シーメンスPLMソフトウェア、Local Motors社とパートナーシップを締結 Solid Edgeと革新的なクラウドソーシングによる設計アプローチを実現

~オバマ米大統領も認める迅速、かつ適応性の高い柔軟な 自動車開発を推進するLocal Motors社がSolid Edgeを採用、 今後同社の設計コミュニティ全体で利用可能に~

シーメンスPLMソフトウェア

2011-11-07 12:00

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、
製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて
世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは
本日、米国の次世代自動車メーカー、Local Motors社と新しい
パートナーシップを締結したことを発表しました。同社は、
画期的な「地産地消」を組み合わせた「共創(co-creation)」と
呼ばれる独自の自動車設計アプローチを推進しています。
「共創」とは、今や一般的となったクラウドソーシングのコンセプトを基に、
開発した自動車の最終的な購入者も含め延べ13,000人にも上る
オープンな設計コミュニティを活用し、コラボレーティブに自動車を
設計・開発するというものです。このコラボレーティブなプロセスによる
最初の成果が、世界初のオープン・ソースによる開発車「Rally Fighter」です。
Local Motors社は今回締結されたパートナーシップの一環として、
現在同社が進めている電気自動車のオープン設計プロジェクトに
Solid Edge(R)を採用し、同社の製品設計コミュニティ全体に
Solid Edgeの導入を推奨していきます。

「私たちは、この独自のビジネス・モデルを理解し高く評価してくれる
企業や個人と共に事業を展開していく必要があり、この多様な
設計コミュニティの溢れる創造力と革新的な思考を引き出すには、
使い勝手と柔軟性、適応力に優れるパワフルなCADツールが必要です。
私たちはいくつものツールを検討しましたが、全員一致で
シーメンスPLMソフトウェアとそのCAD製品であるSolid Edgeが
当社のビジネスに一番適しているという結論に達しました。
Solid Edgeは容易に習得でき使いやすく、また搭載されている
画期的なシンクロナス・テクノロジは、当社の設計コミュニティが
設計意図を直観的に理解でき、また他のCADシステムとの
シームレスな3Dジオメトリの共有を可能にしてくれます」と、
Local Motors社の共同創業者で社長兼CEOのJay Rogers氏は
述べています。

高い称賛を集めるLocal Motors社の実績
自動車メーカーとして初めての設計アプローチを導入した
Local Motors社では、「共創」による新車の設計・開発プロセスに
関心のある人にコミュニティへの参加を呼びかけています。
同社は先日、同アプローチによって第1号の自動車を完成させた
ばかりですが、他にもいくつもの自動車設計プロジェクトを
推進しています。シーメンスPLMソフトウェアとのパートナーシップ
による最初の成果は、Local Motors社の電気自動車の
オープン設計プロジェクトで確認されることとなります。
同プロジェクトではまず、電気自動車の製造に利用でき、
再利用可能なオープン・ソースのシャーシが設計されます。
シーメンスPLMソフトウェアは、ダイレクト・モデリングによる
スピードと柔軟性、さらに寸法駆動設計による高精度な制御を
兼ね備えたユニークな特徴を持つ、シンクロナス・テクノロジを
搭載した3D CADソフトウェアのSolid Edgeをはじめ、
Local Motors社のプロジェクトを支援する設計・開発ツールを
提供していく予定です。

Local Motors社は、『Popular Science』誌、『Wired』誌、
『Popular Mechanics』誌などの各雑誌に何度も記事が掲載されるなど、
その画期的な自動車開発アプローチで広く知られています。
また、バラク・オバマ米大統領は、2011年6月24日に
米カーネギーメロン大学において行った「ものづくり」に関する
演説の中で、国防高等研究計画局(DARPA)向けに戦闘支援車両を
4ヵ月足らずで設計・製造したLocal Motors社の実績を高く評価しました。
オバマ大統領は、開発期間を短縮して予定よりも早く車両を
納入しただけでなく、数十億ドルもの税金の節約となり、さらには
戦闘地域に必要な機器を迅速に届けることにより隊員の
生命さえも救済することにつながるとして、Local Motors社の
能力を高く称えました。

