Gartnerが米国時間1月19日、世界の最高情報責任者(CIO)たちの予算に関する調査結果を発表した。それによると、調査回答者の2010年予算は、厳しい予算削減を強いられた2009年より加重平均ベースで1.3%増加するという。今回の「Gartner Executive Programs(EXP)」調査の責任者を務めるグループバイスプレジデントMark McDonald氏は、2009年は企業も公共機関も予算カットなどを迫られる厳しい1年だったとしたうえで、「この状況は2010年には変わり始めるだろう。景気が回復基調になり、企業はコスト削減で効率を求める戦略から、価値を創造し生産性を求める戦略に移るだろう」と述べている。戦略の転換を受け、企業は新しい「軽量の」サービスやソーシャルメディア技術に基づいたソリューションを求めるようになっており、2010年は仮想化、クラウドコンピューティング、Web 2.0などに注目が集まっているという。調査は、41カ国の27業種に務める1586名のCIOを対象に行われた。米News.comの記事を翻訳した詳細はこちら。
世界のCIO予算、2010年は前年比1.3%増加--ガートナー調査
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