住商情報システム(SCS)は1月20日、日本プログレスと同社のエンタープライズサービスバス(ESB)製品「Progress Sonic ESB(Sonic ESB)」において、指定販売代理店契約を締結したと発表した。
今回の提携は、SCSが提供する情報システム、ネットワークシステムのトータルソリューションのうち、システムの再構築やERP導入などに伴うシステム間連携部分の構築において、「Sonic ESB」を活用した低コストかつ高品質なSOAの提供を行うことが目的という。
Sonic ESBは、日本プログレスの特許技術であるCAA(Continuous Availability Architecture)と呼ばれるフォールトトレラント機能(システムの一部に問題が生じても全体が機能停止することなく動作し続ける機能)を搭載したソフトウェアとして、世界900 社以上の企業において導入されているという。
Sonic ESBの主な特長としては、数十種類用意されるサービスタイプ(サービスのテンプレート)により、システム間連携を構築する費用を大幅に削減できること、CAAにより数秒でフェールオーバーを可能にするレプリケーションと死活監視の機能を持つこと、アプリケーションサーバを必要としない軽量なエンジン上で実行されるため高スペックのハードウェア(メモリやCPU)を必要とせず、少ない初期投資で導入可能なことなどが挙げられている。
SCSは今後、システム間連携の案件だけでなく、SOA基盤における提案の幅を広げ、初年度で20社へのSonic ESB導入を目指すとしている。