シーメンスPLMソフトウェアのテクノロジ、 モデルベースデザインの航空機体の設計プロセスを実現

~Syncrofit 2012 と Quality Planning Environment 2012により 締結管理と初回製品検査を効率化~

シーメンスPLMソフトウェア

2012-03-16 12:00

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、
製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて
世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは
本日、Syncrofit(TM)Quality Planning Environment(TM)(QPE)の
バージョン2012をリリースすることを発表しました。両製品は、
シーメンスPLMソフトウェアが2011年12月7日に買収し、現在同社の
ビジネスセグメントであるVistagyによって開発された製品です。(*1)

Syncrofit 2012は、複雑な航空機体のアセンブリ管理において、
唯一CADと統合された、実績のある民生ソリューションです。
大手航空機メーカーやサプライヤーは、QPE 2012 を利用することで、
エンジニアリング特性を定義するプロセスを自動化し初回製品検査の
品質計画に組み込むことができます。最新バージョンでは、
設計変更によるミスの削減および機体のエンジニアリングデータの
企業全体でのシームレスな活用など、生産性の向上を実現する
重要な機能を引き続き提供します。

大型の機体構造やアセンブリの設計を支援するSyncrofitの最新版では、
複雑なアセンブリにおける締結データのビジュアリゼーション強化、
大規模アセンブリ作業におけるシステムパフォーマンスの改善、
既存のPLMシステムや企業データベースとシームレスに連携するための
締結管理ソリューションを実現します。

Syncrofit 2012は、システム更新時間の削減、大規模なアセンブリ
からの情報検索や手動でのCADモデルへのデータ入力作業の排除を
実現することで、生産性を向上させます。同製品は、業界をリードする
複数の主要な3D CADシステムと密接に統合され、業界トップの
PLMシステムと連動することが可能なため、ユーザーは、データ入力や
複数のシステムとのやり取りの時間を最小限に抑えることができます。
また、業界標準のオラクルやSQLサーバーのデータベースと連携する
ことで、非標準データベースのサポートやそれに関する運用コストを
削減します。

機体構造の品質を評価する開発計画に利用されているQPEの最新
バージョンでは、エンジニアリング要件を特定し、それを初回製品検査の
品質計画で利用するためのプロセスを自動化することができます。
また、従来と比較し、より迅速かつ簡単で確度の高い手法を提供します。

QPEでは、3D定義から自動的に設計要件の抽出や、品質計画にある
要件のトレーサビリティの保証、AS9102標準に準拠したエクセルや
PDFなどの様々なフォーマットの作成が可能です。そのため、金属製の
精密部品やコンポジット製の部品、およびアセンブリの検査計画に
要する時間を90パーセントも削減することができます。

「航空機分野では、モデルベースデザインへの大きな転機を迎えています。
Syncrofit 2012とQPE 2012は、デジタルデザインが提供できる潜在的な
可能性を導き出すことができます。今回の最新リリースでは、単なるCADや
PLMだけでは対処できない機体のアセンブリや初回製品検査とのギャップを
埋めるための新しい機能を提供しています。」とSyncrofit およびQPE担当
製品マーケット戦略ディレクターであるSteve Peckは述べています。

Vistagyの事業を包含したシーメンスPLMソフトウェアのビジネスセグメントは、
業界に特化したエンジニアリングソフトウェアやサービスをグローバルに
提供しています。これらは、設計サイクルの早い段階で、判断基準となる
有益な情報の製品定義情報としての作成や、世界で最も複雑な問題を
解決する専門分野特有のプロセス知識や経験を提供することで、Catia(R)、
Creo Elements/Pro(TM)、NX(TM)などの主要な3D CADプラットフォームを
強化します。この結果、エンジニアリングデータを再利用して、コストの削減や
品質の向上および製品開発時間を短縮することができます。
今日では、それらの製品をBombardier Aerospace社、General Motors社、
Sinomatech Wind Power Blade社など、航空、自動車、風力エネルギー分野の
多くの大手製造企業が活用しています。

*1 Vistagy Series関連Webサイト
(リンク »)


シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。
これまで世界71,000社のお客さまにサービスを提供し、700万ライセンスに
およぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを
本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを価値ある製品に
変えるオープンなソリューションを提供しています。
シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は
www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する
産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、
オートメーション技術、工業用制御技術、産業用ソフトウェアを相互に
組み合わせた多岐にわたる取り扱い品目を提供し、製品の設計から製造、
サービスに至る製造企業のバリューチェーン全体を支援しています。
産業オートメーション事業部が提供するソフトウェア・ソリューションを
活用することにより、新製品の市場投入期間を最大で約50%も
短縮させることができます。産業オートメーション事業部は、
産業オートメーションシステム、制御機器とシステムエンジニアリング、
センサと通信、シーメンスPLMソフトウェア、水処理技術の5つの
ビジネスユニットから構成されています。
詳細はwww.siemens.com/industryautomationをご覧ください。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。NXおよび
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Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商
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・NX
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