ラリタンのデータセンタ向けインテリジェントPDU、新しい米国UL安全規格の認証を取得

世界のラックiiPDUベンダとしては初めて、IEC 62368-1規格の認証を取得

ラリタン・ジャパン株式会社

2013-01-23 10:00

【サマセット(米ニュージャージー州)2013年1月23日/PRNewswire】Tインフラ管理のリーディングプロバイダ、ラリタン社(以下ラリタン)は本日、データセンタのエネルギー消費と電力容量を計測する同社のインテリジェントラックPDU(iPDU)が、製品の安全性に関する歴史ある規格、米国Underwriters Laboratories社(UL)の規格IEC 62368-1の認証を取得したiPDUの第一号に認定されたと発表しました。
ULの新しい製品安全規格IEC 62368-1は、現在2つに分かれているオーディオ/ビデオ、情報及び通信技術機器の各規格に代わるものとして2015年には世界的にその取得が義務付けられる方向にあります。

台湾UL社のラルフ・タン(Ralph Tang)本部長は「IEC 62368-1は、事故が起こってから規格化や修正を考えるという、これまでの安全規格のあり方を根底から覆し、情報マルチメディア製品の安全設計方針を再定義しました。UL社は長期間かけてIEC 62368-1策定に中心的な役割を果たし、より多くの企業が新規格を理解できるよう精力的に支援してきました。データセンタ分野で30年近くにわたりイノベーターであり続けるラリタンは、新技術開発の分野で豊富な経験を有し、めまぐるしく変貌を遂げてきたデータセンタとあらゆる技術が統合されていくさまを、その最前線に位置しながら目の当たりにしてきました。ラリタンこそ、第一号UL認証を取得するデータセンタ電源製品にふさわしいと認めます」と語りました。

IEC 62368-1では、安全基準の考え方をも大きく転換させました。新規格はこれまでの規範的なアプローチを、新たに危険要因ベースの― ハザードベース・セーフティ・エンジニアリング(HBSE=危険から始まる安全工学)― すなわち製品の開発段階初期での安全設計を強調するアプローチへと舵を取っています。

新たなHBSE アプローチにより、ラリタンのエンジニアはiPDU製品の設計サイクル初期段階に、安全適合性の遵守を導入しました。認証取得に先立ち、iPDU製品は電源測定、湿度試験、耐電圧試験、温度上昇試験、コンデンサ放電試験、アース導通試験、漏電・予定接触電圧試験、衝撃試験、電源コード引張試験、内部応力放出試験、壁掛け強度測定試験といった厳しいUL社の審査プロセスすべてに合格しました。ラリタンの審査プロセスは、台湾UL社の試験研究所(CBTL)で行われました。


UL社について
UL社は118年以上の実績のある歴史を持つ世界トップクラスの安全科学機関です。100カ国以上に1万人を超える専門家を雇用し、製品安全、環境、ライフ及びヘルス、ナレッジサービス、検証サービスの5つの事業部門を設置して消費者と世界の人々の拡大する必要性に対応しています。UL社の企業ファミリ、95のラボラトリネットワーク、テスト認証施設に関する詳細はウェブサイトwww.UL.comをご参照ください。

ラリタンについて(Raritan.com)
ラリタンは、あらゆる規模のデータセンタに適した電源管理、KVM、シリアルソリューションで豊富な実績を誇るITインフラ管理のリーディングサプライヤー。ラリタンの製品は世界5万ヶ所以上の施設で使われており、電源効率の改善、データセンタ生産性の向上、遠隔拠点業務の強化に必要な制御機能を提供しています。米ニュージャージー州サマセットに本社を置くラリタンは、世界各地にオフィスを置き76ヶ国に製品を供給しています。詳しくはウェブサイト (Raritan.co.jp)をご覧ください。

ラリタンは、グリーン・グリッド(Green Grid)、クライメ-ト・セイバーズ・コンピューティング・イニシャティブ(Climate Savers Computing Initiative)、エネルギーと環境設計におけるリーダーシップ(LEED)の活動的なメンバーです。同社は アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)のデータセンタ提案による貢献で表彰されています。

※本プレスリリースに記載されている会社名、製品名ならびにサービス名は、各社の商標または登録商標です。

<報道関係者様問い合わせ先>
ラリタン・ジャパン株式会社 担当:吉田
URL: (リンク »)
電話: 03-5795-3170(代)
E-mail: marketing.japan@raritan.com
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