航空会社とその他の企業間における貨物データ交換の自動化を効率的に行うには、共通のメッセージフォーマットの使用が不可欠です。ペーパーレス環境および、統一的で精度が高く経済性に優れた貨物データ交換をサポートするため、IATAはCargo-IMP(Cargo Interchange Message Procedures)を策定しました。この公式の標準メッセージソースは、貨物スペースの割り当て、航空貨物運送状(AWB)、飛行計画書、経理処理、予約状況、貨物突合情報、乗り入れ禁止、税関、CASSビリング、危険物、事前仕入れ割当て、陸路輸送などに関する仕様をサポートしています。
他の製品に容易に組込める、パフォーマンスの優れた、Javaおよび.NETコンポーネントである、DataDirect Data Integration SuiteのDataDirect XML Converterを使用することで、運輸・物流業界の開発者は、IATA Cargo-IMPトランザクションを、利用の容易なXMLに変換することができます。これにより、処理が高速化してアプリケーション性能が向上すると同時に、航空会社とそのビジネスパートナー間の情報共有も効率化されます。DataDirect Data Integration Suiteのリリース5.0では、『IATA Cargo-IMP マニュアル第27版』のすべてのメッセージタイプをサポートしています。
DataDirect Data Integration Suiteでは、IATA Cargo-IMPに加え、多種多様なレガシーEDIおよびフラットファイルタイプのXMLへの双方向ストリーミング変換にも対応しており、公開されているさまざまなEDI標準(EDIFACT、HL7、IATA(PADIS)、IATA Cargo-FACT、ASC X12、EANCOM、Edig@s、TRADACOMS、NCPDP、HIPAAなど)もサポートしています。このため、DataDirect Data Integration Suiteによって、これらの標準の最新バージョンを利用できるようになり、取引相手が異なるバージョンの標準を使用していたとしても、シームレスに相互運用できるようになります。標準SEFファイルを使用するDataDirect Data Integration SuiteのEDIエディタで、標準の拡張が可能だからです。
「通常、基幹系の管理システムや企業データベースとデータフォーマットを効率的に統合するには、かなりのコーディング工数、および複雑な統合アーキテクチャが必要になります。それらは貴重なITリソースを消費することになり、業務への対応も遅れがちになります」と、Progress DataDirectのシニアXMLマネージャー、Carlo Innocenti博士は述べています。
「DataDirect Data Integration Suiteを使用すれば、業界標準のメッセージタイプとXMLとの間で自動的に相互変換が行われるため、開発を行う必要がありません。リソースの大幅な削減は企業にとって、取引先との連携の上でも、大きな利益となります。」
DataDirect Data Integration Suiteのリリース5.0には、EDIストリームにエラーがないか分析し、EDIデータストリームをXMLに変換する際のエラーのフィルタリングに役立つ解析レポートを生成する新機能が組み込まれています。このEDI解析ツールでは、エラーのあるグループ、セグメント、メッセージをフィルタリングしながら、EDIストリームを処理します。自動生成されるレポートには、完全なエラーメッセージに加え、各標準に固有の受信応答メッセージが含まれます。受信応答メッセージはEDI送信側に処理の成否を通知するために使用できます。このリリースの詳細については、 (リンク ») を参照してください。
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