Local Motors社の次のプロジェクトは、アフターマーケットにおける
自動車部品・付属品メーカーを含む自動車メーカーの利用を
目的とした輸送機器設計のための「共創」プラットフォーム、
“Local Forge”の開発です。

「シーメンスPLMソフトウェアは、Local Motors社のような先進的な
イノベーション企業とパートナーシップを締結でき大変嬉しく
思っております。また、同社が推進する電気自動車の
オープン設計プロジェクトを皮切りに、拡大していく製品設計
コミュニティに対する推奨CADツールとして、Solid Edgeが
選ばれたことを誇りに思います。Local Motors社が求める厳しい
設計仕様、タイトな納期、高い品質基準をクリアできるSolid Edgeの
パワーが認められたことは、シンクロナス・テクノロジ搭載の
Solid Edgeの高まる市場導入のトレンドを実証し、
さらに刺激することとなるでしょう」と、
シーメンスPLMソフトウェアのシニア・バイスプレジデント兼
Solid EdgeおよびVelocity Series担当ジェネラル・マネージャーの
Karsten Newburyは述べています。

Solid Edgeについて
Solid Edge(R)は、設計時間の短縮、設計変更への迅速な対応、
インポート・データの再利用の促進を可能にするシンクロナス・
テクノロジを搭載した最も完成度の高い2D/3Dハイブリッド
CADシステムです。部品とアセンブリのモデリング、製図、透過的な
データ管理、内蔵の有限要素解析など、そのどれもが卓越した
Solid Edgeは、Velocity Series(TM)のコア・コンポーネントであり、
ますます複雑化する製品設計をより簡素化します。

Local Motors社について
Local Motors社は、自動車の設計、製造、販売の方法をより楽しく、
持続可能なものにする米国の新興自動車メーカーです。
購入者の個人的な好みに基づいて購入者を自動車の設計・開発に
直接関与や参加へ導くという、画期的でありながらシンプルな
ビジネス・モデルを構築しています。オープン・ソースを活用した
プロセスを通し、特に自動車愛好家にとって意義の高い、
楽しい自動車づくりを提供しています。シャーシと車体のデータは
すべてコミュニティ内で共有され、自動車の製造と改良の体験を
より楽しいものにしています。

Local Motors社では、需要が高い地域を中心にマイクロ工場の
建設をする予定であり、これらのマイクロ工場からジャスト・
イン・タイムの生産方式で自動車を製造・販売を行い、持続可能な
製品とプロセスも実現します。また、Local Motors社の自動車は
クラス最高の燃費効率を誇ります。この開発・製造プロセスは
無駄を最大限に削減するだけでなく、より効率的な新技術があれば、
いち早く取り入れることが可能な柔軟性も保持しています。

Local Motors社とその協力者からなるコミュニティによって実現した
最初のオープン・ソース設計コンセプトは、Sangho Kim氏の
オリジナル・デザインによるRally Fighterとして形になりました。
Rally Fighterは公道も走れるオフロードのデザートレーサーです。
Rally Fighterの詳細情報と購入方法、未来の自動車コンセプトへの
参画方法については、www.local-motors.comをご覧ください。

お問い合せ先:Ariel Ferreira、PR@local-motors.com、+1-989-600-0534

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。
これまで世界6万9,500社のお客さまにサービスを提供し、
約670万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。
米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、
豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを
提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに
関する詳細はwww.siemens.com/plm?stc=wwiia400200
にてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する
産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、
オートメーション技術、工業用制御技術、産業用ソフトウェアを
相互に組み合わせた多岐にわたる取り扱い品目を提供し、
製品の設計から製造、サービスに至る製造企業の
バリューチェーン全体を支援しています。産業オートメーション事業部が
提供するソフトウェア・ソリューションを活用することにより、
新製品の市場投入期間を最大で約50%も短縮させることができます。
産業オートメーション事業部は、産業オートメーションシステム、
制御機器とシステムエンジニアリング、センサと通信、
シーメンスPLMソフトウェア、水処理技術の5つのビジネスユニットから
構成されています。
詳細はwww.siemens.com/industryautomationをご覧ください。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。
Solid Edgeは、米国およびその他の国におけるSiemens Product
Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または
登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークは
それぞれ各所有者に帰属します。

※Solid Edgeに関する詳細は下記よりご覧いただけます。
(リンク »)
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