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ラリタン、シリアルコンソールサーバに新製品--1ポートで最大10セッション

NO BUDGET

2015-10-02 19:49

 ラリタン・ジャパンは10月1日、IPベースのシリアルコンソールサーバの新製品「Dominion SX II」の販売を開始した。価格はオープンだが、税別の市場想定価格は4ポートのエントリモデルが20万円台から。同社パートナー経由で販売する。

 シリアルコンソールサーバは、サーバやルータ、スイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器、ラック用電源タップ(Power Distribution Unit:PDU)などシリアルポートを持つ製品を遠隔からアクセス、制御できるようにする装置。各ハードウェアに高速接続してどこからでも管理、制御できるため、サポートに要するコストやスタッフの移動などの時間を削減し、迅速に各種インシデントや問題を解決することでビジネスのアップタイムを向上できる。

 ネットワークの障害発生時にも、コマンドラインにより確実に対象のハードウェアにアクセスでき、トラブルシューティングや再構成、修復と復元、リブート、電源のオンオフをリモートで実行できる。デバイスがハングアップしても、インテリジェントラックPDUの機能を利用することで各デバイスの電源スイッチをいったん切ってすぐに入れ直せる。

Dominion SX IIの接続イメージ
Dominion SX IIの接続イメージ(ラリタン提供)

 新製品のDominion SX IIは、UNIX/Linuxサーバやネットワーク機器、セキュリティアプライアンス、モバイル移動通信機器などのリモート管理を必要とするモバイルオペレーターやデータセンターのほかに支店や営業所にあるシステムのリモート管理用に多数の導入実績があるという「Dominion SX」の後継モデル。ハードウェアとソフトウェアの設計を一新し、性能や信頼性、セキュリティや操作性を向上させたとしている。

 具体的には、CPUを従来の133MHzから1GHzにアップグレードし、メモリを8倍に増強、最大8Gバイトのフラッシュストレージを搭載し、1ポートあたり最大10セッション、合計最大200のシリアルセッションをサポートする。同時接続、接続スピード、シリアル処理が桁違いに向上したことで、導入に要する時間が15~23倍高速化しているという。

 FIPS 140-2と256ビットAESの暗号化に対応してセキュリティレベルを高め、USBメモリまたはTFTPサーバ経由で自動インストール、構成できるなどの機能を追加した。企業全体にわたるすべてのハードウェアを制御、アクセスするために、ラリタンのKVM-over-IPスイッチと同様に「CommandCenter Secure Gateway」によるシングルサインオンで統合的に管理できるという。

 Dominion SX IIは1Uサイズで最大48ポートまで収容でき、ポート数4、8、16、32、48ポートの5種類を用意。ACモデルとDCモデルの電源や内蔵モデムオプションの違いで全13モデルがラインアップされる。

 緊急時でも確実にアクセスできるよう13モデル全てに二重化電源、自動フェイルオーバー機能付き二重化ギガビットLAN接続、ポリシーや運用方法に応じて選択可能な多様なラック前ローカルアクセス、全モデルに内蔵モデムオプションが用意されている。

32ポートACモデルの前面
32ポートACモデルの前面(ラリタン提供)
32ポートACモデルの背面
32ポートACモデルの背面(ラリタン提供)
Dominion SX IIのウェブベースの管理画面
Dominion SX IIのウェブベースの管理画面(ラリタン提供)

 SSHやTelnet、ブラウザ経由で対象機器のコマンドラインインターフェース(CLI)を操作できる。Cat5UTPケーブルをCisco(その他互換性のあるRJ-45デバイス)にダイレクト接続でき、ロールオーバーケーブルは不要となっている。

 セキュリティ機能では、256ビットAESとFIPS 140-2の暗号化のほかにLDAPとActive Directoryでの認証機能を搭載し、IPv6ネットワーキングもサポートしている。従来のRJ45シリアルポート、ノートPC接続用ミニUSBポートに加えて、ラックマウントのKVMコンソールドロワを接続可能になった。

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