■導入背景
倉敷ケーブルテレビは、倉敷市を中心に地域密着の情報を届ける有線テレビ放送と地元の情報インフラを支える電気通信の2つの事業を通じて、まちづくりの全面的な支援や地域社会への貢献を進めています。
同社は事業拡大に応じてキャッシュDNSサーバを増強するとともに、それらを負荷分散するためのロードバランサを導入してきましたが、DNSサーバやロードバランサの保守サービスが終了するタイミングを迎えたことから、新たな設備への移行を検討しました。当初は現用機を最新機種に入れ替える事などを検討しましたが、導入費用が高額になることが判明しました。そこで、DNSサーバの機能を備えたロードバランサであるA10 Thunderシリーズの見積りを進めたところ、想定よりも低い費用で導入できることからA10 Thunder CFWの採用を決定しました。
■導入構成と導入効果
倉敷ケーブルテレビはこれまで、ロードバランサ6台とキャッシュDNSサーバ7台で運用していましたが、新たな設備への移行後は、これらを冗長化された2台のA10 Thunder CFWに集約しました。法人向けサービスのDNS機能はA10 Thunder CFWへ移行し、一般コンシューマ向けサービスのDNS機能は外部委託することでさらなるコスト削減を実現しています。一方で事業継続を考慮した構成として、万が一障害が発生した場合は全ての環境を社内に切り替えたうえで、安定した運用が可能なスペックを備えています。
運用面においては、これまで機能別に各機器へアクセスする必要がありましたが、A10 Thunder CFWによってWeb GUIからの評価が可能となり、バージョンアップなどの操作も現場の担当者自身で対応できるようになりました。
同社は稼働中のファイアウォールを更新する際にA10 Thunderシリーズの活用を視野に入れているほか、DNS通信の詳細を可視化できるA10 Harmony Controllerの導入など、さらなる環境整備も検討しています。A10は今後も同社のインフラサービスを支えるシステムの改善やコスト削減、セキュリティ対策の強化に貢献していきます。
■株式会社倉敷ケーブルにおけるA10 Thunderの導入イメージ
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■倉敷ケーブルテレビ様のコメント
ケーブルテレビ業界のウェビナーへ参加した際にA10 Thunderシリーズを初めて知り、A10 Thunder CFWだけでロードバランサとキャッシュDNSサーバの機能が実装できる点に魅力を感じました。機器が集約されたことでハードウェアやソフトウェアの保守費用がゼロになるうえ、サーバ運用が不要になったことで電気代だけでも10分の1まで運用コストを削減できる見込みです。最新の環境変化に対する技術的な問い合わせなど、必要なタイミングで最適な支援が受けられるサポート体制も高く評価しており、CGNATやIPv6移行のトレンドなど、運用面での最適な環境づくりについて今後もA10に相談していきたいです。
■A10 Thunder CFWについて
A10 Thunder CFWは、サーバ負荷分散やキャッシュDNS、CGNATに加えて、ファイアウォール、IPSec VPN、セキュアWebゲートウェイ、DDoS防御などの複数のセキュリティ機能を1つに統合したアプライアンス製品です。既存のキャッシュDNSサーバと入れ替えることにより、シンプルな構成とコスト削減が実現します。負荷分散の機能においても正確に通信を振り分けることでネットワークの逼迫に対応し、日本語による分かり易いGUIで運用負担の軽減にも寄与します。
■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks は、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
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※A10 ロゴ、A10 Networks、A10 Thunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
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