しかし、専任のIT部門が設置できずに、兼任の担当者がIT資産管理を行っている企業も多く、また専任・兼任に関わらず、担当者はパッチの適用やアプリケーションのインストールといった多くの作業に工数を割かれ、ITによる経営戦略の策定などの本来の業務を犠牲にしているケースも少なくありません。こうした状況を改善する為に、専門的な知識がなくても導入や運用が容易に行える、利便性の高いIT資産/セキュリティ管理システムが求められています。
既に、住友電工システムソリューションは、中堅・大企業向けへのIT資産/セキュリティ管理システム「ManagementCore IT資産管理システム」の開発実績があり、多くの企業で活用されています。一方、システムコーディネイトは、従来から中小・中堅企業向けのシステム開発を事業の主力としています。
今回、両社は小中規模ユーザ向けIT資産/セキュリティ管理システムの事業拡大を目指し、『IT資産/セキュリティ管理アプライアンス』を共同で開発し、販売に取り組むことで合意しました。
『IT資産/セキュリティ管理アプライアンス』の主な特徴は以下の通りです。
(1)高度なIT知識は一切不要です。設定から運用まで容易に行うことができ、IT担当者の負担を軽減します。
(2)強力な診断機能と分かり易いGUI(グラフィカルユーザインターフェース)によりセキュリティ状態が一目で分かります。
(3)IT資産管理からセキュリティ対策までの統合管理をシームレスに実現します。
搭載機能(予定):インベントリ管理、パッチ管理、ソフトウェア配布、ライセンス管理、PC操作ログ管理、外部デバイス制御、不正接続検出、IPアドレス管理、セキュリティ診断、統計レポート
本製品は、2007年12月末出荷開始予定で、初年度100社への販売を見込んでいます。また、パソコン100台を管理するシステムの標準価格は、200万円を予定しています(ハードウェア費用を含む)。
なお、本共同開発における試作品を、「Security Solution 2007」(東京ビックサイト、10月24日~26日)の住友電工システムソリューションブースにて展示します。
・ManagementCoreは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
・上記価格、出荷開始時期については予告なく変更する場合があります。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。