実績を有しています。


現在普及しているJCA手順は、データフォーマットが小売業ごとに異なるうえ、通信速度が遅く、漢字が扱えないという問題がありました。このため、経済産業省の外郭団体である流通システム開発センターやイオン、ダイエー、平和堂、ユニーといった小売企業などが中心となり、インターネットによる次世代標準EDIのガイドライン「流通ビジネスメッセージ標準」(※)が作成され、今年3月に公開されています。

今回、ユーザックシステムは「EOS名人」が持つ豊富なアプリケーションに、次世代標準EDIに必要なJX手順(SOAP-RPC)クライアント通信機能を加えるため、DALのACMS Liteを採用し、EDIソリューションをさらに強化いたします。


「EOS名人 V5.0」の販売価格は、次世代のEDIに必要なモデル構成で500,000円(税、導入サポート費用は別途)を予定しており、ユーザックシステムの直販と全国の販売パートナーを通じ、年間100セットの販売を見込んでいます。


EDIに関する業務ノウハウやアプリケーション開発力を強みとするユーザックシステムと、大手量販店や卸などに対するEDIの通信インフラ提供で実績のあるデータ・アプリケーションが提携することで、次世代EDIへの対応を必要とする企業に対し、最適なソリューションが提供可能となりました。

用語解説

※流通ビジネスメッセージ標準:
2003年、通商産業省の「流通サプライチェーン全体最適化事業」に端を発し、日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会をはじめとする業界団体が検討、共同検証を経て公開された流通業界における次世代標準EDIのガイドラインです。
通信基盤はインターネット、データ表現形式はXMLを採用するなど、データフォーマットや業務プロセスにおいても標準化され、今後サプライチェーン全体で業務が効率化されると期待されています。

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