シーメンスPLMソフトウェアのTeamcenter、S1000D規格をサポートし、 技術文書の作成を大幅に効率化

~S1000D規格は、技術情報の提示、配布、保守に伴う コストと時間の削減を目的に考案~

シーメンスPLMソフトウェア

2009-04-23 13:00

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、 製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて 世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは 本日、Teamcenter(R)製品ポートフォリオの統合コンテンツ管理 ソリューションによるS1000D技術文書規格のサポートを発表しました。 S1000D規格は航空宇宙・防衛産業ですでに採用されていますが、 技術情報の提示、交換、保守に伴うコストと時間を削減することが その目的となっているため、広く推進され始めています。
「シーメンスPLMソフトウェアは統合コンテンツ管理ソリューションを含む
包括的なPLM製品ポートフォリオを提供しており、すでにTeamcenterの
ユーザは製品の文書作成業務とエンジニアリング業務とを同期させる
ことが可能です。本日の発表の通り、技術文書を作成、交換している
すべてのユーザは、Teamcenterのコンテンツ管理ソリューションが
提供するユニークなメリットを享受しながら、S1000D規格に準拠した
文書作成を効率的に行うことができるようになります」と、
シーメンスPLMソフトウェアのTeamcenterアプリケーション担当
バイスプレジデントのSteve Bashadaは述べています。

技術文書作成の効率化
今日のグローバルな製造環境にあっては、ほとんどの製品、
とりわけ航空宇宙・防衛産業の製品は、数多くのサプライヤと
それを束ねる主要インテグレータとのコラボレーションの結果として
生まれたものばかりです。システム、サブシステム、コンポーネントに
関する膨大な技術情報がグローバルなサプライチェーンから
集められます。S1000Dは、技術情報の保存と提示に
完全データ中心型のアプローチを採用しています。コンテンツを
再利用可能な「データ・モジュール」に細分化して、これをTeamcenterの
規格対応共通ソース・データベース(CSDB)で管理します。
これらのデータ・モジュールを検索して、あらかじめ定義された
業務要件や構造要件に対応するように組み合わせるだけです。

「S1000Dは文書作成方法に関して、航空宇宙・防衛産業に大きな
インパクトを与えています。当社の各グループが取り組んでいる
主要業務のひとつが、S1000D対応の環境内で部品情報をどのように
取り扱うのが一番良いかということです。エンジニアリング・ソースから
製品データを直接再利用できれば、製品構成に対して部品情報の
正確性を期さなければならない文書作成者にとって、絶大なメリットと
なります。Teamcenterのコンテンツ管理ソリューションならば、
文書作成者をエンジニアリング・リポジトリに引き入れて情報を
共有させることによって、これを実現することができます」と、
米国テキサス州ダラスに本社を置き、ビジネス・インテリジェンス、
コンテンツ管理/S1000D、アプリケーション開発を専門とする
コンサルタント会社、Crowell SolutionsのCOOであるRick Schochler氏は
述べています。

S1000D対応のTeamcenterは、文書作成と製品開発とを同期させる
コラボレーティブな環境内で技術情報の変更、管理、構成を容易にして、
S1000D規格への準拠を実現します。その結果、より少ない時間でより
高度な文書作成が可能となり、コストの大幅な削減につながります。
さらに、こうした情報を受け取る側にとっても、期待通りの理解し易い
フォーマットで情報を入手して、その情報を容易に使用できるようになります。

コンテンツ管理において実証済みのソリューション
Teamcenterのコンテンツ管理ソリューションは、PLMプロセス全体に
ダイナミックに統合されたパブリッシング・ソリューションであり、複数の
言語とフォーマットによる製品やサービス情報の自動パブリッシングと
組み合わせを可能します。この機能は、Teamcenterのデータ管理と
コラボレーションの最先端テクノロジに基づいており、製品に関する
文書を製品そのものの1部品として取り扱うことができるコンテンツ管理
ソリューションになっています。このソリューションは、技術文書の作成で
一般的に行われている反復的でミスの起こり易い手作業を排除します。
このコンテンツ管理ソリューションを使用すれば、内容が豊富かつ正確で、
しかもインタラクティブな文書を、その基になっている製品データと
同期させながら、時間とリソースをあまり要せずに作成できるように
なります。また、Teamcenterは多言語をサポートしているため、
各言語へのローカライズや、各種製品モデルに合わせたコンテンツ編集、
カスタム製品への対応も容易で、これらのコンテンツを適切な手段で
配信することができます。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで
世界5万6,000社のお客さまにサービスを提供し、590万ライセンスに
およぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを
本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを
価値ある製品に変えるオープンなソリューションを提供しています。
シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する
詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する
シーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、
オートメーション・システム、低圧制御機器、産業用ソフトウェアの
分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、
自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、
全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐に
わたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指の
ソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、
各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を
最適化します。シーメンス産業オートメーション事業部は全世界で
約42,900人の従業員を擁し、2008年度の総売上高は87億ユーロ
(予備的数値で未監査)を達成しています。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。
Teamcenterは、米国およびその他の国における
Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.または
その子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、
サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]