Jet Aviationバーゼル支社、シーメンスのPLMソフトウェアを将来のデジタライゼーション戦略の基盤に据える

シーメンスPLMソフトウェア

2016-07-15 10:00

- 将来のデジタル・エンタープライズの基盤を形成するため、NXとTeamcenterを採用 - オープン・スタンダードと高い拡張性を評価し採用の決め手に - JTデータ・フォーマットにより、LOTAR基準への準拠を可能に
Jet Aviationバーゼル支社は将来のデジタライゼーション戦略のソフトウェア基盤にシーメンスの製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアを採用することを決定しました。同社はオープン性と拡張性の要求に応えられないでいたレガシーなPLMソフトウェア・システムに代わるものを探していました。慎重な評価を重ねた結果、Jet Aviationバーゼル支社の整備センター兼完成工場がシーメンスの統合CAD/PDM/PLMソフトウェアであるNX(TM)フトウェアと、世界で最も利用されているデジタル製品ライフサイクル管理システムであるシーメンスのTeamcenter(R)ポートフォリオを将来のデジタル・エンタープライズの基盤に採用することを決定しました。この2つのソリューションはISO規格のJT(TM)ファイル・フォーマットに対応しているため、ドキュメント作成プロセスの効率化と航空業界では必須のLOTAR(Long-term Archiving and Retrieval)基準への準拠を可能にします。これらのソリューションは2016年9月より段階的に導入される予定です。

Jet Aviationバーゼル支社では、デジタル化への迅速な移行とレガシー・システムの全面的な見直しを余儀なくされていました。また、下流プロセスに対応するためにデータをJTファイルとして保存すること、2D図面を一掃すること、新しく採用する3Dプロセスは認証要件をすべてクリアすることなどが求められていました。シーメンスのデジタル・エンタープライズ・スイートに含まれるNXとTeamcenterは同社のすべての要求を満たしました。

Jet AviationのEMEA地域ITソリューション担当ディレクターのMike Baker氏は、「当社に必要なのは、拡張性のある柔軟な設計用のエンタープライズ・ソリューションと当社の発展に合わせて拡張できるPLMソリューション、そして将来の課題にも応えてくれるサポートの提供です。シーメンスは、私たちの業界で使用されている多様なデータ・フォーマットや規格にも対応する十分なオープン性を備えた高度な統合ポートフォリオを提供してくれます。シーメンスをパートナーに選び、彼らと協力してシーメンスのPLMソフトウェア・ソリューションを導入していけることを非常に楽しみにしています」と述べています。

NXとTeamcenterはシームレスに統合されているため、多様なサードパーティー・システムのデータを編集・管理することができるだけでなく、中間ファイルとして標準のJTデータ・フォーマットを活用することができます。またこの統合システムは柔軟で高い拡張性を備えているため、企業の発展に伴って変化するニーズにも、またこの業界における新しい課題にも対応することができます。

シーメンスPLMソフトウェアのスイス・カントリーマネージャーのHermann Kainederは、「今日の経済は絶え間なく変化し、新しい課題に直面することも日常茶飯事になっています。そのため、多様な規格やデータ・フォーマットに対して拡張性と柔軟性、オープン性を備えたソリューションが求められています。Jet Aviation社がデジタライゼーション戦略を推進するに当たり、当社を選んでくれたことを大変嬉しく思います。NXとTeamcenterをご活用いただければ、これまでのレガシー・システムの限界を大きく飛び越えて、さらに発展されていくことと確信しています」と述べています。

Jet Aviationバーゼル支社は、1,600人以上もの専門家を擁する世界屈指の整備センター兼完成工場です。この施設には、社内設計部門とエンジニアリング部門をはじめ、客室、装飾、シートメタル、複合材、塗装の各作業部門を有します。エアバスA380やボーイング747-8シリーズなどの大型機の艤装を手掛け、これまでに、エアバスACJ319、ACJ320、ACJ330、ACJ340型機やボーイングB737、B757、B767、B747型機など、数多くの航空機の完成プロセスを手掛けています。さらに、数多くのビジネス・ジェットの保守・修理サービスを提供しています。エアバス、ボーイング、ボンバルディア、ダッソー、エンブラエル、ガルフストリームから認定整備工場に指定され、さらにFAA(#QV1Y440K)とEASA(#CH.145.0232)からジェット機修理ステーションとしての認証を取得しているほか、26カ国の航空当局から認定を受けています。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)とMOM(製造オペレーション管理)のソフトウェア、システムおよび関連サービスにおいて世界をリードするグローバル・プロバイダーです。これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供し、1,500万ライセンス以上のソフトウェアの販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地とし、数多くのお客様と協働し各種産業向けソフトウェア・ソリューションを提供しています。これによりお客様がイノベーションを実現し、世界中で競争優位性を常に確保できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plm にてご覧いただけます。

シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界200カ国以上で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2015年9月30日を期末とする2015年度における売上は756億ユーロ、営業利益は74億ユーロでした。2015年9月末現在の全世界の社員数は348,000人です。シーメンスに関する詳細は www.siemens.com にてご覧いただけます。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。JT、NXおよびTeamcenterは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。
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