Ubuntuプロジェクトは現地時間9月2日、「Ubuntu 10.10」(コード名「Maverick Meerkat」)のベータ版をリリースした。安定版は10月10日にリリースされる予定だ。
Ubuntu 10.10は、このオープンソースOSのメジャーアップデートで、マルチタッチのサポートなどが含まれている。ただし、デスクトップ環境を「GNOME 3.0」にアップデートするという計画は撤回され、「GNOME 2.31」へのアップデートとなった。
デスクトップ版のUbuntu 10.10では、多くのソフトウェアが変更されている。写真管理ソフトウェアは「F-Spot」から「Shotwell」に替わり、マイクロブログクライアント「Gribber」はTwitterのOAuth認証に対応した。また、Ubuntuソフトウェアセンターのユーザーインターフェースもアップデートされた。一方、ネットブック版では、ネットブックOS「Jolicloud」に似た「Unity」インターフェースがデフォルトになった。
Ubuntuの現在の長期サポート(LTS)版は「Ubuntu 10.04」(コード名「Lucid Lynx」)だ。Maverick Meerkatの後のメジャーアップデートは「Ubuntu 11.04」(コード名「Natty Narwhal」)となる。Natty NarwhalではGNOME 3.0にアップデートされると予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。